さよならダーウィン
僕は気づいてしまったから
さよならルーシー
夢の形
宇宙からやってきた父
光ワープ
通り過ぎる星は次々と砕けた
時間さえ追い越し
....
Marlboro
マルボロ
たまごボーロ
煙草
マルボロ
たまごボーロ
うむ。
ニワトリ
しりから
たまご
ぽろ
うむ ....
卵を産んでいる親蜘蛛を
卵と一緒に握りつぶして
やさしい少女の顔をした少年
そのままの手で夏の樹を抱く
声色を憎んで 鮮やかに失えば
月明かりの下 子猫が呼んでる
子守唄を奏で 艶やかな貴女は
あの日に繋いだ その手切り落とす
(さくら さくら) 夜毎に咲くは
(さくら さくら) 赤く ....
早朝、大阪へ帰る友達を見送った後
まだ静かな町のドトール
似合わない主婦が一人
普通にゴンチチとかせつなくて
カフェラテも苦い
友達の後姿、自分と重なって
今年の夏さようなら
確信ゆ ....
眠ってしまうと
明日に繋がる
私のメインは
仕事じゃない
子育てでもない
人間
失格
身勝手
我が侭
結構なこと
すきにすればいい
こ ....
瞑想し、神秘的なオーラに包まれると
彼はあらゆる奇跡を起こすのだった
水は固いと信じれば水の上を歩き
虹の向こうに幸福があると思えば虹を渡った
彼は奇跡の力をどんどん強めていった
今夜、夜空 ....
ヒャーの中に落ち込んだ時、なんとかふんばった20代の俺
END
空が
屋根の近くまで来て
おめでとう と言う
握手しようとしたら
消えてしまった
みんな
消えてしまった
おひさまは 遠く
おひさまは 居る
どんなにたくさんの子の絵のなかで
ぐるぐるまるに描かれても
誰も見つめることも
近づくこともできずに
おひさまは ひ ....
四角く
明るい暗闇の中で
僕は不透明なオイルライターを灯していたんだ
外に出ればどうなる
はみ出せばどうなる
消失する私
崩れ落ちる
世界は丸くない
だけ ....
神 鳴 り が 天 地 を 引 き 裂 き
黒 い 空 に 凍 て つ く よ う な 色 の 虹 が か か る 。
小 鳥 は 悲 し み に 閉 ざ さ れ そ の 形 の ま ま 影 に ....
檸檬
光る檸檬が
見ていたかった
まだ
ナイフを入れてはいけない
その酸味が
私を殺すから
そして
いつしか
レモンが衰えて
光らなくなる
そのとき
はじめ ....
あれは冬だったから
あの月とは違うけれど
1月10日のあの街の
あのビルの森の上に出ていた月と似ている
8月
今夜の朧月
明日
現世は終戦記念日だという
夏が折り返す
も ....
言っておくが、これは俺個人の考えであって、
読んだ人間に押しつけるものでもない。同意も求めない。
ただ、今現在の考えとして書こうと思う。
日航機墜落や終戦記念日が続く。
どっかのキ ....
盆休みのUターンラッシュのクルマの群れ
へのへのもへじのおとなたち
なんか語呂が好いなぁと口笛を吹く
潮溜まりではイソギンチャクが手を振って
近寄ってはいけませんよと
ダボハゼのおかあさん
....
雷鳴って、けっこう好きかも。いやなんとなく。
自分には振り返る歴史がないんだよね。サッカーゲームの、ヒールパスのように。
ホールドしない。あんまし。
ホールドすると疲れるから。 ....
私の中に
黒々と
夜が あって
夜の中には
顔がある
ひとつ
私の中の
黒い黒い
夜の中で
笑ってください
臨終の床で何か伝えようとする善三
大地「お父さん、何が言いたいんだい?」
善三「…絹子…… 」
医者、聴診器を耳からはずして神妙に
医者「亡くなられました…」
頭を垂れ ....
そんなもんだよね。
僕、手がかかるし。
僕、結構面倒だしね。
キミがキミの時間を楽しんでいて、
なんだかそれでいいじゃんね?
キミが今きっと楽しくて、
なんだかそれでいいじ ....
教会駅に暮らす
おじさんは
だらしがない
よみおえたH本を
ベンチに
ぽんとおいて
葬列に
自慰したり
そうやって
泣いたり
する
またある日
となりの
おんなの子の ....
東京のかたすみで齧る
レモンの味は
とてもさびしく
小学生のわたしは
校庭のすみに駆け寄り
朝日に似たものを吐瀉する
(バラのとげはひとつひとつていねいに折ること)
希望の春のノ ....
どさくさに紛れ僕は苦く笑った
涙の流れる道筋はもう消えていた
空が震えてる、消えてはいない
僕の流れる道筋は
光によってハッキリとわかる
どこかにあること、だけが
愛が生まれた日、二人 ....
塁審「アウトーッ!!」
ランナー「えっ、なんで桑田が一塁にいるんだよぉ?」
桑田「さっきこっそり入れ替わったのさ」
ランナー「じゃあマウンドにいるのは…」
桑田「横浜の中田市長さ」
ランナー ....
ワトソン「なんの証拠も目撃者もなし。人間関係のトラブルもなし。」
ホームズ「盗まれているものもなし、だろ」
ワトソン「ああ、完全にお手上げだ」
ホームズ「だろ?」
ワトソン「だろ、って何だよ、 ....
思うことなく
信じることなく
ただ願いながら歩きます
わたしたちは無く
あなたたちは無く
ひとり
目をひらくものがいなければ
目をつむるものがわからない
そんなこと ....
いまはもう
どうでもいいはずのあなたの
うた
それは幻で
あなたでない
あなたが書いた
ほんとうのうただった
いまのあなたは
出し殻で
きらいです
猫なんて
なでている
....
家のそばに浮かんでいる
家と同じかたちのふちどり
それがなにかわかりません
晴れた日にも曇りの日にも
空に無数にきらめく粒子
それがなにかわかりません
まじわり ....
ひっきりなしに鳴り響く電話の受信音
おまえは休む間もなくその応対に追われている
全てをマニュアル通りのトークで何十件とこなす
同じことを何度も聞き、何度も話すおまえ
....
夏の日差しだ
これは夏の日差しだ
覚えている よく覚えている
夏の風だ
これは夏の風だ
覚えている よく覚えている
カエルの声と 水田の青々さと
僕の心臓は ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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