自分を買い被り
自分に都合の
悪いトコロを
見ようとしない僕は
いつまでも
自分の弱さを
受け容れられず
もがき
自分の核から
離れた意識は
他 ....
衣擦れの音は
人の声のようにやさしく
草の声のようにきびしく
夜を過ぎる者の足元にからみつく
あたたかく 目を閉じ
....
初めは恐る恐る歩き
くるくる回す猿回す
目玉を焼いても炭団
回る地球は目が回る
回る寿司食いねえと
十石舟の執拗な強要
川上から箸を流して
スサノオを誘惑する
双子の星を潰す人 ....
どうせだから
あなたの視界に入りたくない
わたしを見ないで
人の為とか
自分の為とか
そういうの
考えてないから
そういうの
どこか
嘘臭いでしょう
世の中
損得 ....
お医者さんが言うには
何度も同じことを言う人は
その言葉を
疑っているらしいんです
本当に思いつめてる人は
何も言わないらしいんです
その日から僕は
口では「もうやめて」と言いな ....
マザーグースにふぇる先生ぼくはあなたがきらいです。どういうわけかきらいです。でもまったくたしか。という唄があったけれどわたしもあなたをみくだすワタシがきらいです。しょせんたかをくくっておんなはどうせお ....
そこは とても きれいな 場所でした 。 ぶるは 多臓器 不全 でした 。 とうさんと かあさんと 病院に たどり着いたとき ぶるは 向こうを 向いて おおきく 三回 息を しました
それが最期でし ....
青い空気をかきまぜる
そんな時がきたのです
時は夕暮れ
ヴォリュームを下げるように
スイッチを回すと
青は静かに濃くなりました
青い空気が動きだす
そんな時がきた ....
ちいさな ぶるが なくなりました 。 ちいさな ぶるが 死にました。 かわいい ぶるが なくなりました 。 ちいさな ぶるが あの夜へと 旅立ちました 。 あの夜です 。 うつくしい くに に 旅立ち ....
わたしは居ない者
わたしは居ない者
過去の法が生き返るのを見ている
死ぬものはないが
生きるものもない
あやつるものが あやつられても
止める法などありはしない
求めるものは ....
「おー、よしよし。いいこだねー。
ムニムニとしておってからに。」
「ぷきゅーう。ぷきゅぷきゅーう♪」
パタパタ…。
もたもた。
ばったばった。
ドッタバッタ。 ....
君を一目見ておれはシビレマシタ
その日からおれは変わった
まず格好を気にするようになった
服をいっぱい買ってみた
靴も新しいものを買った
リュックサックから手提げかばんに変えてみた
毎 ....
どこで一体あたしの熱意や
好奇心や探究心や温度が
詰まっているんだろう?
のどもとまできてくすぶっているのか
それとも
心臓近くの血管で?
こわれてなんていいから
バーンって爆発して
....
10月1日はメガネの日です
おれにはメガネマニアの友達がいます
かなりのメガネマニアです
もちろんそいつはみんなからメガネと呼ばれています
そのメガネが10月1日はメガネの日だ ....
君も
同じ夢をみたのかい
思い過ごしなら
私に空を見上げることを
させないで
紫の酒を
ソーダで飲むような
甘くて痛い酔いのまま
次の月の晩
ふたりのそれが
正夢になる ....
友達が言う
あなたはつよいよね
ツヨクハナイヨ
じゃあまたね
街は夜
車のライトにビルのネオン
きらきらして
誕生日ケーキの
ロウソク
カナシクモ アタタカイ
....
{引用=
ねえ、でぶでぶ
神様は毛がないってホント?
みたことある?
ねえ、でぶでぶ
にがいって字書ける?
でぶでぶの字って
うさぎの耳で ....
汚い部分を見せてしまうのは
恥ずかしいのです。
でも
詩はそれを餌として
大きくなる
美しさだけが善ではないと
気づかせてくれたのは
汚れちまった経験を
美味しく料理し ....
一枚の地図が置かれた
薄暗い部屋のなかで
手のひらに生えた双葉を
見つめていた
『自由』
↓
↓
↓
自分の行いや考えに
何の疑問も持たないこと、またその状態。
{引用=
空と 大地に 魔が射した
逃げ惑うものたち 立ち竦むもの
うねる大木の軍勢など 脇めも触れず
極限 氷河を撒き散らし
去って いった
夕暮れまでの清祥を 残して
}
正気で話ができるひと
天然ボケのふりをするひと
自分が正論のひと
気づいてないひと
弱さを隠そうとするが故の人
わたしは最近
苦笑ばかり
県道沿いの金網ってのは
子供の足にはぴったりで
あまりにも登りやすく
ほら
足をかけてごらん
もう一歩登ってごらん
そう
そこから
思いきって
またいでごらん
それ ....
「悔いのないように」と思うだけで支障がないというなまぬるい生活
言葉なんてすぐに超越する
そこをこえたところにあるなにか
静かに静かに 海の底に生きる者たちのように
そこに存在する者同士しかしらない
ひそやかな いのち同士のみの知る真実が
....
午後と夜の間の光の
素描の街を
行き止まりに至る道を求めて
さまよっていた
まず まどを あけよう 。ほこりで 湿った まどを あけよう 。 顔を あらおう 泪 で しめった かおを あらおう 。 泥を おとそう 。 生き方に 迷った ドロを おとそう 。かみを とかして 御 ....
生きていることの生きていくことの貪欲さを君はおしえてくれた。
真夜中におみずをちゃぷちゃぷのんだね いっかいだけ わたしの てに 身体を もたせかけてくれたね。きみに やれたことは なにもないけどき ....
肉という肉が乾く とても暑い日
茹だった蝉が湯気と摩擦して青い林檎の実に衝突
パチパチ って音は明らかにソレだ
祖父母の家に遊びに行ったんだ
立派な仏壇があって
向かって右手側には地 ....
トラよ トラよ 鋼鉄の猛虎よ
ちいさな呪術師に
泥汚れをくれてやりながら
龍から生まれし虎の事を思う
ちいさな呪術師を相手に 暇をつぶすのはもうやめだ
ハンダゴテはもう十 ....
97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137
【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.35sec.