理性・抑制・常識とか教義とか正義とか悪とかという枠は社会にとっては必要なものだが個人の感性の拡大にとっては邪魔以外の何者でもない。それも仕方のないことだろうとは思う。個人の感性の無制限な拡大は ....
[牛乳を一滴垂らした珈琲に、牛乳が散らばっていく。散らばった牛乳は気まぐれに集まったり、散らばることに飽きたりしない。珈琲が冷めるのに従って……着実に拡散する]
おとなしく大工をやってりゃ ....
ー自由に拘束された現代の叫び、アイ・ドント・ノウというバンドについてー
ドキュメンタリー映画「マホウノセカイ」に登場したバンドは、「アイ・ドント・ノウ」といいます。彼らは、最新型、踊れる ....
[熱を低温の物体から高温の物体へ移動させ、それ以外に何の変化も起こさないような過程は実現不可能である]
科学者クラウジス(クラウジウスの原理)
[美はあらゆる所に]
芸術家ロダン
....
絶えず変化する状況に対応する。何が起こるか分からないなかで、起こった一つひとつを認識し、分析し、それに対して何が出来るのかを判断し、最適な行動をしてこちらのダメージを最小限に抑える。抽象的だけれど、 ....
寂しがりやが多い
社会の構造が変わってきたからかもしれない
俺だって寂しがりやだ
寂しいから人を殺したり
寂しいから自殺したり
人は色々だ
ある女性から彼氏の話を聞いた
自分 ....
夜が明けた。風呂なしアパートの一室にも太陽の光は差し込む。隣で友人は眠っていた。友人は寝言を言う。遠くで鳴く雉の鳴き声のような寝言だった。友人を見る。友人は眠ったままだった。パソコンの画面が光ってい ....
今回紹介するのはAWC秋田ポエトリーリーディングの世話人でもある、鈴木いく子さんの詩集『空気で伝えて2008』です。
これまで彼女が自作されてきた本や、秋田県でよく読まれている新聞「秋田魁新報」に掲 ....
僕にとっては日常的な作業なのだけれど、一般的にはそうではないのだろうか、と思った。絵描きやデザインを行う人にとって、2次元化、3次元化、の変換さらに4次元、などといった変化は日常の作業であり、美大など ....
あくまで個人や集団単位での話だけど
本当に自分や自分達にとって
相手が強ければ自分は勝てないわけだから
何らかの意味でも相手が弱くて
自分が強くないとくじけないって事だよね
そうすると弱くな ....
物心がついたのはいつだったろう。幼稚園や小学校の記憶は心の泥土のずっと深いところに沈殿したままだ。記憶なんてものは実に不思議なもので、時間がたつほどに鮮明に思い出せたりもする。それは、人や出来事や物な ....
思い起こせば、北村家には幾つかのルールがあった。
一つ 『チョコレートは食べていいのは一日3かけらまで(板チョコ)』
理由は、チョコレートの食べすぎは鼻血を誘発するからだそうだ。育ち盛りの ....
夏の暑い陽射しが照りつける道を、大量の汗を滴らせながら、ひとり当てもなく歩いているような気分だ。数え切れないほど大勢の人が存在していて、それぞれが勝手な思惑を抱いて犇めきあっているようなこの世の中で ....
港は、夕暮れの薄いピンクに覆われていた。人の往来はない。寂しさが漂っていた。一時間に一本しかないバスが、つい今しがた出てしまった。倉庫が立ち並ぶ港に一人残された。営業用の道具を詰め込んだ旅行カバンが ....
好きなものは好き
人でも
物でも
音でも
空気でも
理由じゃなくて
好きっていう
その感じ
理由を付けようとするから
嘘っぽくなる
そんな理由なんて
所詮は後付けだから
....
秋田で、秋田の詩集を2冊いただきました。
その内の一つは秋田県現代詩人賞や『詩と思想』新人賞の候補に挙がったこともある田口映さんが編集の「北の詩手紙」です。
「北の詩手紙」は、下は19歳か ....
名古屋から豊橋に向かう途中の小さな街だった。何よりも高く、観覧車はそびえ立っていた。その観覧車は、遊園地にある類のものではない。突如、街にそびえる類のものだった。入り口付近には、一人の老いた男が箒を手 ....
深く人を傷つけるのに、罪が軽すぎる犯罪。
再犯率は70%以上とも言うのに、何の対策もされない。
捕まえて、被害届けを出すと裁判に行かなくちゃいけない。
そのお金も時間も苦痛も、ありえないくら ....
を知りたくて、いくつかの文章を読んでいる。
一つは柄谷行人の「『世界共和国へ』に関するノート」で、これは太田出版の季刊誌at[あっと]に連載中のものである。
もう一つも同じ誌上に連載中 ....
アフガンからの引き揚げを決めたようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000000-maip-soci
殉職者が出た時点で、当 ....
男はイヴを堪らなく愛していた。人類最初の女性に清純の輝きを見ていたのだろう。だが、イヴに近付きたいと日々願い続ける彼の願いが叶うことはなかった。自分がアダムであったなら、どれだけ幸福だったことだろう ....
今まで一度もそんなことが無かったのに、ここへ来てとうとう殉職者が出てしまった。
何かが壊れてしまったのだろうか。
僕もかつてはアフガンへの竹と堆肥の無償輸出を夢見ていた。アフガンの不毛 ....
自由民主党って
好き勝手自由にする民達の主って意味ですか?
また勝手に辞めて
授業ボイコットする先生みたいな事をして
学校へ行かない人やニートに
職場や学校へ行けって無理じゃないですか? ....
運転席側の窓を開けると、雨がアスファルトの塵を吸って蒸発した匂いが流れ込んできた。夕暮れまで降っていた雨は、真夜中過ぎの蒸し暑さに変わった。信号の向こうに見える、大きな洋菓子の看板の隅には温度計が付 ....
「伝説の勇者よ、さあ目を覚ますのだ」
連日の残業で疲れ公園のベンチで寝ていた俺は、変な男に突然起こされた。
「なんだよ」
サンジャポに出てくる画伯みたいな顔の男だった。
腹が立ったの ....
白布温泉から急激に下る坂道を男は走っていた。全長5kmの第6区。男の肩にはピンク色の襷がかけられている。男の走る周囲には葉の落ちた木、杉の木以外目に付くものはなかった。男のペースが上がる。前を行く選 ....
正義が勝つなら
人を騙したり
人を苦しめたりして
のうのうと生きてる人が
正義って事だよね
この世は正義の味方ばっかりだね
悪は滅びろって
真面目にやって
ひどい目見てる人が悪って ....
最近あんまり連絡の取れない愛しい君
俺は君の事一日も忘れた事無いよ
ストーカーみたいでごめんなさい
またすぐに居なくなるだろうけど
君と一番会えるのはここだけのようの思えるよ
俺は遠慮し ....
たまの休日に友人と会って話をしていても、近頃はすぐに「何か面白いことないの?」と、まるでそれが合言葉であるかのように、たがいの口からとびだしてくる。生活に刺激がないのは、環境が違えどみんなおなじで、 ....
四肢の死である。
139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179
【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.64sec.