『頑張れ』は
嫌われる言葉となって久しい
わたしは情けない人間である故
毎朝『頑張れ、頑張れ、頑張れ、、』とつぶやく
情けなくても
まだ生きなければならない
また
おいしいも ....
まるで邪魔だというように
飴細工のこの脚を
らんぼうに折り曲げて
けがれのない白肌に
小さな毒ひとつ
残していった
あのかた
消そうとこすったその跡を
今になって
人差し指で ....
ねてもさめても
寝ても覚めても
ゆめとげんじつ
夢と現実
醒めちゃって
褪めたから
あんたとは寝たくない
夢は浮かんで
現実は沈むばかり
夢と現実 ....
ワタシ、幽霊の囁きが聞こえるのよ
アナタと話すことなんてないわ
なんてことでしょう、懐かしい
この暗い暗い闇の中
ワタシは自分の指先をそっと撫でるの
{引用=さぁ、早くお逃げ
お逃げなさい ....
私の水色を空に預けると
静かな雨が降ってきました
私の水色は雨に任せて
夕暮れにまどろむと
出会った日の水色が
ゆっくり漂い始めました
伝えなければならないと
思えば思うほど ....
無意味な笑い
無意味な言葉
その存在の価値
どこにもみあたらない
閉じていき
まるくなり
すべてのものが
敵となり
自分ですらも
敵となり
耳をなくし
言葉もなくし
感情もなく ....
おおきなけだもの
お前に会うのは
もうずいぶん久しぶりだ
お前と会うときは
これで仕舞いだといつも思うが
どうやら出会ってしまったな
どうだ
ひとつ
おおきなけだもの
おれは ....
登戸を過ぎて
多摩川を渡る
東京が網を張っているから
みつからないように
知らん顔する
空を飛ぶ鳥はカスミ網に捕まる
水を泳ぐ魚は投網に捕まり
もぐらもちのように河底を潜るか
電車 ....
凍えるほどでもないが
しかし水は冷たい
毎日の儀式
水シャワーを浴びる
まず下から徐々に上に
最後に頭から浴びる
突き刺すように水が肌に刺さる
思わず声が出る
....
用意された仕事をこなしてゆく
そんなのが
今は楽
嘘臭くてうわべ臭くさくて
おままごとのような
他人の在り様は
ざわざわするから
人恋しくなるくらい
引篭もりたい
わたしはね ....
((((((((((((((((((○)))))))))))))))))))
((((((((((((((((((○)))))))))))))))))))
((((((((((((((((((○) ....
で、詩等の一つでも書けたの?
破壊よりも険悪な
悪意を知っている
悪意は悪意と気付かず
悪意と知るのは
後の祭り
己に酔って
緑に心を晒した男が
緑に穿たれ 散ってゆく
雨に打たれ
あとかたもなく
虚ろな道に 消えてゆく
おまえのなかに獣はいない
おまえのなか ....
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→→ ←←
→→ ....
ら
か 雨が生え ・・ ・・・・・・・落つ
雲 雨が生え・・・・・・・・ ・落つ
い 雨が生え・・・・・ ・・落つ
暗 雨が生え ・・・・ ・・・・ ・・落つ
の 雨が生え・・・・・・・ ....
とまらないからすすめ
ねてもさめても
明日という日を迎え
生きている
幸せなわたし
そう思える
わたしで居たい
かと言って
迎える事の出来ない日々も
わたしは知っている
と ....
インスタントコーヒーでアイスカフェオレを作ろうとして
粉をスプーンで2杯掬ってカップに入れた
ミルクを注いだところまでは好かったのだが
かき混ぜるところで思い出してしまった
10年以上も昔 ....
街燈に照らされただけの
寂しい夜道を
いつも何気なくみてしまうけれど
それは
めったに人が通らないからで
その夜道を
誰かが通るとき
咄嗟に隠れる
喫茶店の窓から
人通りを眺める ....
海鳥とひとつづきで渡ってくる
季節の淋しさが
ビルの屋上にネオンになって明滅する
幽かな星空に瞬かない真実
夕焼けが照らし続けるから
火星は赤い星なのか
もうすっかり病んでしまった ....
六畳一間
壁際、真ん中におかれたコンポ
どんなに音を鳴らせても、
低音を響かせて
部屋を揺らしても
広がらない、騒がしさ
コンポと僕の間 直線以外を埋めない
埋まらない部 ....
{引用=冬}
一月
夢から覚めた
中世の僧たちが
山の僧院から
列をなして
出てくるところだった
杖を突きながら
歩いていた
暗く
葬列
そのもの ....
晴れたら散歩しようね
いつの日か君の事が
まぶしくて仕方なくなったら
そこにはもう
ぷりちぃ・ううまんはいない
のだろうな
チャルメラや焼き芋屋さんなんか
の声が夜に響き渡ると
....
「嘘だよ」
の言葉が届かなくて
ホントウになった
愚かな問いが
誤った問いを生み
勘違いの答えが出た
なんて簡単な方程式
嘘×嘘=本当
きっとお互い本気じゃなかったのに ....
我も又 ホシ屑ならば うみのよに 砕けて チッタ いぬのこと おもう 。
第1章 『世界にひとつだけのラムチョップ』
とあるところに、とてもとてもラムチョップが盛んに食されている村があった
ラムチョップ畑、ラムチョップの滝、ラムチョップショッピングモール。
とにか ....
死ななければならない!
豚は豚らしく
然るべき報いの中で
死ななければならない!
生きていてはいけない
死ななければいけない
そんな感覚に囚われて
息を殺してうずくまる
何年も ....
なにをそんなに怒っているの
なにをそんなに悲しんでいるの
風前の灯火
もしくは、
八方塞がり
泣きじゃくるのを止めて。
....
ただひとつのことを
何百通りに 書いてみても
ただひとつのことは
ただひとつのことに
すぎない
かんぺきに つくりあげた
うつわのはずなのに
もうみずもれがしていて
みずがながれでて
とまらない
また
うつわの うつわの うつわの…
といったような
へんてこなものを
つくら ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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