至高の愛と讃美に恵まれて 結ばれ合った自分達
ぼくと君
それは 「永遠なるもの〜The Everlasting〜」
〜 ……8年前の あの真夏の日々……
……遠い追憶… ....
お兄ちゃん、と
呼ぶのが
照れくさくて
そのまま
僕たちは年をとった。
あなたは家を出て
後を追うように
私も出て
あなたは戻り
あるいは他所の国へ
私は
死ぬまであなたの弟 ....
私は、酢飯なんかと顔を合わせたくない!!
あなたと顔を合わせたい!!
夏の空はとても気性が荒くて
すぐに稲妻をチカチカさせて
怒りながら泣く
ぽつりぽつり
小さく涙こぼすなら
ワッと泣いてしまえばいいのに
困った女の代表だ
とても真似できない
そ ....
折り曲げて
構造物に組み込んでいる
脚を打ち込み
腕を捻じ曲げ
小指は空を指し示す
ある人が妄想だと言うと
ある人はお父さんと叫んだ
通り過ぎていくだけの人たちの中で
街にさらされた
....
白馬に行った
気圧の変化で耳痛い
トンネルをくぐったらすごい雨
またトンネルをくぐったらすごい晴れ
白馬についた
涼しい〜
湿気もないし
空気もうまい
早速ニジマスつかみどり
....
体温と体温が混じりあい
肌と肌の境界を失うように
わたしとあなたも、また
いつしか混じりあうのだろうか
それとも、また
いつまでも失い続けるのだろうか
熱的終焉の果て
触れあうこ ....
いらっしゃいませ。
いらっしゃいました。と頭を下げる
道路で逆立ち
何を聞いても
《こそあど言葉》返信
後ろがつかえたら
工事のおじさんの手振りで誘導
歌う時はきみ( ....
見えない津波に怯えながら
呑みこまれてたまるか
油断せずに流されずに
後悔
しなくてもいいように
慌てている日々は
自分を失う
人は
機械じゃありませんから
繊細で
こころのこ ....
乱れた心に
流れこむ無情
忘れてしまいたい事さえ
TVのニュースで流れる
時代に気付き
我が身の儚さを嘆き
重くのしかかる 避けられない
運命の糸を辿る
全ては泡の如く
消え ....
地べたに寝転び
子供の青空を見る
美しい腹を見せて
ジエット爆撃機が
堂々と飛んでいる
何百人も昨夜
殺してきたのだから
当たり前だ
りりしく飛べ
蟻んこよ
俺の頭に登 ....
編集担当のデスクに、どんどん山が出来ていく
原稿、取材メモ、伝言、領収書、手紙、新聞
未読書類、読んだけど理解できない資料
カロリーメイト、ネクタイ、靴下かたっぽ
煙草のヤニとコーヒーによって ....
こころのこもらない鶴が折られ
こころのこもらない紙花がくくられ
こころのこもらない製品がつくられ
むしろ
面倒だとか
時間に追われながらとか
悪戯にとか
こころのこもらないもの
....
君の左腕には
何本かの白い筋が、横に伸びている。
いつか話してくれたことで
初めてその傷に気づいたんだ
遠目からじゃわからないんだけれど
それ以降、君の左腕が気になってるんだ
....
あんまり強い陽射しだから
「白いところ」と「白いところ」の間を選んで
アツクならないように
そうっと歩くんだ
ぼくの思考回路上
暑くても息を荒くするのは
....
カネ、ある方がいいし。
カネ、ないと生活厳しくなることもあるし。
カネ、誰かのために使えることあるし。
カネ、じぶんのために使えることあるし。
カネ、でもすべてじゃないし。
....
日本の子供たちの思いやりが込められた
膨大な量の千羽鶴が海を渡った
あばら骨の浮き出た子供たちは
弱々しく 震える手で
ひとつひとつ 千羽鶴を開けた
何も入っていなかった
....
自分も
いじめたりするけれど
猫を悪く言う人が
嫌いだ
猫を
かわいがりすぎる人も
なんとなく
気持ちわるい
認めなかった犬と
いまは暮らす
犬は
帰るたび
喜んで ....
はい。私は馬鹿です
そうです。私は馬鹿です
何にも知らない馬鹿です
何でも信じちゃう馬鹿です
男にだまされても 気付かない馬鹿です
私ってホントに馬鹿だな・・・
....
月に照らされて薄く色付く
君の横顔は とても綺麗で
少し青く輝く月は 静かに僕らを包み込んでゆく
虫の音が鳴る 月明かりが綺麗で
そっと君に口付けした
君の瞳から スーッ ....
勝ったり、負けたり
哀れんだり、妬んだり
心はとても忙しいね
自分だけは正直だと
勘違いして
誰も信じられなくなって
分かってるんだ
何もかも
まるで綱渡りのように
バランス ....
かいつぶり 片目瞑って 飛んで行け
そらにはヒカリ 地には蜘蛛 食われる獣 食わない死人
みんなみんな大きくなった 伸びた顎髭 剃ってみろ
胡瓜の佃煮食べてみる 甘酸っぱくて ....
「はい、田村さんは最初シュレッダーで書類を裁断していたんです。
叫び声がしたので見ると、ネクタイが引き込まれていたんです」
「いいえ、そうじゃありません。すぐにシュレッダーは止めたので、
そ ....
「なになに、なんか書いてあるぞ。えーっと
まず柵を乗り越えて端まで行き、どれどれ
身をのり出して下を覗きますと、ふむふむ
転落しますので、ご注、わーーーー----___...」
....
首が痛くなるまで
眺めていたが
風がないから
つまらない
つまらないから
キリがない
晴れたお空に飽きたので
リックサック放り投げ
転がり出てきた
桃缶を
三つ指ついて ....
風呂場で、さっき
久しぶりに短くした髪の、切れ端を
洗い流そうと、シャワー浴びてて
思ったの
あなたにはそっちの方を呼んで欲しい
夜の名前みたいで、16くらいから嫌いだったし
周りは親とか ....
十代のころ
風呂で毎日肌を磨いていた
それは
白蛇のようになまめかしく
女というものは
綺麗であるべきもの
愛されるために生きるもの
それだけでよかった
なのに
酷いのですよ
....
惑星の軌道が外れ
外惑星が招かれた
北の空にはシリウスが
東の空には帚星
翳る南は新月の
西の館に可憐な姫が
ガレリオ眼鏡で首を振る
百年経ったらまたおいで
....
こうやって
腐っていくんだなぁ女たちは
気のせいじゃない
女たちが暴露話で盛り上がる
隠しすぎの人も嫌な感じだけれど
何でも曝け出してのおしゃべりも
見っとも無く
何のために張り切るの
....
左足が捨てられた砂浜
ずっと目を合わせられなかった砂浜
砂浜を演じていた砂浜
腐らない写真を捨てた日
うしろめたさが熱い砂浜
足音が引きずられる地瀝青
焦げた靴にうんざりした人の
叫 ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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