あなたは私の胎から出て
次にはベビーベッドから
そして部屋から出た
いずれ
家から
町から
島から
国から
そしてついには世から出るとき
私はどこで
あなたを迎えるんだろう
殺し創めた殺し屋は
殺すことに
慣れ始め
殺し慣れた殺し屋は
殺すことに疲れ果て
殺し疲れた殺し屋は
人知れず
己を殺す

殺し屋は
人知れず
産まれ落ち
人知れず
殺されて ....
目的地ははるか遠くだった。
直線距離にしておよそ60km。
どれも同じような建物と曲がりくねった道が邪魔をして僕の目にはその目的地が見えない。

僕はそれでも必死でペダルをこいでいた。
この ....
理由は言えないけど
今日、僕は
世界で一番幸せ者だった。
でも僕は
幸せじゃない
だって

もしも今
宝くじが当たったとしても
僕は
お金なんか欲しくないから
喜ばない

人 ....
忙しくても退屈で
挫折したくても
笑われるのが悔しいから
痩せ細ってみようかと思う

料理番組でも見て勉強したい
三食のメニュー
片手間には難しい
おざなりなおざり

窓から雨
 ....
止まった車の中で君は静かに煙草に火をつけるので
ああこれでもう終わりかなと思いました。
フロントガラスから見る外は薄暗くて少し寒そうでした。
あなたの吐いた煙草の煙は狭い車内に充満して
私の好 ....
助手席の内側に
さよならって
指で かく

いつか
内側が曇るほど
ひどく雨が降った日に

思い出してくれたら
いいけど

それとも
あなたの大事な人が
みつけて
少し遠い ....
少しだけ遠い国のお話に
泣いた女という話が有りまして
それはどんな話しかと言いますと
詳しくは知らないのですが
タイトルが気になったので
そのうち読むかもしれませんが
きっと明るい話ではな ....
皮下に雷鳴にも津波にも似た不穏な違和感を覚えてつい先ほど解剖学研究所付属病院というところを訪ねたのだけれどそこで分厚い私の皮膚の中に針を差し込んだり青く光るメスのようなあるいは微小なるカメラのようなも .... 削れて行くこの身を私以外の誰が救ってやれると言うのだろう。

所詮、わが身を守りわが身を誇れるのは自分だけなのだ。

誇れるだけのものを残せるかどうかは、それもまた自分次第。

終焉のある ....
夏のきざし
ロビオラチーズ
野菜とトマトのゼリー

夏のきざし
素揚げした菜の花と
カリカリに焼いたパンチェッタ

夏のきざし
かぶの冷たいスープ
グリンピースとさざえの冷たいスー ....
もずくを食べていたら
小さな小さな
貝が出て来た

何だかとっても
素敵なことに思われて

小さな小さなその貝が
私に幸せをもたらしてくれる
神様からの使者に思われて

私はその ....
手のひらに
あんなにもあったのに

やっぱりこぼれてしまうのね

あなたたちはやっぱり溶けやすくて
すぐに泣いて見えなくなって
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
 僕よりも冷たい君の手。


 
僕は電車では座らない
前から三両目
気に入らない発射の音楽を聞きながら
乗り込み外を見る

最後に乗るのが好きなのだ

外を見たいから
僕は電車では座らない

走り出す電車の縦長の ....
ねぇ
Paula
おそらくね
カッとなっても
彼は彼女を
阿婆擦れ
だなんて 呼ばないから
彼女は彼を
嘘つき
だなんて 呼ばないし
だから
彼らは
死ぬまで石を投げ合うなんて ....
引き出しの奥から出てきた
古ぼけたトランシーバー
適当なチューニングのまま
大和川、南側の土手を
ノイズと一緒に
大阪湾へ向かって自転車を走らせる

いくつもの道を横切って
いくつもの ....
{引用=
きみと
ぼくを
たして
にでわると
おんがくのかたちになった



原文



閉じられた扉をこじあける力より
閉じられた扉を塗り込める力がほしい

もっと全てのイメージを
もっと全てのイメージを
もっと全てのイメージを力強く
夢を見る必要がないく ....
たくさんの思考の間に挟まってくるもの

君が
私の知らない場面での
面白そうな企みを
どんなに楽しそうに喋っても
私はぜんぜん楽しめない

わかるかい?
逆の立場だったら
そう思う ....
あなた誰よ? 駅を出る

左に見えるカフェDesign

カプチーノと今日買ったB級雑誌
ここでのヘッドフォンは邪道だ

聞こえるのは心地よいお皿の音と
少し大きめのコップ
油紙に包まれた店名入り ....
ゆっくり流れた時間の中で
少しだけ遠くを見た君の目が
瞬き 瞬く

私は少し揺れているから
あなたの瞬きの風が
私のことを遠くへ飛ばした

緩やかな記憶の雨は
思い出の中で淑やかに降 ....
葉の塔が
空へ到き ゆらいでいる
ふたつに見ると
ふたつに見える



わがままな芽が
からだを迷い
爪の水を飲み
背に根付くことにして一息つく



食べもの ....
欲があること
人を羨むこと
にくしむこと
嬉しいと思うこと
悲しいと思うこと
楽しいと思うこと
怒りが湧くこと

恋をすること
愛を知ること
優しく出来ること
綺麗だと思うこと
 ....
君と僕は 
いつもケンカばかり
傷つけて
傷つけられて

それでも
君が好きだから
一緒にいたかった

ただ
ケンカばっかしてて
いつか いつか
君が離れていくんじゃないか
 ....
夜行性なのか
夜になると元気になる婆が
大声で機嫌よくも
喚く濁声
お盆を過ぎたころ
わたし
静かになった田舎に帰省します
電気も水道も
惜しみなく使われて
堪え性もなく
計画性も ....
家になんか
帰りたくない
親も子も
夫もカエリミズ
わたしは
君と
棚卸がしたいんだ

だけど
世間が許しちゃくれない
観音様は
お見通し
岸を離れた船は
戻らない

6 ....
ランランララランランランララランランララララランララララララランランランララランララララララランランララララランララララランランランランランララララララランララララララランランララララララララララララ ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
あなたは私の胎から出て下門鮎子2*06/7/7 20:30
遠くから 近づいてFUBAR2*06/7/7 19:13
目的地からの今の自分の距離。腰抜け若鶏006/7/7 19:04
mine106/7/7 2:24
ほっといてかまって蒼木りん306/7/7 0:08
高台の森には青い鳥が住むのか。[group]プル式4*06/7/6 7:18
Rainyuminek...7*06/7/6 7:16
よろしければ。[group]プル式6*06/7/6 2:05
真言山本 聖2*06/7/6 1:43
時と自分と独り言とおっとっと1*06/7/6 0:13
夏のきざしmaumi3*06/7/5 21:32
小さな貝愛穂206/7/5 15:54
関係ふく1*06/7/5 11:09
なんでもないよ蒼木りん606/7/5 7:47
離したくはないものはゆおりいと006/7/4 23:11
Sketchmaumi2*06/7/4 22:14
PaulaFUBAR1*06/7/4 3:39
自転車・トランシーバー、大和川たりぽん(大...9*06/7/4 0:02
あいすくりーむ らぶ青色銀河団206/7/3 23:51
イメージを…(誤訳)若原光彦106/7/3 19:22
ほしい蒼木りん406/7/3 0:07
言えよmine106/7/2 22:22
止まる時間maumi2*06/7/2 0:21
私の小さな致命傷[group]プル式2*06/7/2 0:06
ノート(陽雨)[group]木立 悟206/7/1 20:23
人間の証明[group]プル式3*06/7/1 6:43
ケンカえりす1*06/7/1 1:18
蒼木りん406/7/1 0:03
ほたる306/6/30 0:31
mine206/6/29 12:51

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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