かつての僕は
あなたという列車を
引き止めるために
真実と真心という
二本のレールを
一本
冒険に変えて
脱線させたものだった

でもそれは一瞬で
多くの人のために
あなたはまた ....
冬でもないのに
唇が乾燥するので
誰かにもらったリップクリームを
今日も手放せない。

無理矢理に潤わせた唇は
ささくれていく端のほうから
すぐに乾ききってしまうので
誰かにもらっ ....
回転木馬で日が暮れた
ふらり立ち寄る若侍は
ガキ大将に殴られては
顔を赤くして騙す日々
照れたふりして歩く

風来坊の雷が落ちて
足下に火がついて
石油缶に引火して
部屋中が火事だ! ....
君の言葉とか 目つきとか 手とか
みんな
ぽえっとしてる
と思うんだよな。
誰も賛成してくれないんだけどさ。
僕が知っているなかで
いちばん ぽえっ ぽえっ
としているから、
つい 見 ....
 ビッチ振り分ける名前
 「エルメス」「グッチ」「ヴィトン」「プラダ」
 群れる金 群れる玉 崩れる愛

 金は愛じゃないと言う癖に
 日々汗水垂らして金稼ぐ
 愛は金じゃないという癖に
 ....
熱を帯びた肌に触れる衣が
不愉快だ
ふくれた毛穴を逆なでする

ああ どうか
放っておいてください
できれば




___ここにいる、のはなぜか
       ....
かつて
Aという列車が人の心を走った
ゆるい時代のわたしには
えー
という列車しかない
ときおり蒸気の出方で
えー?
という日があり
えー!
という日もある

ただ
たいていは ....
もう二週間も風邪を飼っています
金柑の蜂蜜漬けをなめながら
喉を宥めたい希望も
親もなければ
金もないので 叶わず
神様に祈るのは
私の所為で
駄目になりませぬよう に

月は
減 ....
嗚呼もう
栗の花が咲く時期なんだろうか さくらは
もう終わったんだっけ
そう 5月だ
鯉のぼりも しまう日
四十を前にして
耄碌したものだ
お弁当を忘れたのも
あさってに気づく
たと ....
かよわい乙女


一:「か」なり「よ」しざ「わい」い「乙女」
   ↓
   かなり吉澤いい乙女。


ニ:「か」れた「よ」かんがするわざ「わい」の「乙女」
   ↓
   枯れた ....
GOサインを出せるのは自分だけだ 砂漠の上空を泳ぎ回る真夜中のたまごっちのように
という言葉がある。
(ないとは言わせない。)
それはまさしく君に相応しかった。

僕も
砂漠の上空を泳ぎ回る真夜中のたまごっちのように
歌 ....
今日も
回転木馬に乗って
走ってゆきたい
どんなに揺れても
どんなに遠くても
木馬の歩みは変わらない
トロットトロット軽やかに

ギャロップするのは人でなし
とんがりお屋根 ....
求められるがままに
仮面を貼り付けて

毎日
踊っていたんだ
世界の上で

時々
泣いていたんだ
仮面の下で

でも

仮面をつけている僕は 僕で
仮面をつけてない僕も 僕 ....
自明なるものに
囲まれているから
ぼくらの内側では
一切の悪が
育ってゆくのだ

風景としての
自分に
すっかり
慣れてしまった
ぼくらは
生まれた瞬間から
すでに
年老いて ....
アメリカ人の英語の先生が本気でキレた。
すごい迫力。僕たちはかなわないなと思った。

だからさ、日本語でキレるのはやめようよ。
もっともっと平安に生きようよ。
若き日の。
透明な食卓。


複雑なしぐさで
翼を折る
きみは
月を嚥下するように
食した。


それは
幻想の代償行為としての
夕餉。
ぼくらは
夕明かりに
真っ赤に ....
星飛雄馬のお父さんが
ちゃぶ台をひっくり返したのは
実は
たった1回らしいと
誰かがブログで話してた

怒鳴って
声を荒げて
破壊して
それは新たな怒りを呼んで
そうして
本質は ....
じっとしていても
じりじり
お金は差引かれていくのです

今夜は
月明かりがないから
パソコンの画面がいちだんと
眼に刺さります

こんなに
慎ましく暮らすわたしのことを
少しで ....
傷つけて

傷つけて


アタシを切り刻んで


立ち直れないほど


起き上がれないほど


ズタズタににして


貴方になぁんでもシテアゲル

アタシの体を傷 ....
聞こえない
聞いてなんてやらない

知っているから
アナタが何を言おうとしてるか

だからまだ
耳を塞がせて

悪いのはアナタなの

なのに傷つくのはワタシなの

気づいてい ....
ご先祖様の温もりが
土に宿っているから
日本は大丈夫なん

命の糸がそこらじゅうにめぐらされてるん
太陽の恵みには そうしたもんがこめられてるん

そう言ったおばあちゃんが
交差点のま ....
身を投げようと川辺を歩く



深い
踏切
降りる
しゃがむ
電車
通り過ぎる
上がる
しゃがんでいる
降りる
電車
通り過ぎる
上がる
立つ
歩く

通り過 ....
「早く帰りたい」

ここは家だが
どこに帰りたいのか

わたしの帰りたい場所は
どこなんだ

水を一杯飲み干して
煙草を一本吹かしても
帰りたいところが思い出せない

ふとんに ....
ばかで
申し訳ないので
「ありがとうございます」
と言う
取るに足らないことでも
わたしに関わってくれたことに
「ありがとうございます」

煩わして
申し訳ないので
「ごめんなさい ....
なまえなんか
どうだっていいのだと
その人は言った
なんと呼ばれたって
腹の中は見えている
なまえなんか
どう言われたって
かまわない

佃煮色の髪をなびかせた
神の化身と呼ばれた ....
きみの
かげの
ぶきような
にちじょうも

ぼくには
すなおに
なじむから

いつも
すがおを
いきてほしい
=下宿先から田舎へ向かう途中=

日暮里駅に到着
お昼寝してたお兄さん
降りそびれそうになりました
 
お兄さんは、どうしても降りたかったようで
まず、縦に体挟まれる

 ガシャン
 ....
公民の教科書は勝手な意見ばかり
国語の教科書は理想と現実が同棲中

数式ばかりがならぶ教科書は
嘘もない意見もない人間みたいな言葉もない
XとYが並んでる
答えは一つだけ
嗚呼優しさが見 ....
詩 詩 しぃ ? 
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
レールと時刻表の話アマル・シャ...406/5/8 0:57
誰かにもらったリップクリームもろ006/5/8 0:39
回転木馬あおば6*06/5/8 0:29
ぽえっTommy206/5/7 14:24
資本社会影山影司106/5/7 1:32
熱の華イオ4*06/5/7 1:12
列車の話アマル・シャ...106/5/7 0:19
口にしない言葉蒼木りん306/5/6 23:09
こよみ 皐月106/5/6 22:29
あの日、かよわさを脱ぎすてた乙女。加藤泰清106/5/6 18:11
_小鳥遊儚106/5/6 15:58
砂漠の上空を泳ぎ回る真夜中のたまごっちのようにTommy106/5/6 13:30
浴室密閉ブルーチーズタイムあおば5*06/5/6 1:16
僕=僕えりす2*06/5/6 0:34
イメージ青色銀河団306/5/5 23:36
日本語でキレるのはTommy006/5/5 23:11
夕餉青色銀河団106/5/5 21:38
黒魔術くらい習えばよかったuminek...21*06/5/4 11:20
じりじり蒼木りん106/5/3 21:15
胡蝶106/5/3 21:05
強がりdew006/5/3 15:06
大丈夫なんmina506/5/3 0:34
暗渠渡邉建志1*06/5/2 13:22
帰りたいところ蒼木りん106/5/1 23:11
もう「ごめんなさい」と言いたくない606/5/1 10:24
男伊達あおば5*06/5/1 3:11
すがおよーかん1*06/4/30 22:00
新生活アザラシと戦...306/4/30 20:08
答えはあったほうが優しいfuchsi...3*06/4/30 16:01
シ すぬかんなが...106/4/30 15:23

Home 戻る 最新へ 次へ
58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 

【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.41sec.