{引用=
ぼくのお腹 ほろほろ酔って 重たくって ちどり足
でんでけ でんでけ でんすけ でん
すいか 甘いか? 食べたか? 酔ったか?
腹 黒くって いらないっか・・?
頃合いは 真っ赤だ ....
{引用=
碑に賜う空は 秋のはじまり
あの日
そう
あの日も 自転車で
そう
今日もまた
颯爽と
空へ
2005.8.7"ひとりごと"より ....
{引用=
七色は 古来より咲かせて
はせりを いふなり
今は まだ
蒼いにもそまりぬ
花いちもんめ
2005.6.23"ひとりごと"より
}
さんざめき、少しずつきえてゆくあなたの目に映るとうめいなちずをてのひらでよむ。ほほにながれるなまえをさがすように、丁寧なしぐさで紐を解く。なまぬるい、あめ、がらすにぶつかるたび、視界をぬらしてゆく。な ....
空が割れて
大きく割れて
なんという光のむだづかい
小さな笑みを照らしている
買い物は近くで
済ませたいのだが
近くの店はどこも
知り合いが働いていて
気がゆるんで
挨拶せねば
別人の顔を
見られてしまう
どう見ても
暇だから働いているようにしか見えない
暇 ....
夏の終りに埋められた小さな命の殻。
わたしはまだその場所を教えてもらえない。
わたしが泣くのは、自分の足元に生活があるからだ。
迷わず生活を選択しながら、
どう仕様もないじゃないかと言い訳 ....
どぉー
と真っ直ぐに降る雨は
あまり見なくなった
雨じたい
いまは
よく見ることもない暮らしぶりなので
乾燥している
どうやら
気づいてもないけれど
他の人も
そういうも ....
透き通る水色のふただった
おそらく夏に気づいたせいでしょう
見上げると光るその水色が
海の底でなくなったとき
少しなつかしい
バースデーケーキの香りがした
透き通る水色 ....
あくびする猫
ふたたび眠りにつく
あたたかさの支配者
頭上の見えない王冠の
むずがゆさに目を閉じる
....
願いの終わりに
願いはどこへいくのか
かわいた目だけが
鳥たちのつくる風を見る
私が存在しないと仮定すると
「私が」仮定することができなくなる
よって私は存在する
私以外に何も存在しないと証明できたら
証明する意味がない
よって私以外にも何かが存在する
何かが ....
さっき「ハゲしい口調で」と僕が言ったときに
ちょっと目がギラッと、なりましたよね
「あいつ、ヅラヅラまくしたてて…」と言ったときは
二度ばかり、プル、プル、としましたよね
「なんかズレてるなー ....
そとにあるよ
みんな みんな
そとにあるよ
黄色い光の午後に
窓のそばで微笑みながら
少女は世界を宿していた
....
我慢して
頑張らなきゃならないんだけど
我慢は
息を止めてるみたいに苦しいので
プハッとしたくなる
どちらかというと
吸い込んでから止めるほうが
楽なような気がする
吐いてから止め ....
十までかぞえて
お豆をとろとろ
といきも加えて
木かげゆれないよう
寸どめでかくしてさ
大きなおめめと
二つのハートで
小さくだかれた
糸でことばクルクル
ここにいる者は ....
暗闇の中で月が輝いていた
その月は決して欠けることなく
ぼんやり浮かんでいた
失ってはいけない
だから近づかなかった
暗闇の中で月が輝いていた
その月は決して沈むこ ....
お風呂あがりに テレビをつけたら
タップダンサーの方が ゲストだった。
高校卒業後 渡米されて 自力で道を開かれたようだ。
タップのことなど わからなかったけれど
憧れのスターに 手紙 ....
かわがながれて
うみにつくのと
ちがながれて
しんぞうにとどくのと
ちきゅうにみちができて
あたらしいちずができるのと
のうがはったつして
しんけいがどんどん
の ....
海には朽ちるということがない
からだのなかに
列車が走っているって
わけのわからないことを
あなたはいうけれど
誰もいない
きっとあふれだしている ....
僕は同じ光景を何度か見るんです
バイトの終わり 裏口のドアを出る
するとそこで 先輩の女性が
煙草に火をつけ 何かを心で転がしているような
そんな光景
バイトの終わり 施設の廊下への ....
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荒れ狂って
荒れ狂って
風が見える夜
誰もいない道がつづく夜
黒が雲のかたわらを過ぎ
銀の手となり地に降りそそぐ
....
いまは
稲刈りが済んでも
束ねられない藁束が
三十年ほど前には田んぼの隅に
何十と積まれていて
秋には
それが子どもの遊び
それで基地を作った
床を敷いて
階段を作って
壁を囲んで ....
温泉にいた。ぼくはKさんと二人っきりで露天風呂に浸かっていた。Kさんは恋人にふられたと言う。二人でそのふられ話をしていると、 Kさんは感極まったみたいでぼくに抱きついてくる。腕に胸の感触がする。
....
老人が早起きして
安心して散歩できる朝であれ
空が明けたら
諸悪はすべて潜みなさい
お巡りさん
おまわりなさい自転車
時速15?で
派出所に
パトロール中なんて看板は
意 ....
不快を感じて
顔を洗おうとするだけ
いまは正常なんだろう
ここでいうところの
基本的なこと
仕方がない
そういう生き物なんだから
妬ましく思ったり
強いものの陰に隠れたり
....
高い雲 低い雲
右からは見えない左雲
おうおうと鳴き
ふうふうと応え
夕暮れに撒かれる苦海の火
ひい ....
目の前に浮かぶ空気の穴に
全身を押し込むようにして消えてゆく
たくさんの鉄の踊り子たち
かすかにふるえるゆがみを残して
男として死にたく思う。我が死の果てに、仏も神も、あらま欲しく思う。 友は今、極寒に耐え、敵を待つ。知らせあれば、我撃ち行くなり。春が来て、咲く花もあり、花咲かぬ草もある。この ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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