あちゃ、方向性間違ったかも。
知っているのですか
あなたと
わたしが
手を合わせる
その意味を
つなぐ、と
つながれる、の
隔たりをあなたは
まるで何も
知らないかのように
この寂しさを
知ってくださ ....
何事もなにかがおかしいから存在できる。意思によって。
それを認めない者は、そのおかしい事に関して、正に異常に扱われる。
例えばいかにある事例が結局全体の意味で正しかったとしても、
自分より年齢が高いと言うだけで、
年長者の「物分りの良さ」は年少者にとっては、いちいち癇に障ることであり、
自分より年齢が低いと言うだ ....
情け無くて なさけなくて
呆れ果てて 惘れ果てて
悲しくて 哀しくて
だから泣いてみたんです
思いっきり
泣いて 泣きやんで
泣き止んで 泣いて
飽きるほど泣いてみても
泣いて ....
ギターの弦にピタリ張り付く小判鮫は、振るえる乞食の手足が招く一人前ごひゃく円の弁当と声だけが歩く車内の埃を吸い込んで、みんなで声を合わせて見つめる菊人形の羽根飾り、走る土人の顔、人形のような天使、日曜 ....
いまはただ
この一年の仕事が
早く
無事に終わるように祈る日々で
色恋も感性も休んでいる
人生修行は辛いけれど
まだまだ足りない
わたしは
普通の暮らしを択んだのだ
普通であるよ ....
そういえばと言う度に
それは言葉がちょこっとだけ方向転換してる
言いたいことは曲がるのだけど
知りたいことは歪曲していく
何が違うのか?
今のレベルでは認識できないらしい
白が白と ....
法の不備
「どこよりも安く」
コロッケバーガーにポテト
七福神の女
エスカレーターなのに途中で歩かされる
イバラギじゃなくてイバラキ
円の動きだと回転軸は止まっている
下馬評通りの「サプ ....
世界中の廃虚を見て回りたい
朽ちた屋根の隙間から
あの空を見上げてみたい
・
はじめての旅
鈍行列車にゆられて
車窓に映る奇妙な建物
好奇心を昇華させるため
予定外の駅 ....
詩は
怒り震えるくらいなら
哀しみ狂うくらいなら
夢も希望も
神も仏も
明日も笑顔も
砕け散るくらいなら
詩は
絵空事をほざいていたい
みえない
空が
わたしを
ぬりつぶす
明るみで
かいた
てん
と
てん
てん
と
てん
は
必ず
むすばないと
いけない
てん
と
てん
は
必ず
....
『恋って、どんなだったっけ?』と
思えるほど身も心も酷使する日々に ありがとう
なにが出るかわからない恋に浮かれる日々は過ぎて
手作りの愛には端から負担を感じつつ
....
小学2年生の時だと思うけど
ずいぶん前のことだから
1年くらいは違っていて
3年生の時かも知れない
初夏のある日
国語の時間に先生が
詩を書いて下さいと
おっしゃった
....
本人の「本質」から外れたおまけにしか、他者は根本では興味が無いし、
その本人の「本質」に対して、他者は愛する事や利益を除いて、基本的に「修辞」にしか興味がない。
そしてその「修辞」への誤解が文化だ ....
本国に打電
ほんごくに住む者は
サボタージュを好み
レシーバーを放り出していた
聞く耳を持たない
本国は無慈悲に栄え
使い道のない
トランシーバーを輸出して
外貨を稼ぎ
トランジスタ ....
ゆうべ見た
夢の話を
最後まで聞いてくれること
鼻を咬みすぎて
赤くなった鼻の下を見せても
好きなら
可愛いと笑ってくれるのかな
そうでなかったら
何とも思わないし
むしろ
嫌いなら
何をしても嫌悪だろうな
女は嫌いだ
女は ....
自分にこだわればこだわるほど、
お互いにとって難解になるのは当り前だ。
この事から逃れられるものはいるか?
さりとてこだわらなければ物足りないと言うのに。
ながい
ながぁーい
長すぎる
蛇と言ったのは
ルナールの「博物誌」
心をこめて
仏様を彫る
金剛仏を
金剛石で穿ちます
大きな石を掘ってきて
大きな槌で穿ちます
こん ....
ちろちろと燃える黒い火の
生ぬるさに黒く嘔吐する
塵灰と火種に
胸は重く焦れて
真空を穿つと
はらはらと零れる灰の
薄く瞬く
かすかな衝動を反射して
静止する
膨張の瞳の奥に
光は ....
ここはひとつ青い桃になったつもりで屹立するもの
地の香りのするちいさな神様のように屹立するもの
土のなかから這い出る虫のように屹立するもの
遠い星々へ飛び立つように屹立するもの
秋の幻想の花崗 ....
占いメールによると
明日はラッキーデーなのだそうだ
あなたに
私の何がわかるのか
占いどおりになったなら
怖くて
占いが見られないじゃないか
じゃあ
なぜ私は占いを見るのか ....
新宿駅の構内に一人立って、行き交う人を蔑むみたいな目でみるのが好きだ。
怒鳴って歩くサラリーマンを横目に見て、抱き合って手を繋ぎ合うカップルの前を通り過ぎる。
切符売り場の前並んだ行列の先 ....
夕方6時の屋上駐車場
暗い角場に車を止めて
寝ているのは私です
ほんの1時間程
だって
ちょっと
人生に疲れてるんですもの
ドアロックはちゃんとして
むかしなら
考えられ ....
ただ
ハコベの花のように
ひそやかな 誇りをもって
ただ
ハコベの茎のように
地を這う たくましさをもって
ただ
ハコベの葉のように
しんしんと いのちをもって
本日 ....
どうせどこかの守備範囲にリンクするから
どの道一緒だよ
そこが悲しいだけ
めんどくさいし だるいし
「風が吹けば桶屋が儲かる」でいいじゃん?
あなたは謎めいて
――それはどちらなのですか
それは匙加減
それは
死ぬときはひとりでいたい
本当にひとりで
見守るものもなく
見捨てるものもなく
星が
星の瞬きが
気づかれないうちに黒く
黒く輝くように
かなしいとか
なみだとか
そんなも ....
私はさすらい人
吹き荒ぶ冷たさの為に
突き刺さる北風の中を
冷たい鋼の様に凍えきった
土や砂利を踏みしめ歩く
余りの冷たさの為に雪も逃げ
歩みを進め
踏みしめる度に
....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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