「死と繁栄」という日本語訳の四人編成のバンドらしかった。
彼女の体は黒い布でくるまれていてドクロの紋章が焼き付けてあった。僕は彼女の体を眺めながら初めて出会った日のことを思い出していた。「僕 ....
まずは思い出話から始めさせていただく。
かつて私の父は、射撃の腕前がなかなかのものだったらしい。まぁ殺し屋だったんですがね、結婚を機に廃業したのも遠い昔のお話です。
で、子供の頃、そんな父とア ....
僕は支度を始めた。パン、ランプ、毛布、ナイフ…必要だと思われる物をいくつか詰め込んだ。さぁ、ドコへ行こうか。
「君はドコにも行けないよ。ドコにもね。ココに住む事が出来たのだって黄色が君に話かけて ....
僕らが住んでいるアパートは道を挟んだちょうど向かいにあり、よく晴れた日曜日の午後や暖かな春の夜には近くにある静かな公園に出かけたものだった。
ある日自転車で近くのダム湖に行くと、彼女はピンク色の ....
僕は紫。生まれた時から紫。だからどうしようもない。本当にそう思う。
赤と青の里から遠ざかり丘の上の藁葺き屋根の小さな家でひっそりと暮らしている。
時々黄色がやって来てスープを作ってくれる。
....
感情が、とても繊細になる時がある。たぶん、季節の変わり目にだと思う。空気に反射する光の違いが、如実に表れる。
視覚と聴覚は遠隔的に、外部の環境を内部に受け入れる。蚤ほどの身一点が、視覚と聴覚を通じて ....
{=引用
第1幕
登場人物 マクベス (テクスサクス州知事、後のスカトロランド王)
従者 (秘書官)
SP若干名 (目と口にガムテープ、耳には栓をしている) ....
ヒトはなんである種のコトについて、自分で失敗するまで学ばないのであろ
うか。他人の失敗は笑うクセに。
大した事ではない。蛇口のことである。
小学校の頃。今は亡き親父が、風呂釜のガス管を ....
体々をがらんと眺めれば、良し臍櫂と三つ首を垂らす獣がいる。
これは強々の家畜であり、乳祝に良く相名にわろし。
名を古永蘭。身は三尺。人の名を呼び、呼ばれると大病を患い凝物部を発しととに至る。
....
二千十年三月十一日執筆開始
死にたいと思った。生きたくても生きられない人もたくさんいるのに、贅沢だと思ったが、そう感じてしまうのはやむを得なかった。何一つ、明るい見通しはなかった。これまで一年 ....
妻
古い女の意。
実質的にオバサンと同義であるが、年齢と関係なく属性に付帯させる呼称。
その語感には老化による失墜ではなく心情的な不幸が投影されており、安堵
と焦慮、妥協と不満、 ....
今、23歳になっても次のようなことを主張する私は、世間でいう中二病以外の何者でもない。そして私自身、自分のこの考えが社会に通用するとは考えていない。
しかし
あくまでも、「人間社会には」、だ。 ....
うん。ほやから、アホなんやろーなって思うもん、自分で。なんてゆーかな、何回こういうことやっても凝りへんってゆうか。・・・凝りへんのとはちょっとちゃうな。なんやろ。期待してるんかな、なんか。何に期待 ....
最近耳の奥がキーンとするので、耳鼻淫行科に行くと、
「それはきっと、ドナルド“THE DUCK”キーンさんが日本文化センター大賞を受賞したことと関連があるに違いない・・」と机を叩きながら吐き捨てるよ ....
相変わらず割り箸が上手く割れない。
しかし最近エコ箸なるものが勢力を増してきて、悩みは解消されつつあるかと思ったのだが、
ラーメン屋なんかであの箸だとツルツルすべって食べずらいという新たな悩み ....
批評祭の貝吹明さんというひとの投稿文がおもしろかったのですが、
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=201246 【批評祭参加作品】思うこと〈2〉
http ....
空港の中を外国の個性的な人とすれ違いながら歩く。すれ違う顔をまじまじと見つめながら無人電車に乗るべきホームを探して歩くけれど、普段は見かけない外国の人というのは化粧が濃く掘りが深いので、個性的な顔 ....
ちょっと目を離したすきに、新着作品はリストの果てに沈んでしまっている。1-2週間分の作品をまとめて見ようなんて気にはなれない。それが多すぎて、かつ自分に合う作品が少なすぎるから、なんとも労に見合わない ....
夜、真っ暗な中、なにもないような山間の道をえんえんと走った。連れと、ここを二人で走ったら、どんな二人でも、恋に落ちるかもね、と話した。人生について語らなきゃいけない気がするからね、と言った。そして、い ....
皆さんこんにちは。昨日の「黄色の日」は、とても楽しいひと時で、それぞれの詩と朗読と会話が近況報告になるような同窓会の雰囲気で、美味い酒を飲みつつ僕もふだんの「はっとりん」らしい自分が回復されるのを感 ....
元サーカス団員、元俳優。自称哲学者、思索家、表現芸術家。
1917年12月25日(出生届では同年8月3日)イタリアのジェ
ノバに生まれる。2003年7月2日没。
母親は巡業劇団の ....
主に体と心を供え物として捧げます。
感謝と賛美は私達の務めです。
困っている人を助けて上げたい。
命の平等性。
個人の尊重。
罪無き人はいない。
どんな人も1日は24時間である。
そのばあさんは二十四坪ほどの敷地に長らく独居の身をやつしていたが
ある年、解体業者を入れて古びた二階屋を取り壊させた。
更地が深く掘られて型枠にセメントが流し入れられ鉄筋が組まれると、
近隣の主 ....
『大蛇と影を重ねて』
*
――目が眩んでしまいました。私は、してはいけないことをしてしまったのです。
そこで私は、欲望の中を飽きるまで楽しむことで未練を捨て去ろうとしてい ....
素股
性風俗業界用語で、精神性を重視した男女交際のあり方を指す。禅で言う公案、
フランス語でサルトル・エ・ボーヴォワール。
素敵
人類のみに特有の、抽象表現の1類。
小 ....
まだ寒い日の明け方。日が、万物への儀礼的な会釈を終えると、待ち構えていたように南風が私を捕まえた。南風は厳格な風らしく、風を信じてやまない者達に[詔]を伝える。聞きたくないと言っているのに、右の葉が ....
リルは結婚することにした。悩んでいてもしょうがない。明日には明日の風がふく。半年も悩んで答えが出なかったなら、あとは思い切りやるしかないのだ。
リルが長年卑しい親父と関係を持って手に入れた中 ....
外来者に対して印象は良くしたい。臭いのは自分も不快だ。私も玄関や
トイレに消臭剤は置いている。見方によっては不気味なポプリの他は、
ドクター・コパの開運だの假屋崎先生のバラの香りだの、ブルーレット ....
ザーメンズ・リヴ
1970年代に隆盛を極めた女性解放運動ウィメンズ・リヴにより、実質的社会進出
と概念上の地位向上を成し遂げた女性に齟齬を来した男性が21世紀※1 に掲げた
、保護主義的 ....
世の中男ばかりが悪事を働くと思っていたら、林真須美以来の悪党が
久々に登場とあり、被害者には悪いが、マスコミのヒマ潰しの感があ
った「のりピーネタ」が夜のニュースから一掃されて、私としては喜
ば ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
大学生活2ー医大のこと
番田
0
10/3/16 23:26
感情による共感、によらない一体感についての個人的な考察
テシノ
9+*
10/3/16 19:40
harmonic simulation (for Leo a ...
Oz
3
10/3/16 17:34
大学生活1
番田
1
10/3/15 20:33
harmonic simulation (for Leo a ...
Oz
3
10/3/15 17:15
アルカディアユートピア
ブライアン
2*
10/3/14 22:55
戯曲 マクベス21
salco
2*
10/3/14 1:47
どどどどどど
大村 浩一
9*
10/3/12 12:42
古永蘭
[group]
竜門勇気
0
10/3/12 5:18
自殺志願
攝津正
2+
10/3/12 1:54
サから始まる語義凡例・ツ〜ナ
salco
2*
10/3/10 23:43
中二病患者からの反論 (走り書き
結城 森士
4*
10/3/10 16:07
夜夜
捨て彦
1+
10/3/10 14:21
いちばんはじめの出来事
花形新次
3*
10/3/9 13:44
at Short Stay Monday
BOOKEN...
6*
10/3/9 2:27
貝吹明さんの『【批評祭参加作品】思うこと』を読んで、いまさら ...
ツ
4+*
10/3/8 3:31
空港へと2
番田
1
10/3/8 0:59
現代詩とマルコフ連鎖モンテカルロ法
KETIPA
2+*
10/3/8 0:49
夏のおわり
イシダユーリ
11
10/3/7 17:50
詩人達の新たな旅路に向けて 〜「黄色の日」の印象的な詩のひと ...
服部 剛
1
10/3/7 12:26
アルフォンソ・サノヴァビッチ4世についての覚え書き
salco
2*
10/3/7 10:45
我徒然なるがままに
ペポパンプ
2*
10/3/6 23:28
アンチヒロインの思い出
salco
2
10/3/5 21:11
大蛇と影を重ねて
ポッポ
2+*
10/3/4 8:41
サから始まる語義凡例・ス〜チ
salco
5+*
10/3/3 22:44
3席2夜(春雷)
まきび
0
10/3/3 0:19
3席1夜(終話)
〃
0
10/3/3 0:16
消臭考
salco
3
10/3/2 2:42
サから始まる語義凡例・サ〜シ
〃
2
10/2/28 11:31
毒婦の系譜
〃
1
10/2/26 21:15
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【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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