慟哭する男なんて
みんな みたことないので
私が なにもかもほうりだして
泣いているところを 見た人たちは
みんな どこかまじめに
あたたかく ふみはずさなくなる
....
主任になったのに
○○君と呼ばれたままの
君が
○○君のまま
ふてくされてる
ように見えたから
かわいそうに思えて
○○主任と呼んだら
悦んだ
ように見えた
やっぱりうれしいんだね ....
こおったうみが
おそらにある
かみなりこうせん
びびびんばびー
ひとつ ふたつ
あなをあける
そこに
おほしさまうめたら
きれいかな
友人はこんな話をしました。
「俺は古いタイプの人間だからネットの世界は
現実とは全然別の世界だって分けてしまいたいんだよね。
現実で疲れたらネットの世界では別の自分になって骨を休める。
....
昔は違った
いつでもどこでも自分が正しいと思ってた
だから、みんなから「お前は人の話を聞かない」と言われてた
今は違う
本当に自分のしようとする事が正しいのか分からない
だから、みんなか ....
栞の挟まる先に
色んな世界が広がり
お客として見るも 主人として見るも
それは自由だ
時には竜のその背に乗り
山の頂にて戦いを広げ
時には別れ間際に涙して
雨に打たれながら助けを呼ぶ ....
僕が
だれかの人生の
登場人物なら
脇役がいい
ほんのワンシーン
たった一言だけ
出番がある
そんな
脇役がいい
それが
憎めない
悪役ならば
なおのこといい
第一話 マコと憂鬱
冷たい風が通り過ぎる。生い茂った背の高い雑草たちがサァーと一斉に乾いた音を立てる。一本頃合のよさそうな古くて大きな木を見つけて、マコはだらしなくそれによっかかっていた。
「 ....
知らない人が書いた
解説付きの世界なんかを
ぼくは鵜呑みにしない
たくさんの人たちが
信じきってるデタラメを
真実だなんて思わない
ヌードの女も
どこかでの戦争も
有名人のスキ ....
ケータイを「マナーモード」にしたまま寝たら、
自己嫌悪。
寝坊したら、
自己嫌悪。
講義をサボったら、
自己嫌悪。
「もう、どうでもいいや」と思っている自分に、
自己嫌悪。
....
自分が何者であるのかを忘却したヤモリが
月夜の草原を歩く
湿った土の上を迷いながら
虫の恋う声を聴いていた
冷えた風がつるりとした肌を撫でる
ヤモリは小さく震えた
きょろりとした眼 ....
さよなら
さよなら
サヨナラ
ありがとうなのに さよならで
微笑みではなく 涙
そんな私を
ごめん 許して
本当におもうのは
{引用= どうか 安らかに}
....
君が詩人だったらいいなと
一瞬思って
掻き消す
君は人の気持ちを読めるのかもと
振り返ったら
苦笑してる
私は妄想
ありえない
あんなことやこんなこと
目の前のふうせんが ....
ピアノに置いてあった 五線譜のうえに
「 す き 」
って 書かれてた けど
音符がなくちゃ なにも弾けないから
ぼくは きみを抱きしめたんだ
フレンチローストと
イタリアンロースト
メニューの前で悩んでいたら
後ろの人が舌打ちをした
怒ってはいけない
珈琲というものは
ココロを落ち着かせる為に
飲むもんだ
と おじい ....
僕は好き。
彼が好き。
ただそれだけ・・
でも、彼は怖さに怯え僕を愛せない。
だから、僕も愛さない。
愛せない
でもね。
好きなんだ。誰よりも・・
一体あなたは何をどうしたの?
いつまでたってもその安っぽいマスクを外さない
かといって黙って僕の前を去っていく訳でもない
なるほどたしかに曖昧だね
だけど正直、これはこれで困ってしまうよ
....
歌は流れるもの
一度はその耳に入るが
そのままスルスルと抜けていくもの
手で耳をふさいでも歌はスルスルと
だから私たちは何度も唄う
何度も歌を聴きたいがために
もしも歌が硬くて大き ....
お酒を飲まされて
家の前まで送られてきた
フラフラと布団に入るが
体の奥がジンジンして眠れない
自分の欲望と自分を取り巻く人達の欲望が
ギトギトに混じり合って体の中で渦を巻く
乱れ ....
救われようとしているのだろうか
言葉を使ったり
遮断したり
歌を思い出したりして
救われようとしているつもりなのだろうか
あるいは
同じところをぐるぐると行ったり来たりしているだけで
....
夏が終わる頃を想い出していた
激しい太陽に
手を伸ばすだけ伸ばし
何もかも疲れきって
もう終わりだと
呟く
9月ごろの
冬は
雨の温度で終わりを知る
目に浮ぶのは
人知れず生き ....
苦しみの吐息をハッと吸い込む
吸い込んだ息は心のフィルターを通し
浄化していく
悲しみの涙を燃料に
少しだけ皆の励ましのオイルを添加
行き渡るように軽くペダルを踏む
お腹の
キャ ....
「先生、重大な質問があります」
「よし、ならまず黒板を消してくれ」
「はい、分かりました。
…あのですね。僕、この冬休みから現代詩フォーラムという
巨大なサイトに投稿し始めたんです ....
ねぇ
これからもずっと
ずっと一緒に居てもいいですか?
カラダのキョリは離れていても
ココロはずっと一緒だと
ココロはいつも傍に居ると
そう
そう信じてもいいですか?
無口で喋ると早口に
なっちゃう小心者けど
言葉が 詩が
誰かに伝われば良い
上の前歯が無くて
入れ歯が無いと
アナウンサーや声優や俳優
みたいに上手く朗読で ....
空は碧くて
空は高くて
幼い僕には届かなかった
今でも空は
高くて 碧くて
届かないのは 変わらない
でも
僕にとってのホントの『ソラ ....
黎明は午睡の中
夜明けを望まず
覚めない夢を見る
もう目覚めないで
『眠れる森の』
知人が交通事故で
植物状態になった
あまり親しくなかったが
....
触れ合わないまま
通り過ぎていく日々は
多忙と疲労で言い訳できて
お互い
誰に言い訳してるって
自分
一度
寝ちまえばいいのさ
暗闇でなだれ込め
手籠めにしろ
悪魔の囁 ....
歌が好きです
人のを聞くのも好きですが
やっぱり自分で唄うのがいいです
唄うとき
自分の世界しか見えなくなります
周りの人がどう思うか気を配るのが
大人と言うものでしょうが
私に ....
でもやっぱり
「あなたに出会えてよかった」
って誰かに言ってもらえたら
それだけで
(ああ、生まれてきてよかった)
って思うよ
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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