鳥のかたちをした穴が
空に無数にあいていて
誰かが底からこちらを見ている
誰かと仲良くなれなくてもいい



猫のかたちに溶け残る雪が
猫のかたちの壁のよごれに
小さく小 ....
カカオの濃度が高いビターチョコレートは
とろりと濃くて、苦くて
その分、甘くて
癖になる

目尻にこびりついた塩分
投げ出された、ベッドのうえ

海みたいな

もう、此処でいい
 ....
あのひとが
気がつかないことに
わたしが気づかないだろうか

あのひとが気がつくことに
わたしは気づかされ
わたしが気がつかなかったことに
悔しため息をつく
気づいても後の祭り
いつ ....
ここは世界

非常口の様な薄汚い鉄の扉が一つ。


チカチカ・・・・ジ・・ジジジ・・・・

蛾の死骸が溜った切れかけの蛍光灯だけが音を放つ

子供の書いた様な太陽と緑と口汚い罵り言葉 ....
ちびたいろえんぴつのしんを
なめながら
おえかきをするこどもがいた

あたらしいいろえんぴつ
かってあげると
ぶんぼうぐやへさそっても

ぎゅっとそのこは
えんぴつをにぎりしめたまま ....
キョウのカブカは

うさぎの何倍かわいいのか
りんごの何倍まっ赤なのか
時間の何倍わがままなのか
音楽の何倍素直なのか
かめの何倍のろまなのか
ピカソの何倍自由なのか
スイカの何倍種が ....
あなたが煙草を吸いたくなる時のきもち
少し分かった気がするよ。
ねえさみしいの
今すぐにこのさみしさをなんとかしてほしいの
あなただけがあたしのさみしさを取り除いてくれる
たったひとりの人なの

僕は君のさみしさを今すぐにでも失くしてあげたい
だから君 ....
仄白い朝の駅への道で
誰かの心のかけらを
見つけました

それは「忙しい、忙しい」って言って
かりかりしていました
それは周りを気にする事なく
くるくると回り続けていました

私は何 ....
時刻は深夜1:46
なぜか一度絶交した子に
“しにたい”などとメールを打ち
マーカーの味がする(ピンクグレープは?)お酒で
頭痛を増やして泣いた。


自分では死ねないから
誰かころし ....
本当は後を追いたかった

目を瞑れど耳を塞げど
最後の姿が私を責める
もう帰ってきはしないと告げられたのに
諦めきれずに
残酷な事をしてしまった

治療と言う名の下貴方を冒涜した
無 ....
<Blanc pur>

窓から光が射し込む
新品のランドセルが掛けてある
白いカベの部屋
音はない
ベッドの上で雄太は
ぼんやりとしていた

  
   ※


<C'es ....
ものがたりは

いつも架空で

むなしい

本当ではないことに

託した

本当のことは

なんだか

いつも むなしい

本当のことを

本当のことで

あら ....
孤独を噛み締めながら寝るのやめようヨ
微笑を返すことだけで精一杯
傍に居ると単なる普通の子になってしまうから困ル
恋は、人を情熱的に変えるものだと思う
恋は、何もかも投げ捨ててしまうことだと思 ....
僕の携帯にメールが届くのは珍しい方だ。
今日は知ってまだ間もない後輩から好意の一杯つまったメールをもらった。
正直、自慢だ。人に自慢できると思うから。

こっからは考えた事だ。自慢はもう終わっ ....
賢い選択は
洗濯機での洗濯
どうせバカなので
賢い人のマネでもしようと
辺りを見回すけれど
手本にしたい人がいないので
バカで通していこうと思います

こんにちはと
挨拶したのに
 ....
帰りのバスの中、隣に座った後輩とこんな話をした。
「いや、やっぱり知り合いと友人の区別ってありますよ」
会ったら誰とでもすぐ仲良くなる後輩はそう言った。

「知り合いと友人の違いって何?」
 ....
空はしろでした
捨て場のないしろ 冬の朝

どうも空の手すりに手が届かないのです
時の音は軽やかにエレベーターを上るのだけど

空はしろでした
揺れても泣いてもわからないしろ 空は、青か ....
一瞬にして
涙は
凍り ついた
天は好きなだけ
雪を
零す というのに
彼には
涙を
流すな と
言っている のだろうか
真昼の月の白さ程
僕の心は精錬ではないのです

真昼の月の朧ほど
僕の仕草は控えめではないのです

今見せた手は汚れているでしょ
決して仕事で付いた汚れではないのです

それでもつい ....
知ってた。

ぁたぃのくちぐせが
「どーでもいい」ってこと。

知ってた。

そうやって
すべてのものから逃げようとしていたこと。

今も、逃げようとしていること。
調子にのっていたら
床板を踏み抜いてしまった
足を
引き抜いた穴から
奈落の底が見えた
寂しさから逃れるには
機械的に体をうごかし
ただただ 片づけを行えばいい
はず
いいひとを演じてきたけれども
やはりそれは
演じていたのだと気づいたとき
気づかれたとき
誤魔化しもできず
潔くも悪者にもなれず
固まっていた月
己の小ささに嘆く
おろおろもんもん
 ....
人に自分の考えを打ち明けるとよく「そんなの君の思い込みだよ」と言われる。
しかし、どう考えても僕の考えでなければ説明できない出来事が頻繁に周りでは起こる。

そんな体験を何度も繰り返して気が付い ....
氷の張った 湖を
先割れスプーンで
つつき続ける。

スプーンは 次第に
こぼれてくるが

氷も 次第に
諦めて、水を晒しはじめる

ポットパイのような
そのやり取りに

ミ ....
出来上がった作品を眺めて、
我が子を持つってこういう感じなのかな?
と思った。

ぱっぱと作り上げたものではなく、
今回は特別時間をかけて産み落とした。
なかなか手間のかかる子だった。
 ....
ムカついたら殴ればいい

欲しければ奪えばいい

どちらもダメなら

殺せばいい

死ぬよりは簡単だろう

お前等には丁度いい

お前等はそれでいい
綺麗だけど綺麗すぎない私は

美しくない

綺麗なのは瞳の色

母上のお墨付き

その母の眼は

歳とともに病んでいるのだった

夫は

私の瞳を一度も褒めたことがない
 ....
敵はさるもの溶けるもの
固める温度の僅かな違い
なかなか上手にまいりません

昨日の昼休みに集まって
レシピ片手に挑みます
仕事のことは打っ棄って
頭の中はチョコだらけ
にこやかに ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
ノート(なかよし)[group]木立 悟106/2/15 17:22
びたーちょこれいとかのこ106/2/15 5:40
ぐすい蒼木りん0*06/2/15 0:40
こた1*06/2/15 0:29
はんげつのぼくmina406/2/15 0:19
四季報panta406/2/14 23:51
無題2和歌こゆみ1*06/2/14 21:42
さみしさが生み出すものとびまる。1*06/2/14 19:44
誰かの心のかけらをさくらほ8*06/2/14 16:36
ひとり酒和歌こゆみ1*06/2/14 7:36
許して火冬006/2/14 3:03
Lumiere 〜光〜セキラボ!106/2/14 2:46
ものがたりこむ3*06/2/14 2:05
コゴト。206/2/14 1:38
人と接する際に見られる現実・2ナイチンゲー...106/2/13 21:05
残酷蒼木りん406/2/13 21:04
人と接する際に見られる現実・1ナイチンゲー...0*06/2/13 19:36
冬々ふく2*06/2/13 11:47
涙痕FUBAR2*06/2/13 6:13
maumi1*06/2/13 1:16
くちぐせまなみ2*06/2/12 23:39
ナラク蒼木りん106/2/12 21:43
_小太郎006/2/12 21:36
おろもん蒼木りん106/2/12 21:31
自分の適性。ナイチンゲー...006/2/12 20:18
アイスパイ仲本いすら206/2/12 15:07
自慢の息子。ナイチンゲー...006/2/12 11:31
明日死ぬから生臭和尚006/2/11 23:28
みため蒼木りん006/2/11 22:37
チョコの春あおば4*06/2/11 22:12

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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