その透明な
青い空泡の中に
ひとつぶの
しろいけいこうとうのしたで
あなたのはだはとてもすきとおってきれいにみえた
あなたのはだのふくらみやくびれをがいねんでなぞりながら
わたしはしずかにしゃせいをした
....
石の階段を上がり、土手に登ると、そこに、茫洋とした冬の暗い海が、厳しい様相を露出して生きていた。寄せて来る波が鋭い岩肌にあたり、砕けては、多くの白い泡の残骸をつくり、あらあらしく引いては、ふたたび波は ....
最近しきりに、学生時代の或る失恋を思ひ出す。
彼女は美少女だった。さうして、それをよく自覚してゐた。
「またモデルにスカウトされたよ!」
有り体に言ふと、私は二股を掛けられたのだった。
「 ....
とてもすきなものが多すぎる。
しかも、そのすきなもののひとつひとつが、あまりに強すぎる。
わたしは身体に支配されたかと思うと次の瞬間には音に支配されていて、
その次の瞬間には色に支配されてい ....
彼女の落としたペンシルを
返しそびれてそのままに
そっと握りしめてみて
ドキドキしていたこともある
机の引き出しその奥に
眠っていましたペンシルが
転がり出てきたその時に
あの日の気 ....
あなたのしあわせを願うその端で
あなたのしあわせを
憎んでいる
あなたが誰かに
かきよせられるその事実を
感じないように努めている
あなたが傷つけばいいとどこかで思ってる
地球が ....
スターウォーズ〜シスの復讐〜でアナキンと師匠が悪の擦り付け合いをしているがこれはまったくナンセンスだ
ジェダイは暗黒面を恐れすぎる
そして恐れ「すぎる」ことにより逆に執着してしまっている
それが ....
空を見るのに
上ばかり向いてると
首が痛くなってしまうので、
仰向けで見てみる。
自分の存在と空間に
果てはなく
遮るものが、無い。
ただ鼻づまりだけが
私を遮る。私は鼻をかむ ....
信号の青を見つめて
子供の頃に
なぜか
あれがすきだった
透きとおる青い光
あおいというより
みどりいろ
ゼリーの色
きっとおいしい色
夜の走る車から見た
夏の
ラジオのプロ野球 ....
かなしい風が 耳もとをすぎていったよ
あまりにも 切なくて ただ 聴こえないふりをしていたの
溢れるそれは 止めることをできなかったの
つと つと つ ぅ
振り返ることを忘れたの ....
ほうれん草が悪いわけじゃないから
ほうれん草はムダにしない
たくさん
束でもらったほうれん草
野菜に罪は無い
いりませんとは言えなかった
貴女のことも
悪くは言えませんし
言いません
....
だって いつだって
だって ゆめから さめちゃうもん
あたしが
おにさんだったら つかまえない
だって だって
いつだって ゆめみていたいんだもん
ごっこ ごっこ おにごっこ
秋
あの秋の匂いを染めこんだ息吹は、それを書留めた一冊のノートの中を吹き荒れている。
突然、その紙面の上の青色エンピツの文字のひとつが剥がれて、私の毛細血管の中に溶け込んでゆく。そして私は息吹 ....
【愛と死の方角へ】
ドラマティコ
四分の一の躍動(カ゛た→ん) (輪廻、運命の車輪、或いは否定
に対する 対
三拍子の悲歌 ....
じりじりと照る{ルビ太陽=ていだ}の下で
ビスケットはゆっくりと歩行を始める。
砕かれた ビスケット
群がる 信者達
それでもなお、ビスケットは歩行を続ける。
ばらばらになっ ....
いつまでも そばにいて
だきしめて かけだしてしまった
あの日も こうして
たっけ.。
《あなたがくれた》
心 あなたの 未来を照らす。
その ぎせい 待ち望んで
《夢》 ....
いつまでも したばかりみてた はじまらない ゆらゆら
きもちぶんの おもい うかべたら すこしだけ
かるくなって とんでゆきそうね かぜがふいてきた ゆらゆら
どこへも ゆける そうな.。
....
すこし眠り過ぎた
朝に
髪が嘘を吐き
窓辺の虫が鳴いて。
すこし眠り過ぎた
朝は
皮膚が剥げる
がんばれ、薬指。
潰れちゃうその前に
暑さを遮るように
通り雨が降ってき ....
”今日落ち込んでるかもしれないあなたへのエール”
1つ。
あなたのために。
{ルビ123=ひぃふぅみぃ}。
失敗やスランプは自分のため。
1000。
もしものときにとっておこ。 ....
反抗期の子どもみたいに
家族そろって買い物に行くのが嫌だ
どこか誰も知らないところで
背景の一部になら
なろう
あなたの夢の台本を
押し付けられて
絵に描いたような
家族や家庭 ....
朝起きたらまず、ミューズが履いていた
脱ぎたてのパンツに
甘ったるいブルーベリージャムを塗りたくる
マーガリンでは いけない。
外に出るときには、それをかぶって
誇らしげに「雨に歌えば」 ....
「好き」を認めることは
「嫌い」も認めること。
「好き」と「嫌い」は2つで1つ。
その片方しか見ていない、
認められなければ
それは単なるわがまま。
そもそも「好き」「嫌い」は ....
いろいろな世界を見ることができる
インターネット。
さまざまな世界で活躍している人と
つながるインターネット。
常に拡大していく自分のつながり。
こうした世界を大切にしていきたい。
....
ぬくもりを ペーパーの上に落としたら
ほと ほと と音がして
穏やかな色合いが生まれた
ずっと
ここに居られたらいいのになぁ.。
じゆうにかきなぐれる紙をなくしていらい
ぼくはえを飽きらめた
あきらめたなんてかっこいいと思うでしょ
あまりにそれじゃ女々しい
言い訳のようでなんだから
いつもは「ひとをころしたことねぇから ....
目をつぶると出てくる言葉が真実
手を伸ばして届かないのが本当の夢
空を見上げて想うのが希望
地面よりも見えない底を見るのが地獄
最初の言葉がとっさに出て来ないのが告白
人 ....
このままでいいんだろうか?
「薬」がなくても眠れるようになる。
「病院」がなくても生活できるようになる。
「敵」を見返してやる必要がなくなる。
「恋人」と楽しい思い出を作るようになる。
....
ガソリン代だけもって
4時間かけて親の家に行く
疲れるとか
辛いとか思ったら
崩れてしまうから
目的達成のみ考えていよう
乗り越えても乗り越えても
課題が向こうからやって来る
こなせこ ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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