とりあえず
適当に積み上げてみて
崩れる前に
整えて
上手くゆけばそれでよし
間に合わなかったら
ご免なさい
いつも
してやったり
とは
いかないのさ
してやられた
....
君にとって次の場所が
楽しい場所になるのか
厳しい場所になるのか
まだわからないけれど
君ならなんとかするはずだよね
見送られるよりも
見送るほうがいい
君の姿が見えなくなっ ....
ことばは それ自身 として 残るだろう 。 ちきゅう さいごの ひに 。
にんげんは ことばの かべを 飛べない 。
少しだけ
夢見るように
呼吸してみる
赦されているかどうか
確かめるために
わたしたちはすべて
結ばれていない
それはわかっている
結ばれることはない
それも
わかっている
....
海へと向かう夜を見ていた
蒼い蒼い
光を見ていた
光をぬぐう水の手が
冷たい曇に触れていき
たくさんの小さな影をつくった
影は夜通し降りつづけ
肌の上で
....
たくさんの思いや考えが頭の中を自由に駆け回っています
いくら呼び止めても、なかなか止まってくれません
やっとの思いで一つ捕まえてみたものの、暴れまわって
すぐみんなの所へ戻ろうとするんです
....
甘噛みの
子犬のように
くちびる
じゃれあって
ゆきが
しんしん
窓のそと
回って
髪が
さらさらと
その場に
落ちて
時計
たいくつな
FMの
向こう
....
頭が悪いので
ワルツのリズムもとれません
あなたは
ワルツなんて
踊る気にもならないでしょう
だから
ワルツを踊る男と
踊るのよ
いち に さん いち に さん い ....
青空の向こうにあるのは、消え損ねた星のがらくた達だ
今日はとてもいい天気だった。
空は青く澄み渡り、雲1つなく、風は穏やかに吹いていた。
あそこやここに、風の塊が落ちてい ....
こんな
どんぐりの背比べの中小企業で
のほほんと
楽して儲かるわけないのだ
もっと働け
もっと働け
無駄を省いて
もっと稼げ
もっともっと稼げ
アピールできる企画を
実行せ ....
ものすごおくわかりやすければいいのかなあ
わたしはあなたが大好きですがあなたはわたしが大嫌いです
これならどうだ
こっちは
山がないせいか
空がきれいだね
晴れた日の
夕日がすごくきれいだ
それと
秋の虫の声も
向うとは
やっぱり
ちがうね
二十年前に
ここに来たときは
駅の西口の左手 ....
ボクたちは 結ばれちゃいけなかった
そうね あたしたちは結ばれちゃいけなかった
彼の名前は 鰻 太郎
彼女の名前は 梅干 花子
互いの 運命に 気が付いたのは
胃の ....
{ルビ危懼=く}斬りをするな
淫猥を恋うても
君は紅く侵されて
廻って、姦って
思召しを頂戴し、
さぞかし
羞恥に{ルビ囃=はや}し勃てる
何気ない会話で
笑う
マスクにかくれた
君の顔の
半分が
紅く染まると
なんだか
勝った気分になるぞ
明らかなこと
二人が愛していたこと
言葉がなかったこと
羽交い締めにされて殺されたこと
雨の音だけを聞くことになった部屋
僕が話さなきゃ何にもないな
叩くキーボード、薬缶が怒る
とことこと走る音 録音されてる
ねぇ、耳が聞こえなくなったって嘯いていいかな
ねぇ、悲し ....
折れてはじけた針の先
小さく鋭い小さな痛み
難しい言葉なんてほしくない
せめて 恋の証として
ただ一つ残された瞬間の
君の末梢を
いつでも
思い出せるように
あなたに近づいていくと
あなたの雰囲気に吸い込まれる
どんなに冷たい空気の中にいても
あなたの雰囲気はいつもあたたかくて
とうとう雪が降り出す季節になりました
あたしはあなたのあたた ....
あさ
テーブルに置かれた
コップのふちから
ゆっくりと
日は すでに
暮れはじめている
午後
コップの高さから
風は 次第に
暗さ を深めていき
やがて
風上の ....
落ち葉を踏みつける
冬の始まる音がする
少し前は桜の続く並木を二人で走った
―― 憶えてはいないかな
写真を撮った
コスモスの咲く季節に
お祝いの歳だった
消した命の分ま ....
落っことされて
さまよっていた
居場所を失って
おろおろした
空間に浮ぶデスク
背景の紺青は
まるで夜空
他の人たちはどうしたのだろう
みんな
弾き出されたのだろうか
....
乾燥した空気に
なんとなく
背中が痒くて今日も
着合わせには気をつかったつもり
なのに
私とドアノブの隙間にパチリ
静電気が走る
アスファルトの似合わない小道
夕顔の枯れてしまった ....
わたしのよるはこうやってふけてゆく
なんだかちかいようでとおい○と☆が
(月と星)
ぼくときみのようです
なんだか悩ませて さみしいおもいさせて
ここまであるいてきたみたい
....
ふと
雲に隠れたオリオンの
星
それは
燃え尽きたように思われた
濃い
紅茶に落ちた
黒砂糖
それは
溶け尽きたように思われた
あなたが
発していた言 ....
間違いを君にあげてしまった
プレゼントが変化したから
それはきっと僕のせい
小さな両の手で受け皿を作って
小さなわっかを握らせた
柔らかい唇にくちづけ
ひとつ・・・ふたつ・・・ ....
鈍色の空にマーブル状の模様をひと通り描いてご機嫌な様子
今度は地上へ下りてきて 銀杏の葉の降る方へと螺旋を描く
相変わらずの悪戯を繰り返し空の中ほどで口笛を吹いている
おしまいに鈍色の空に光の通る道を ....
待ち合わせした繁華街の一角
まるで笑わない君をはじめてみた
僕の胸は既に鼓動を抑えられない
あれ?どこかでお会いしたことはありませんか?
消えた彼女を追って僕は旅をした
昔と同じよう ....
石がゴロゴロの川岸で
ひとりでバーベキュー
水はタンクでどのくらい
鉄板と網と
トングと
あれとこれ
そんな非現実的なこと
非実現的なこと
準備から後片付けまでを
目を閉 ....
84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124
【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.46sec.