みもふたもないはなしである
漱石の夢十夜の第一話
おんなはあっさりと死んで行く
おとこは大きな真珠貝を手にとって
庭に穴を掘り埋葬する
死亡診断書は何処にある
埋葬許可書はもらったか
....
私の中に
深く 深く
埋められたものたちを
日々に 深く
掘り返している
とても
大きな穴が
あく
おまえは いらない と
なにか かたちのないものが
あらわれて いいつのる
そんなことはない
わたしは ここにあるべきだ と
わたしも ぶつぶつと
いいつのる まいにち
それでも ....
?.
Good morning。もう いまは 16:32でそろそろBerry barに行く用意をしなきゃいけないころだけど、
なんだかきゅうに君になにかかかなきゃいけないような気もちがおこったので ....
天気雨を見つめる瞳の
涙はとどく
空の王座に
掴むべき対象は、いつでも飛んでいってしまう。
霧がかかった森の中にいるような感覚
自分は存在しているのに、包む環境があやふや。
そのうち、自分すらも靄がかかってしまう気がする。
....
コトリガぴっぴーて泣いたからあなたにくちづけた。
あなたはとても可愛い顔をしている。みんなにあいされとてもかわいいかおをしているちいさいころかあさんにねだった物語り。いまになって想いだそうとしている。携帯のさいとをおしえたらおおきな目玉をしてヨロコビ ....
見ていられない手つきで
君が包丁をにぎるものだから
僕は目がはなせない
指の皮すれすれで切り出される
それはきっと食べ物なのだろうけど
目を皿にしても
そこにおいしく彩られることは ....
いつだって振り返ると傷跡だった
不思議なことに痛みは無かった
カーテン一枚向こうに
無償の愛の世界があるというのに
その一枚が
私にはとてつもなく重い
獣のように叫んでいた
その時あれは狂気そのものだった
何故そうなったのかは覚えていないが
あれが何やらわめいていたのだけは覚えていた
そしてそのままベッドに倒れこんで
今ようやく ....
わたしのお腹
別の生き物
だって
鳴くから
わたしの意思を無視して
勝手に鳴く
泣きたいのは
こっちだ
静かな場所で鳴くな
情けない声で鳴くな
好き ....
さよなら
今度いつ会えるかわからないね
冷たい雨の…
夕暮れに 高速バス乗り場で お見送り
人がいたから 泣けなかったよ
あなたは私の近くにいない
いつもの場所にふらりと会いに行け ....
数十枚もの翼を持った
金色の生きもののことを考えるたびに
自分の内から眠りが消えてゆく
そしてそのあとに必ず
奇妙な痛みがやって ....
首がぷちんと取れそうなくらい縦に振って
ろくでなし、な自分を責めてました
社員ロッカーは狭すぎて
豊満なボディは入りません
だからシャウト
拳を天井に突き上げて
ハラスメントな毎日に
....
夕陽
沈まないようにね
駆けてるの
とげとげした気分になったのでとげとげした作品を書く。はりねずみロケット発射!である。よわよわなので半径50センチしか飛びません。自分にふりかからないように注意して発射である。はりねずみのおなかのような ....
お酒を飲むと
むかしは
食道から火がついたように流れ込み
身体じゅう燃えたようになったのに
いまは
まるで水のよう
そうやって
何杯もやっていると
目が回ってくる
すまし顔じゃい ....
ライラックの関節
樹脂の花
石鹸の羽
咲き誇る
手も足も
沼のもの
たたきつけられる煙
....
「すみません、オリジナリティは置いてますか」
「は?そんなものねぇよ。うちは15年コンビニやってっけど今までたったの1個も{ルビ仕入=い}れたこたぁないね」
「そうですか…」
「だいたい、オリジ ....
わたくしより
美しいものをさがせ
さがせ どこまでも探し続けろ
この世でわたくしだけが 美しい
他は いらない
華は 焼き払え
蝶は ピンで刺せ
鳥は 散らせ
わたくしだけ ....
君が
一本一本はねてくれる
ラスイチの
ブレーカー
ONにして
君が
消えてしまう
いつも
むねからこぼれた
うけとめられずに
そとからなげた
どんなボールも
うけとめたあのひとをながめて
それでも
ひとりになってしまって
はさまれて
はじけたボールを
わたしが
....
或る朝 目覚めますと
偏頭痛に襲われまして
強迫観念から詩を書きました。
書き終えますと
今度は耳鳴りがしまして
強迫観念から「すべて選択」をクリックしました。
画面一杯に羅列され ....
みなみのしまの もりのうえ
あたたかな 雨がふる
みちにまよって 雨やどり
トラの子が ないてる
きいてごらん
ホラ 大きなジャングルの
ホラ 小さなタイガー
くろときいろの ストラ ....
指の熱量と、すべりの良さの均衡が叶う事が、全て、だ
010010110110111010010
┌─────┬──┬──────┐
◎─┐ │ ┌─┐ │1 └┬─┐ │
....
左目の下に
はばたきがある
つねに つねに
はばたいている
価値あるものは
ウェブに流さないように
と
あなたは
哀れむように
わたしに告げた
わたしの
つむいだ言の葉は
みんな
元気でいてくれますか
それと ....
野菜が食べたい
なっぱが食べたい
ハムも少し入れて
野菜が食べたい
どんなのが食べたい
煮たのや
お浸し
おいしいご飯に
納豆
葱を忘れず
カレーもラーメンもパスタも揚 ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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