あたしは
ほんとは
なまけもの
ナマ
ケモノ
生
獣
獣は
食べて寝て
獲物を探す
獲物になる場合もある
....
ふらふら
するの
こっちは川
ふらふら
蛇行する
急なカーブは
大きく膨らんで
対向車線に
はみ出るのね
自転車の時はね
フラフラしながら
今日の ....
もうこれ以上失わずにすみますようにと祈るように残ったがらくたを数える一番大切なものはまだ失っていないはずとは言うものの確信はない一番大切なものはまだ失われていないのではなく残ったものの中から選ぶだけの ....
わたしは宇宙船です
分厚いドアです
小さな窓です
銀の屋根です
(空になったタンクを捨てて
(身軽になるんでしょ?
(生きるために
わたしは宇宙船です
緋色の闇です ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする ....
上向きの三角と下向きの三角が重なり合う
ただのイメージだから気にしなくてていいよ
きっと僕はイカレテル
指先でなぞってそでにした人
ごめんね
古い地図 ....
雑草は何であんなに強いのだろう
人に踏みにじられ
季節の変化にも動じず
しなやかに立っている
そういえば、僕も昔は
雑草生い茂る土手で
ダンボールで土手滑りをして
....
バッティングセンターの駐車場
今日は
濡れてるから
独りがやってる音しか聞こえない
わたしも
やりたい
重い球を打ちたい
的に当たるまで
コキーンと打ちたい
運動不足で筋肉痛だろうけ ....
大人であろうとしました。
考えて相手の良い様にと、一人で思っていました。
私は不安で寂しくて怖くて猜疑心を持ったまま
いつも笑顔で隣にいました。
何も聞いてこない貴方。
表現の下手な言葉が見 ....
ワタシというものにとって、
「孤独」というものは生涯のテーマのように思います。
ずっと、むかし、いうなれば、少年時代より、
すこし背伸びしたここちもありながら、「孤独」というものを思ってきま ....
かつて、
三歩後ろのご婦人方は
送信機を持っていた
何処へでもいける
だけど何処へもいけない
男はそんな生き物なんじゃないのかなとしみじみ思います
ええ、別にだからどうしたとも思うんですけど
ええ、お前だけだとも言わ ....
カード
もしかして黒い?
使いだ
汚いカードが届く
魔術師は恐れる
それは投げるけれども謝る
エディプスだ
カードは元素だ
茶色いな……
それは恋するけれども愛する
....
夜明けの色はどんな色ですか
どんな始まりの色ですか
空の色はどんな色
どんな雲が泳いでいますか
夕焼けの色はどんな色ですか
どんな最後の色ですか
答えられない自分が ....
戦争を知らない子どもたちが
大人になって
大人の信用を知らない子どもたちが
大人になって
戦争を知らない子どもたちを知らない僕等は
髪の毛が茶色いと許されないなら
携帯電話を持つと許されな ....
安物を選んで 心に侵入する
彼女の不法にはルールがあるらしい
必要以上、物を荒さずに 何も盗まずに
できるだけ目立たない場所からステッカーを貼っていく
箪笥の抽出しの裏や 戸棚の皿と皿の間 ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。
捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。
たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。
だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
....
l i m 世界 = 収束
n→∞
つまずいて
はげしくころんだ
あしがざっくりきれて
ちがだくだくながれた
すると
きずぐちのなかから
こびとがおおぜいでてきて
ちまみれになりながら
よってたかって
はりといとで ....
落ちてく 落ちてく
紅葉
落ちてく
堕ちてく 堕ちてく
あんたに
堕ちてく
すき スキ 好き
あいしてる アイシテル 愛してる
....
雅、お父さんの禿はな、太陽を映す鏡なんだ。
ほら、見なさい。りっぱにお父さんの頭には太陽が光ってるだろ。
太陽みたいでかっこいいだろ。
小鳥さんたちもさえずりながら、お父さんのはげ頭に近 ....
うどん、うどん&蕎麦&天麩羅&飛翔する俺ら
そば、そば&饂飩&コロッケ&踏み台昇降&ジェットストリーム俺ら
てんぷら、てんぷら&蕎麦&天狗舞&鰤大根&ヒット&ラン&俺ら
「この時期、公園 ....
母が泣くので
腹から ときどき
こぼれた
、咲かない裂かな ....
深夜のファミリーレストラン
テーブルの上に丸まった鼻紙
プラスティックの筒にそっけなく入れられた伝票
少しの泡を残した空のビールジョッキ
外して逆さのまま置かれた{ルビ ....
この連休は生まれ育った町へ行ってきました。
土曜は仕事でした。
日曜日は2番目の子どもの書写が展覧会に出ているというので
久しぶりに美術館に行ってきました。
私の生まれたところは山奥の盆地 ....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
....
詩を書くとは
ろくに泳げぬ者が、寂しい山中の湖にひとり
溺れているようなものではないか
ただいま。
ここは私の家じゃない
この世は悪循環だらけの裏切りの世界だぉ
昨日の夜にね真っ赤なお月さまが出てきて
でも夜中にちょっとだけ隠れちゃったの
だからあたしは隠れ蓑にしてた分厚い雲を
ぎゅっ ....
この植物公園に薔薇の花が咲いております
あの日貴方と歩き回った道は今でも変わらず
芳しい香りを満たしております
貴方に抱かれることだけを想い
この日を待ち望んでおりました
後悔はしており ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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