まよってたの かな
きめたの かな
生きてゆく ってそれはまだ
さなか ゆうぐれ の
えだわかれ
あと
十年ぐらいしたら
誰にも咎められないだろうと思うけど
それじゃ
いまの気持ちがかわいそう
家出してみたくなった
誰でもない人は
つまりは
誰からも護られないのです
....
セピアの世界
色がついた華をあなたにあげよう
一輪の華を
言葉にならないことだらけ
表現しようにも どうしたらいいか分からない
セピアの世界
光り輝くあなた
他とは違う色を持 ....
白樺の通り
駆け抜ける気持ち
淡色
肩に 髪に 降りそそぎ 吐息
風とともに
それはあらゆる菌の成長を
促すだけ促しておいて
後で殺すための
湿ったせかい
何か作用している
眼に見えない
空気中の
地中の
水中の
死ぬか生きるか迫られたら
他の事なん ....
たなびくそらの彼方から
沈黙する
よるだね
ぼくたち
詩人も
涙を流して
沈黙するよるだね
ねえ
また見えない戦争がはじまるね
やわらかな影が
いくつも射殺されてくね
ぼ ....
そしてあなたは走るのでしょう
今日の扉を次々と開いて
明日へ逃げる光を追いかけるのでしょう
わたしは 息吹き
わたしは 芽生え
あなたが扉に手をかけた瞬間、指先で静かに光 ....
思い返せば
奇跡のような偶然
儚く揺れる思い出と共に
いつ消えるかも判らないモノを
信じる日々
共に笑える時に笑おう
いつそれが出来なくなるとも知れない ....
たくさんの予感を箱に詰めて
送ります
その予感にあなたが手を触れる
その瞬間に消えずに残る
そんな予感を確かめたいのです
近日中に,小説を書き始めようと思っています。
構想だけはずっとあってなかなか文字になりません。
きままに何回かに分けて,この場に載せたいと思います。
偶然これを見てくださった方々,読んでくださる ....
さゎさゎさゎ さゎ す〜ぅ
よせては かえす すなのはま
きょうという ひに
たとえば それは みずいろの
そらの はしっこ
私は今日も生きました
あなたも今日を生きました
ただ そのことが 嬉しい
愛穂(19歳)
キャベツの葉っぱの間に挟まって
寝てるから
用があるなら
モンシロチョウに訊いて
なんとなく
そこなら
よく眠れて
いい夢が見られそうだし
人間はもう
いいわ
軽いけど水み ....
最近、私の周りで非常にHappyなお話が多くて、お祝いごともこれから増えていくのだろう。まぁ、そんな年齢になってきてしまった。
言葉を書くときに自分のことをついつい書いてしまうのは、自分が確認するた ....
なりひびくたびにきみのことばかり きみのことばかりかんがえてしまう まだすきだ
きみのこえをわすれてしまいたいのに きらいなきみのこえばかりずっとこころからはずれてくれない どうにかして
なきたく ....
かれ くちる もの はかなんで
さかぬ もの いとおしんで
こはくの みずに イチマイの花弁を おとす
あいされぬのなら わたしがあいすればよいのだと
めでいられるのなら このみがくちても ....
大きいおっぱいは
肩が凝ってたいへんだと思う
かわいいブラもないし
服を選ぶのもたいへんだし
そのうえ
男たちの好奇な
視線に晒され
見詰められるたびに
何か別のものが
磨り減ってい ....
バス停にライオンが伏せていた
バスを待っている人々が
たてがみや尾や背をなでていた
いろとりどりのバスが来て
ライオンはそれに乗り行ってしまった
人々は
去ってゆくバス ....
きこな きこな 波の上に きみの唄を 聴いてみたいな
きこな きこな 波の上は とても優しい 風が吹いている
ゆらり揺られ きみを思えば 向こうの空は 明るくなって
海は開 ....
逃げなきゃ
逃げなきゃ
小さなこの学校のどこに逃げようか
そうだ保健室に逃げよう
ああだめだ
追い出されちゃった
私も心の病気なんだけどなー
えー、みえませんかー
そーですかー
....
饅頭怖いと言いながら
扉の陰でぱくぱく
住宅怖いと言いながら
柱の陰に寄り添って
ダニとシラミを退治する
二人だけの人生
急に道人のふりをして
頭を丸めて畏まる
札付きのろくで ....
ギ
ギギギ
ギ
ギギギ
ギー
ギーギー
ギーー
ギギギ
ギ
ギー
キー
キ
キキキ
キー
ギ
ギギギ
ギ
ギギギ
ひとつの物語りが終って
ひとつの物語りが
はじまった。
すこし残念だけど
すこし 楽しみ。
物語りの終りにあなたにウィンク。
ね。トッテモ 愉しかったね。
....
けして明日へつながるとはいえない
痛点の少ない あなたの指を
かたちも色も知っているのに
ふたたび降りはじめるそのときまで
ふたたび忘れているのでした
忘れることなく ....
たにんはほっとけばいい
たにんなんてどうでもいい
ほっとけ
きみがナニかしたいならすればいいし
きみがナニもしたくないなら
しなきゃいい
そんなにむりしてえらばなくても
なんでも ....
悩んで 悩んで 迷った末買った
青い石のピアス
プレゼントを渡すのは気恥ずかしい
手渡したらきっと そっけなく渡しそう
可愛くないこともいいそうな自分
車の助手席の下に隠した紙 ....
その夜
父さんは
逝ってしまった
定年を経て
益々元気だった
朝から家の庭先
玄関へと
....
窓の向こう ほお杖ついて
しとしとしと いつ止むの?
忘れ物 風のいたずら 落ちて 悲しみ拾えずに
春だというのに 止まない 雨に
ため息こころぶん 落ちて ゆく
....
赤赤赤
・・・・
・・・・
・・・・
町が燃える
町が燃える
鉄アルミ真鋳銅スズ
冬・・・冬
刺す風 皮膚が白めく
靴底からの冷気
自然の声が聞こえるのだ
俺の柔らかい心はそれを ....
105円で
たいていのものをそろえられる
紫色の穴あけパンチだって買える
うれしい
相談者はほしいけど
この歳で
「お友達」なんていらない
そうでしょう?
ダーリン。
....
56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96
【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.42sec.