王の道よりも
   羽の道を歩きたい
   どこまでも空が見える
   森を分ける道を
   雪のなかを燃える
   白い火の道を
 


   羽のあるけだもの
   上下する星々
   いつまでも動かず やがて
   朝焼けに呑まれる月


   悔しさよ 苦しみよ 痛みよ
   俺を育ててくれ
   飛 ....
以前のわたしは

詩の宿題もう〜ん?う〜ん?と

机とにらみあいっこしながら書いたものだ笑


詩はわたしの心を鏡のように
映し出してくれる

詩は涙をだせないわたしの代わりに
 ....
夜明け前の世界

コツコツコツ・・・・

昼間にはあまり聞くことのない音

空間に響きわたるこの音は

自身の過去や思い出、不安や考えを

頭の中によぎらすものだ

でも考える ....
想い出は
いいものばかりで

ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど

聞こえたら
ごめん

答えないで

想い出が
更新してしまうから
夏の昼間
人の少ない
駅ビルの奥のレストランで
アイス珈琲たのんで
一服して

新幹線が
陽炎の中
行ったり着たり
何本も
ずっと見ていたよ

ひとりになりたくて
こんなとこ ....
海の世界は
しらない

だから海に
身を投げて

底深く
沈んでみよう



青い空も
頬触る風も

友達にも
なったけれど

次に逢う時は
知らん顔なのさ

 ....
  



   指にとまったかげろうを

   高い建物の上に連れていけば

   どこからどこまでが空なのかを

   教えてくれるかもしれない
 
 
   水に映る自分を
   かきまぜてもかきまぜても
   自分にもどる
   短い季節の
   深い水底に手が届きそうな気がする日には
   凶龍よ
   おまえの翼に触れるものも
   いるかもしれない
自分がさらけ出されるものであって、
自分をさらけ出すものではない。
またきたね、匂う夏が、
むせかえる、草叢のにおいのなかで、
ぼくらは、呼吸をする

過剰な、色彩の、
この、感情の、渦に、巻かれ、
色をもたない、ぼくらは、
草色に、染められてく

 ....
足をすべらせた先はメトロ12号線の乗り換えの複雑な何とかという駅
スイングするのは、もういいやね
天井から謎の配管の先っぽが垂れ、汚れた水がひっきりなしに落ちる
時差の彼方の蒸し暑い故郷に、あの ....
今日は雨雨の一日でした。いやもう昨日か。セブンまで買い物いっても膝から下がびしょびしょです。風邪ひくわ。

ほんと、漫画みたいに、自分の回りだけ傘で空気が保たれていて、あとは円形に雨が囲んでる。そ ....
デデキントはタイムマシンを発明した
彼は狂気の科学者であった
1分前に戻って自分を殺したらどうなるのか
彼は禁断のタイム・パラドックスに踏み込んだのだ
デデキントは過去へと移動した
目の前に ....
高柳はテレビジョンを発明した
スイッチをつけた
砂嵐のほか何も映らなかった
「失敗だ」
彼は絶望のあまり自らの命を絶った
時は大正が昭和に変わったちょうどその日
BBCが世界初の実験放送を ....
スピルバーグはすすり泣いた
「2回に1回は好きに撮らせてくれると約束したではないか!」
やはりユダヤ系の初老の男がせせら笑った
「事情が変わった。それに契約書があるとでも言うのか」
「次は『宇 ....
 



二つの言葉の義眼をはずし

二つの穴にたまった雨水に

羽根が沈んでゆくのを見る
  

参道下の古ぼけた店で
岩魚の塩焼きを齧る
雨が降ってるので
ゆっくり と齧る


しらやまさんに降った雨は
百年後の加賀平野を潤す


その雨が
降っているので
ゆ ....
それぞれの空があり
それぞれの海があるように

それぞれが少しずつ違うからこそ
世界と呼ばれるものがある
ぼくらは

お互いを知るために
生まれてきたわけではないけれど
傷つ ....
仔犬のワルツが弾けるまでは
ピアノをやめさせないという
お母さんがいたのだと

どこで聞いたんだっけ

そんな話をしていたとき
そうだ
これは
貴女から聞いたのよね

想い出して ....
 


けだものの心に近づいてはいけない
けだものに喰われてしまうから
けだものの心を知ってはいけない
けだものになってしまうから

けだものの心は
晴れわたる心

恣(ほしいま ....
   思い出せない言葉のかわりに
   鳥を葬り
   砕けていく雲を見つめる


   質問と答えを
   同時に失うとき
   翼を求める気持ちをおさえられない


 ....
もう ええわ

あしたになれば
わかるこっちゃし

いま悩んどっても
らちあかん

寝よ 



などと

言ってみる
芳彦は宇宙船に吸い上げられた
一晩中生きたまま体を検査され明け方に解放された
解放される直前に流暢な地球語で告げられたのは
何も心配しなくていいことと記憶を消させてもらうということ
宇宙船での ....
トニーはテストの最中にたった一本の鉛筆を落としてしまった
音の大きさに比して精神的な衝撃は相当なもので
クラス全員の視線がトニーに集まった
鉛筆はケレケレケレとどこまでも転がって行く
軍事国境 ....
その死は所見で自殺と推測されたが、念のために聞き込みが始まった
隣人A「俺じゃねーって。挨拶もしたことないしー」
上司B「えっ、夕べ? みんなで飲み会してましたよ、全員が証人ですよ、ワッハッハ」
 ....
    火のなかに失ったもの
    火のなかに忘れたもの
    火のなかに入り
    置いてきたもの

    
    三つのものの区別がつかなくなった今でも
    お ....
    思いもよらない場所に
    手が くちびるが
    触れてゆく
    思いもよらない場所に


    いるはずのないひとの
    手が くちびるが
    ....
    半分くずれた家のなかで
    少女は少年を待っていた
    ほこりっぽい昼の陽が
    砂を焼くにおい
    うっすらと差し込む光の帯を避け
    髪を短く切り ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
ノート(37Y.3・7)[group]木立 悟105/7/12 6:44
ノート(36Y・1.29)[group]005/7/12 6:42
詩をかくこと淀君0*05/7/12 4:43
夜明け前の時間1*05/7/12 4:36
想い出蒼木りん8*05/7/12 0:51
避暑地005/7/12 0:37
プランクトンから205/7/11 23:39
ノート(36Y・6.27)[group]木立 悟005/7/11 17:45
ノート(35Y・12.3)[group]405/7/11 0:30
ノート(35Y.7・20)[group]205/7/11 0:23
詩とは、いとう905/7/11 0:22
青色銀河団1105/7/11 0:09
巴里に逃げるSix005/7/10 23:56
傘とわたしuminek...5*05/7/10 23:42
寓話 不可解な死 6[group]クリ3*05/7/10 21:46
寓話 不可解な死 5[group]1*05/7/10 21:45
寓話 不可解な死 4[group]105/7/10 21:45
ノート(35Y・10.25)[group]木立 悟205/7/10 13:44
しらやまさんのこと(5)[group]AB(なかほ...505/7/10 9:48
60億分の1ベンジャミン6*05/7/10 0:57
苦虫蒼木りん005/7/9 23:07
ノート(35Y・12.8)[group]木立 悟205/7/9 23:00
ノート(35Y・9.4) [group]205/7/9 22:57
セリフ蒼木りん205/7/9 22:47
寓話 不可解な死 3[group]クリ3*05/7/9 21:23
寓話 不可解な死 2[group]5*05/7/9 21:23
寓話 不可解な死 1[group]4*05/7/9 21:22
ノート(35Y.6.16)[group]木立 悟505/7/9 12:28
ノート(35Y・6.30)[group]305/7/8 16:17
ノート(35Y、5.9)[group]105/7/8 16:16

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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