秋雨に 濡れた身体を 抱き寄せて
裕次郎の無頼の歌や八月尽
稲光叫びたくとも叫ばれず
秋夕焼けヨードチンキの染みのごと
新涼や夜の果てから明日を見る
何も無き身を庇ひつつ休暇果つ
秋初めビーナスの裾整はる ....
喪雨降った曖昧視姦濡れ毛布
も映った I My 私感彼、恐怖
もう吊った哀、毎死カンヌでロープ
不毛だっ他愛ないし冠ポップ
もう終わり、甘美な唾液が、弛緩の勝利歌ってルーイン。 ....
蜜 蜂 や 甘 い 寝 床 は ど こ に あ る
茶 の 花 の 語 ら ぬ こ と を 飲 む ば か り
両 足 が 棒 の よ う だ と 案 山 子 か な
赤 ....
釣り竿の 藍編む露ed year,year,夜
glass水 手と螺、ポットに 沈んでる
釣り糸の 不意ed Backが 箱形崩し
笑む、どっと 球は居合いと 鉛雨期
黄金の ....
招くばかり滝
草いきれびょうびょう
水酸化 名取り生む、咲いた 睡散花
或る幽、山河澄めたN 暗喪に熟む
青空に アメンボ泳ぐ すいすいと
指震え 恋人の手を 掻き毟る
血が出ると chill out近く 灯欠けると
そしてなお シュガーの夢に 遊ぶのか
疲れたと 怠慢蒔いた戸 誰、月 に
死ね死ね死ね死ねキャンデ ....
煤眠り SuiSui再度 焦げロープ
苔眠り スィスィ再度 漕げボート
逆さ花 茎をあたしにどうしろというの
願ってもない 連れ込み宿の壁れんれん
アスファルト届き届かず朱い爪
(ペンギンの声引きつる ....
ほととぎす米は粒立ちて炊きあがる
万物の匂ひ放ちて梅雨入かな
麺麭の肌黴の楽土は燦然と
著我の咲く野に雨の声雨の唄
靉靆と言ふ語に逢ひぬ五月尽
ほとばしるごとく青蔦壁にあり
五月雨や古代の ....
送電塔が遠く問う句と浮く入道雲。
ただひとり 君の足跡待つ解析
鉱 山 や 氷 河 期 抱 き 耐 え る 夏
網 戸 ご し 細 か い 夜 が 並 ん で る
盆 支 度 墓 の 間 に 間 に 少 女 た ち
盲 目 の 父 と ....
スキャンして済んで中のスキャンティーより薄い紙
スリット入りスクリプタークリップ入れ膨張
昼に会おうって男来ねえからパスタとか喰うミートソースなのな
ハイクってどうやんのさ未来ボウル ....
庭うさぎ {ルビ食=は}み尽くしても {ルビ茗荷=みょうが}避け
揚げ雲雀 後悔先に 立たずかな
降る雪は空から戻る天主堂
記念像花火に涙をかざりけり
畦 道 に 自 転 車 ゆ き て 蛍 舞 ふ
幼 虫 が 齧 る 花 食 べ 羽 化 を 待 つ
夏 に 首 痛 め て 星 も 見 れ ぬ 夜
古 井 戸 や 落 ち ....
夏 か い て ん す る と 同 時 に 蝉 騒 ぐ
盗 塁 を 刺 せ ず 投 手 の 恋 終 わ る
縁 側 の 素 足 の 影 で 眠 る 秋
草 む し り 花 ....
高揚に 愛得る融と 抱擁を。
焼 き 魚 泳 ぐ 世 界 は 詩 の 世 界
前 世 で の 僕 ら ふ た り の 墓 参 り
夢 枕 寝 グ セ で 立 っ た 先 祖 さ ま
ね み み み ず 寝 間 着 ....
朝が来て 今日もまた君を知る至福
泣けぬ夜に君想う孤独 雨落ちる
醜い腹を 殺ぎ落としても 残る心
春のX 僕の歌いし 夏の宙(そら)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040512k0000e040037000c.html
大輪が
弾けて消えて
なくなって
繋いだ指が
離れて消えた
Date:9th,May 2004
4th
目の前を ふさぐのは誰 煌きか
重力の レンズで歪む 君の顔
五月闇を 一人歩く 哀美しく
昼の合間に夏めく一人で
前髪が萌ゆるのは貴方の横顔
鴉来る数十羽来る空は青
鴉悲しまず空の青海のあを
山に海に日の唇づくるとも鴉
鴉鳴く読点多き文読めば
人死にの記事を切り抜く鴉鳴く
鴉捨てにゆきてかえらぬおとうとよ
....
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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