あしたえること ここのえ
くれない むこうぎしのゆめ
つつみこむ くらやみ
きにくくられた かぜ
ながめる ささやき
さわぎだした あしのうら
なにげなく ゆらす わたし
なに ....
遠すぎるから真円にまごうのだ
あなたは真円で無いのだ
お願いだ
人の形をしていてくれ
真円に飲み込まれる音がする
永遠などないというこの瞬間は永遠だ
あなたは永遠では無いのだ
....
これからはもう
あざやかに
脳に刻まれる出来事は
ないのだろうと悟る
過去にも
未来にも旅立てず
目の前に映るものがすべて
感動も傷も浅いかわりに
一日の最後に
たどり着きた ....
人間のパーツは一つでも失うと他を補おうと成長していく
人間の感覚や感情も一つ失うたびに強くなるのだろう
傷つき裏切られる事により思考パターンがどんどん力強くなるのだから
三つ目人の国では二つ目人が怖れられる
優しの国では独りよがりの者をみながいたわる
みなが少しずつ病んでいる国では
危険な病いも紛れてしまう
....
ああ、そいつは俺の事だと思っていたのに。ふふん、
と猫が笑ったのが見えて、ああ、そいつはお前の事だと
わかった。お前のひとことにしびれた世界中の奴らが、
今でも夢の世界で揺らされているというの ....
スピードを上げるほど
向かい風は強くなる。
もっと、加速しろ、
アクセルを緩めるな。
写真の中の
あなただけですね
まっすぐに
わたしを見てくれるのは
そんな優しい目で
じっと見つめられたら
なみだが出ます
帰る場所のない人こそ一点に留まる
寂しさを解体して
目を瞑る
うつむかない
前を見ない
定まらないこれは
警鐘なのかもしれない
孤独とは
つながらないことではなく
むしろつな ....
天気のいい日ほど何もしたくない
自分でも病んでるなとは思うぜ
一旦何もしなくなり始めたら止まらない
もはや全てが面倒で 世界の全てに傍観者で
愛しいもののために何ができるかと考えてみても
行 ....
砕けた心は 何も語らない
心が張り裂けそうだ と
思う心は まだ張り裂けていない
彼がまだ詩を書けるゆえに
あるいは
詩が彼を生かすゆえに
....
彼は100mを9秒87で走った
しかし彼は詩人と呼ばれたかったので
あらゆる勧誘を拒んで詩を書き続けた
その詩はとてもつたないものだった
極貧の死の床で彼は初めて思った
オリンピックに出た方 ....
安心する
心は簡単に隠せる
不安になる
心は簡単に隠せない。
もしタイムマシーンがあっても僕は使わないだろう
なぜならばどれだけ過去を変えたとしても罪は
結局の所∞リングのように繰り返すのだから
僕はむしろ気持ちよく人生を駆け抜けたい
すべてのしがら ....
焦燥・20.9%
享楽・18.7%
惰性・16.2%
意地・12.5%
凹み・9.7%
探索・6.4&
自己嫌悪・5.9%
自己愛・5.9%
使命感・3.7%
何も無いはずなのに
何かに引き寄せられる
ような
すべては離れていくいっぽう
一部分だけがつながっていく
感覚が
言い知れぬ
深みへと
引き込んでいく
自分の部品が
一 ....
{引用=今は まだ 木々の向こうを望む事のできる山間の
風の長閑けきは 彩りの草原にみゆ
姿 まだなき 落ちる川のほとり
下り行く向こうに 届かない思いは馳せり}
梅田のヘップの前は
人でごったがえしてて
一瞬よそ見しただけではぐれてしまう
ちっかちっかちっか
「渡ろう」と彼は
急いで私の腕を荒く掴み
向こう岸へと小走り
もちろん
向こう ....
三日分のカレーが作れるような鍋に
今夜分のカレーを作った
もう
底のほうにしかない
なんかさびしい
この鍋の
八分目くらいのところに
痕がある
....
泥棒が全て持っていってしまう不安な話に花が咲く母
そんなことあるはずないと言うほどに母の泥棒リアルさを増す
隣人もサイレンも犬も幻聴となりて王国平穏無事に
繰り返ししつこ ....
切花
牡丹は
いま
ただ花開くために
命かけているのに
私は
いま
無理なことばかり
要求されるんですよ
所詮
あなたの道具です
切花
この牡丹の花と
ど ....
愉しい夢でした
笑っていましたから
わたしも
人を笑わせられる
それはとても
愉しい夢でした
いつも
昼に見る夢は苦しくて
すぐに
身体は重力にもどるのに
今日 ....
その喧騒の中にあって、ミス・ブランチだけは異次元にひっそりと佇んでいる
ようだった。水槽の中で絶えずうごめいていて他のものはひたりと動くのを止
めている。彼女は金の魚ではないのに金魚という種類だ。 ....
メンソールが良い。
携帯の画面が初めて息をしているように感じた
あの瞬間
メール機能に感謝をした。
8年の想いは「ずっと好きやった」というたった
たったそれだけの言葉に凝縮されていた ....
もしかして
もう梅雨ですか
寒くって
洗濯物が乾きません
世の中に
五月晴れなんて
もしかしたら無いんじゃないかと
半袖をしまう
わたしなら
そんなありきたりのこと
口にし ....
死にたいくらいに面白い人生を突き進むぜ俺は
堕ちていくスピードだけがやけにリアルでマジで速く終わってくれ
あっても仕方のない金は一瞬で浪費するのが馬鹿の知恵
そうこれで正気になるんだ真面目に働く ....
陽がさしていて
わたしのふとももは暖かくなりました
宇宙の地球の真ん中で、
わたしはただ
光のはやさで届く暖かさで
ふとももが
じんわりじわりと
地球の世界の真ん中で、
....
5月陣
200人
北朝鮮への検討していることを
示少クに出発西日後7時431分
GW上京9報道確本初
第1ワシ米国務次官補東アジアン
力をかける用意の有無は不明だ
共同外相読売通信を遺棄 ....
グリコのおまけのグリセリン
咲いたばかりの美しい
グラジオラスに擦り付け
花咲爺に殴られた
そんな台詞は納屋にしまって
早起き鳥がコケコッコーと
軍人精神が染み込んだ生卵を
青大 ....
黄色の傘がルーレットのように回り
答えを落としていった
ぽつんぽつんと落ちてゆく答えより
回る傘の鮮やかさにみとれていた
色のない答えが静かな雨に溶けてゆく
黄色の傘が警告ランプ ....
120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160
【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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