花粉症な愛と希望を持った彼女たちは
寂しい、を可愛い、と同様に扱う
めちゃくちゃなグルーヴで手帳に書き込まれる文字は
少し太すぎる記憶だったり
我儘なしかめ面だったり、
ね
傾向としては安くていいも ....
となりに君をのせて
海沿いの夜をゆく
波は
そこにあるのに気づかない
君はたぶん
空気で出来ていて
誰の目からも見えないけれど
見失いそうになるとき
君をのせて夜をゆく
ボク ....
今日教室の黒板を見たら
あたしをふったやつがこんな事書いてた
『恋は惚れさせた者勝ち』
とうとう調子に乗ってしまったか
浮き足に気付かずに
こうやって春はやってく ....
お前が悪いんだろう!!
オメーが悪いんだろう!
お前が悪いんだろう。
オメーが悪いんだろう、、。
・・・
お前が悪いんだろう!
オメーが悪いんだろう。
お前が ....
母は双子です
私には母そっくりな
伯母がいます
二人揃うと
朝はとても賑やか
ぴーちく
ぱーちく
さえずってます
{引用= 「洗濯どうする?」
....
傷ついているなら
はっきりと痛んでよ
何も起こらなかったように
すましたままで
密かに終局へなんて向かわないでよ
泣いたらいいのかどうかさえ
わからないじゃない
足跡は
記憶の柔らかな風紋と化していた
生きてきた歴史は
こんなにも なだらかだったのだろうか?
今を生きている この複雑な思いも また ある日の
ふと振り返ってみるであろう
....
シーラカンスてことばが
とつぜんうかんできて
ああ、だからなんだ、と
まいにち せなかだけをみつめつづけてしまうあのこに
ふれあうことをしないのは
わたしが 化石のまま生き続けているからです ....
負けました
できません
と言えればいい
逃げるが勝ち
そうと限らず
それができない小心者
けして
頑張り屋なんかじゃないんですよ (笑
見抜いてるんでしょう?
どっち道馬鹿だから ....
はしっこの村に
紙切れが落ちていた
落ちていたから
拾われて
破かれて
新聞紙のように
破かれて
靴の汚れを拭かされて
綺麗になった靴を見る
この先どうされるのか
分からない
分 ....
あなたに あえた
しあわせ
とおくて ちかい
ふたり
おもえることの しあわせ
どこにでもある
しあわせ
ほゎん ほゎん
すぅ
・
・
....
理解のある細君 には
異論を挟む
余地は ない
ただ
ネコが だめ
とか
ネコアレルギー
とか が
あったらいけないから
ネコについては
考えないと
髪を切る金も
無いから
ケツまで伸びた
給料は
損失の補填に当てて
貯めるどころでない
満月
わたしはもう
くたくただ
親に笑われるから
愚痴は内緒にしておくれ
....
もういぐ。
といって彼女は向こうへいってしまった
止められなかった
黙ったまま
空白の時がすぎ
また不通に戻った
何をもってしても止められなかった
あなたの言うとおりになりたくない
でも世の中
そのとおりが大多数だったりすると
口惜しい
想われニキビが駄々をこねている
そっとなでてみると
「もっと、愛されなさい」と言っている
錆びついた鉄柵に手をかけて
向こう側にいかなくちゃ
そのとき傷つけたらしい
てのひらが痛んだとしてもね
この先の広場で
僕を待ってる人がいるか ....
さんかくの さんかくを 手のひらに乗せて
お父さま お母さま
涙は
一人で こぼれてゆきました.。
みぎの手と ひだりの手
どちらも とっても大切だから
ぎゅって 握りしめて
こんな あたしの手だけど
明日も
よろしくね。
アザラシが
浜辺を 這っている
私に 声をかけてきた
「目の周りに砂がまとわり付いて鬱陶しいので洗ってくださいな」
快諾
ゴシゴシ
ゴシゴシ洗って
ザンブラ
ザンブラ ....
今日は
械兄と二人で なまく日だ
おれはいつまで経っても
上手くなまくことができないので
結局また 械兄の手を借りる
械兄がなまく姿は
何度見ても見事だ
まるで
棒婆がアルメラ ....
月は満ち
体は徐々に
開いてゆく
体外に出た
血液は
ほんわか
あったかい
布に受け止められる
布を水で洗う
ついでに心も洗う
水の冷たさは和らぎ
春の訪れを感じる
....
ひとつづつ
束縛が剥がれていく
この先の
小さな束縛は
自分から求めて
だらけることなく
もう膨らみかけた梅の花のそばを
新しい靴で歩いてゆく
常に人の中にいると
見失うから
文字 ....
あたらしい友達ができた
生まれてから三度目のお食事を
終えたばかりの彼女はごきげんで
右手の小指に握手してくれたんだ
ただそれだけの事で心が震えた
小さくて可愛 ....
ヘリウムを
胸いっぱいに吸い込んで
あなたの街に
飛ぶんだ
飛ぶんだ
川をこえて
ビルを
入江を
ほら
雪めいた季節が溶けて
あなたに
春の雨が降る
今年は
ちょ ....
雪が降ってたさっきまで
あきらめていた にちようび
どこまでいっても にちようび
あきらめてたら
青い空
いじわる.。 カラスが いちわ
かぁって鳴いた。
風が吹くと 春は来るって
どこからか聞こえてきたから
眠ってしまった その辺り
じっと
みつめてた いちにち
もう少しかなぁ
まだかな
まだかなぁ.。
春を見つけました
せせらぎに浮かべてみたら
揺らぎながらも川下へ
ゆき先は
広い海だそうです.。
美しい人 あなたは話します 私は聴きます 美しい人
あなたは歩きます 私は歩きます あなたは話します
私は聴きます
美しい人
美しい人 私はあなたに郵送しました あ ....
にゃーにゃーにゃーにゃー
今日の朝飯何かにゃー
朝飯なんざあるかいにゃー
今日の夕飯何かにゃー
魚屋の主人にねだったろにゃー
ノラのおいら達にゃキャットフードなんか贅沢にゃー
マグロの ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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