さりとても
黙っている自転車の二人
クモの巣の張った蓄音機
から流れる霧の向こうのチャイコフスキー
坂の多い街
猫の多い街
猫を抱く君



やみのなかのゆき
みんなでい ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
一日おきくらい
一番下の子どもを抱っこして眠ります

暖かくてやわらかくてとてもいい気持ちです

ちょっと寝苦しいのだけど
もう一年生なのだけど

彼女の唇は分厚くて
ちょっぴり前に ....
ほら
あすこ
いつも私が通る道があるでしょう?
神社の裏の突き当たりの道
いつも白黒の猫が
道の真中で背中をゴリゴリしてるとこ

そこにね

三角があったので
天辺に立ってみたのね ....
死と向き合っていると、
やがてその魅力は急速に失せ、
同時に
自分の魅力、存在価値、存在意義といったものが、
より急速に失せてゆく思いに駆られてしまう
こどものころ
えいえん
にあこがれていた
すきなもの
たのしいことばかり
かんがえていれば
しあわせでいられる
とおもっていた
なにかがおわるとほっとする
ようになったのは
い ....
 先日、京都へ行ったときにガケ書房でちょっとした知り合いでもあって、大好きな小川恭平さんの作った「Dear キクチさん、ブルーテント村とチョコレート」(いちむらみさこさん)という本を買って来ました。表 .... 巡りあわせ 人と 人は
縫うように 生きて
ゆく宛てを描きながら 暮れながら
語りながら 夜も更けて
欹てて眠る人も
宿の明かりと 消ゆる人
赤と書かずに赤。
青と書かずに青。
海と書かずに海。
太陽と書かずに太陽を!
からっぽの海。



からっぽの空。



そして、からっぽの



からっぽの。
おおきくだこうしながら
ながれるかわ
いわをけずり
いしをはこび
ますます
ふくざつにかたちをかえる
まっすぐ
ただつよくすすみつづけることは
きっと
まちがいじゃない
たとえ ....
もみじ

もみじって

いい名前だ


もみじちゃんは

自分の名前が気に入らない

「もみ」っていう単語が出るたび

緊張する

だから

「もみ もみ」とか言われ ....
あなたのむねのうちにいる 

ほとけを じっと みつめると 

あなたとわたしのあいだを 

ほとけは すっと やってくる 
厳しさも やさしさも 悲しさも
全てを含めた 表情が 心に響くの
 
離れても もう一生逢えなくても
傍にいたときよりも何倍も
心に思うことが

自己満足のために
迷いを紛ら ....
{引用=終りのない楽譜が
みみもとをかすめてはながれ
それはあめのように
また 空をさがしてゆくのでした

りんね なんか
しんじないよ
仏教徒じゃないもの
食洗器にお皿をならべな ....
かみさまは
わたしを いつも 暗闇に 
ぽつんと 独り 置いている 

遠い記憶の{ルビ彼方=かなた}から 

あの日響いた産声に 
わたしが耳を澄ますよう 

光りあふれる歓びに ....
いつもね
ブラインドが上手く操作できなくて

落ちてきた日がすごくまぶしくて
会社のブラインド下げようと一生懸命
上を見ていました

中々
降りてくれなくて
そしたら長ああああい、途 ....
かなたまでつづく
まっすぐなみち
ためしに
ぼーるをころがしてみると
だんだんそれて
とちゅうでみちばたにおちてしまう
たとえば
ぼーるのきせきにそって
つくられたみちならば
さ ....
ある夜のことだった。
僕の家に、闇色のコートを着たあの{ルビ娘=こ}が来たのは。

彼女の歳は、僕とあまり変わらないような気がした。
僕はホットココアを渡すと、彼女の手に握らせた。

「あ ....
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
レンタルショップにてエロビデを借り

帰り道、ウキウキしながら電車に乗ると

なんとそこは女性専用車両だった



最近そんな気分に陥るので

正直なところ書くのが辛いです ....
とにかく
はしりだせばいいんだ
ってことはわかっている
さいしょのいっぽ
がむずかしいんだ
みにしみている
くっしんうんどうは
もうにじゅっかいもやった
なんとか
くだりのさかみ ....
ずっとずっと子どもたちが熱
ついでに私も熱

私は時々暴れるから
お医者さんで
押さえられなくなったら飲んでね
とお薬をもらいました

お昼は脳を活発にするお薬を飲んで
夜は脳を休ま ....
オレンジ色の猫

今街角にしっぽが消えた

夕暮れに

月が雲を見下ろして

雲が街を見下ろして


街は猫を探さない


オレンジ色の猫

誰も探さないその猫に

 ....
誰もいないようでいない家から
窓が飛び去ったあとの暗がりに
にこやかな家族を
はめこむ陽がある
つらいきもちになったとき
きまって
おおきなふりこ
をおもいうかべる
そらまでとどきそうな
きょだいなふりこ
ゆっくりと
ただゆれているだけのように
みえるけれど
とおいかなたに ....
灰皿のタバコは
同じカッコで折れている

曇り空は見上げたりもするけれど
雨空を見上げないのは
結果がすでにでているからで

ジグソーパズルが趣味なんて
あまり他人に言わないでよねと
 ....
雨上がり
{ルビ水溜=みずたま}りには 
哀しい顔が浮かんでる 

ひょい と飛び越え 
曇り空の一日に向かって彼はゆく 

{ルビ仄=ほの}かな{ルビ灯=あか}りを 人の{ルビ間=あい ....
僕はどこにも行けずここにいる
別に鉄格子があるとか高い壁があるとか
そういうへんてこりんな状況下にいるわけじゃない
それでも僕はまだここにいる
小さな部屋
こもるあかり

中学の頃
僕 ....
電気をつける前に、浴槽にはカメがいた

あおじろい水、むっとする匂い

消しましたが、

ところどころ壁のちかく漂白された穴が

ぽつんと空いて


男が立っていると影は嘘になり ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
ひかりとかげとピーナッツ畑渡邉建志5*06/10/31 1:28
青い野青色銀河団506/10/31 0:19
2006.10.30 抱っこが大好き日記初代ドリンク...7*06/10/30 23:10
いつものあすこで8*06/10/30 22:57
つぶやきFUBAR1*06/10/30 5:58
だいなしアンテ206/10/30 2:08
2006.10.29 「Dearみさこさんへ」とかきたくなっ ...初代ドリンク...2*06/10/30 0:14
一夜 ひより6*06/10/29 7:01
(メモ)「ま」の字006/10/29 0:01
無と言うこと恋月 ぴの10*06/10/28 22:45
かたちアンテ006/10/28 11:10
もみじ蒼木りん206/10/27 22:25
服部 剛2*06/10/27 21:45
想い茉莉香2*06/10/27 13:14
十六歳だったはな 16*06/10/27 10:24
誕生 服部 剛506/10/27 2:17
2006.10.26 今日の雲は素晴らしかったよ日記初代ドリンク...7*06/10/26 23:44
まっすぐアンテ306/10/26 22:24
Vampire・Kiss愛心3*06/10/26 21:28
つぶやきFUBAR5*06/10/26 4:05
ビラ配り006/10/26 3:57
いっぽアンテ306/10/26 1:09
2006.10.25の何でもない日記初代ドリンク...5*06/10/25 23:35
オレンジ色の猫mayaco4*06/10/25 23:32
ノート(43Y.10・25)[group]木立 悟206/10/25 22:25
ゆっくりとアンテ406/10/24 1:03
ハードボイルド未満よーかん006/10/23 23:18
服部 剛1006/10/23 20:04
自分らしく生きたいだけだ春日響006/10/23 12:16
サーカスつめきり1*06/10/23 2:56

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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