雨が壁に喰らいつく
    窓がひとつあいている
    遠くくすんだ茶のひかり


    金のこだま
    けだものの声
    子供の胸に入りこむ

 ....
それはダメだそれは違う
いつから
そんなに潔癖になった?

完全などどこにもないと
知り尽くしていた先人たちは
いったい
どこに消えたのか

お前はダメだ
お前は違 ....
台風11月号が東京都を襲う
それはセクハラと言うより
パワハラに近いなどと言うつもりはない
殆どレイプなどとは絶対に言いたくない
居直り強盗と言うより
テロリスト集団のゲリラ活動のよ ....

ひゅうるうるう

風がなった

うーともないた
マンションの中にいる少し苛立つ僕に
窓から

風は声に聞こえる

今日彼女を後ろに乗せて
あるいは
かわりばんこに
新 ....
    喰いたくてそこに居るのなら
    苦痛だけは残しておいてくれ
    苦痛さえあれば
    数億年後に詩はふたたび生まれるだろう



    間延びした快楽 ....
夏祭りの夜へと
手を引かれた私の
耳たぶ、薄く
汗の艶、熱く
提灯のように
風に赤らむことを
しっとり許された
夏祭りの夜に


石段の高みへ
鼓動と鼓動の、 ....
頭の中
遠い野原
夏の粒子がさらさらと
光の加減でモザイクを並べる
都合の良い再生
無意識の補修が優しく波打つ


振り向いた少女のワンピースは
夏じ ....
ここ
一番最初に
日光から忘れ去られてゆく部屋の隅
扇風機の風の届かない角度に
やや赤みを帯びて群れる闇に
夜のたびに
わたし 大変しっくりくるの
あなた欠け
わた ....
窓の外を眺めてぼんやりしてます。

朝起きると見慣れた部屋が
何だかいつもと違った風でまるで人の部屋にいるようです。
空がまだ青みがかってる明け方に目を覚ました私は
別段、用事がある ....
生きていこうと思った。とりあえず生きていこうと思った。

わたしの大事なおりこうさんは、まだ、パンクして寝ているし

わたしの大事な kiss も 届かない。

I love you と  ....
給料日

給料日

今日は25日で

給料日

健康保険が

年金が

所得税が

昼飯代が

いくら引かれてるかなんて

どうでもいいのさ

金額さ

手 ....
やっぱり
今日は玉子どうふが食べたい

ラジオの
つまらないお喋りを消す
雨音の主張
台風が来るんだってね

崖の上に暮らす人たちは
この夜が
最期かもしれないと思って
寝るんだ ....
お遊戯が 原型で
手を つなぎ
輪で おどる

お昼寝の おふとんは
ふかふかの
おひさまで

おとなりの おふとんは 
ふくふくの
まあるい手

まどろんで 握った手

 ....
すこしのことで
こんらんする
ざらざらななみだ
たまりて
できた

なみだぶつ

なにかありがためいわくな
そんざい
ぼくのなみだぶつ

まいにちいのっているよ

くさのに ....
    灰色のブリキとトタンでできたふたつの長屋にはさまれた一本道

    ところどころつぶれた家から見える海には朽ちた船が散らばり

    生きたかったのに生きられな ....
僕が生まれた頃

空は今よりもうちょっと身近にあった
雲はいろんなものをカタチ作るから
それだけで面白かったし
行き先も告げずに日の暮れるまで遊んで
「烏が鳴くから帰りましょう」と手を振る ....
いつもと同じ時間に
枕元の目覚し時計のベルで目覚め
めざましテレビを眺めながら
へこんだヤカンに水を入れてコンロにかけ
お湯が沸くまでのわずかな時間に
薄切りのハムとすこし萎びかけたレタス一 ....
当然のことだけれど
誰もがどこか欠けていて
欠けている部分を埋めるものを
死ぬまで探し続ける
それが人生というものだよ
という人もいるが
ぼくはそうだとは思わない
多くの人は
欠けてい ....
これまでにいったい
いくつの財布を使い
いくつの財布を捨ててきたんだろう
ある年齢を過ぎた頃から
新しい財布に買い換えても
それまで使っていた財布を
捨てることができなくなった
だから
 ....
再会の地に佇んで草臥れた
10年間待ったけどまだ来ない
樹海では磁石が効かないから
GPSが必需品といったのに
頑固なデジタル嫌いなお人なの
あの人は古臭い
ゼンマイ時計が好きなの ....
 
 
 
 オナニーはセックスか?だなんて
 
 疑問に思うもんじゃないよ
 
 
 オナニーが素晴らしいと叫ぶ俺が
 
 それを見ながらオナニーを始める君へ
 
 
 セ ....
冬の支度が忙しい

水車小屋から糠
炬燵にパジャマ
電気毛布に掛布団
口の減らないパン
売れない米の廉売
嬉しい知らせのキス
食べ飽きた政見放送
食えないお好み焼き屋

これから ....
ゴミ箱のふたには
大きく達筆で

 燃えないものは
 潰して中の空気を抜き
 嵩を減らしてください

         と記してある

おそらく読者は私だけだから
あらため ....
私の潤みが見上げたら
あなたの潤みが見下ろして
液体・固体間で混乱してしまいますので
固体であることを確かめるには
錯誤の原因に満ちた視界を 失くすことです
そうして 固体ふ ....
いつものように顔を洗って
出直してこいよなんて言われなくても
そんなことくらいわからないわけないんだよ
わかっててやってるんだから
君に会えなくなっても
君の夢くらい見たっていいじゃない ....
細胞の輪郭は
発熱に適した形なの ね
あなたの音源との距離感は
可笑しくて悲しいけれど
あなたの感覚器の滑稽な分離も
可笑しくて悲しいけれど
さらに 伝導にも適した形なの 
 ....
扉が 開いたらば
扉が 閉じた
そうして
扉が 閉じたらば
扉は 開かない


誰かのシャツの白の残像は 
どうして これほどに
光に還元されがちなのだろう
な ....
そうだなあ

お前さまだけじゃないよ

ぞんざいに扱われるやつは

そんなものは

五萬とある

わたしだってそうさ

もうめったなことじゃ

傷つかなくなったよ

ぞ ....
僕は、語り続ける





LOVE AND PEACE














僕は ....
湿った初夏の夜の闇に
ケラケラケラ ケラケラケラ
ケラケラケラケラ ケラケラケラケラ
ケラケラケラケラ ケラケラケラケラ
ケラケラケラと無機質な含み声
ケラケラケラとケラが鳴く
 ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
ノート(29Y・9.4)[group]木立 悟005/8/27 19:48
No、No、Japanuminek...0*05/8/27 14:10
脱腸脱獄チェーンソーハニーあおば105/8/27 0:28
水色の世界石川和広9*05/8/26 17:36
ノート(29Y・9.26)[group]木立 悟405/8/26 16:54
夏祭りA道化505/8/26 14:52
エコー305/8/26 14:15
当てはめ105/8/26 14:14
窓ガラスに流れる幾筋もの雨と思い藤倉けい205/8/26 11:21
生きて行くと云う事。(独白 )。すぬかんなが...405/8/26 1:05
働く私のうた蒼木りん10+05/8/25 23:17
無責任405/8/25 22:43
カモマイル月音305/8/25 21:27
なみだぶつ石川和広6*05/8/25 20:31
ノート(28Y・8.31)[group]木立 悟305/8/25 20:03
遠い夏[group]LEO3*05/8/25 19:13
殺し屋入門大覚アキラ205/8/25 10:08
欠落305/8/25 10:06
財布墓場105/8/25 10:06
樹海で待ち合わせする青白い恋人あおば205/8/25 7:10
【 オナニーサイズの LOVE AND PEACE 】豊嶋祐匠2*05/8/25 6:57
偽造愛憎既成事実〜あれから〜あおば105/8/25 6:14
半透明3*05/8/25 0:32
海の部屋A道化305/8/24 20:21
夢見る継続いとう605/8/24 18:30
新陳代謝A道化805/8/24 11:18
橙色205/8/24 11:16
足し蒼木りん505/8/24 9:04
【 必要の無い LOVE AND PEACE 】豊嶋祐匠005/8/24 7:10
ケラケラあおば0*05/8/24 3:57

Home 戻る 最新へ 次へ
103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 

【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.43sec.