なにもない なにもないから よく見える
おんなである
ことの妙、世に
咲く花に
げこげこげこ
夏の障害物
を越えて
ふと君が 浮かんで消える 体感温度
草萌ゆる 庭を覗けば 枯れた花
青い影 いまはそれさえ 独りきり
空の雲 淡き恋の 記憶のいろ
砕け散り 輝く日々は 錆 ....
ひまわりと眩しさ競い痛み分け
花の命いづれ散ると知りつつも咲く
蛍
ちりちりと
夏の焦げ目
あなたがくれた
一度っきりのキス
頬に
夜風
さあ
今日も
飲むよ
コーヒー牛乳を
地下茎を熱り勃たせて力瘤
春の花ほつれゆくまま雨模様
現し世のなべて二重の涙かな
雨の舌双つの蝶を行き来する
手のなかに生まれ滅びる己かな
留めおく術も失くし ....
価値のないわたしが生きて命を喰らふ
天才がひとりだけ居ても何もできない
照りつける
俺の青春に
麦茶くれ
はらがへる れいぞうこ見て 「なにもない」
ふらふらと
おんなの肌へ
手のふれて
言えないよ 年の差感じ 好きなんて
深 く な る 溝 か 絆 が ケ ン カ か ら
春が来て当たり前に夏が来て
轢かれても轢かれても鳴く雨蛙
待ちきれず不味いスイカを啜り食う
汗垂らしカレー食いつつ夕涼み
ベランダで湿気た花火を一気点け
....
落ち込んで 頭に浮かぶ 別れた子
かわいいと 言えば言うほど うそっぽい
この気持ち
わかってほしい
あなたには
見えるかな 真っ赤な糸の ある小指
何を書き何を消し去る踏切夜
目の前に灯し火の音ひらく雨
歩む背に消し炭の夜やわらかく
描き出す描くともなく描く夜
春のうた頭上の夜に触れてゆく
....
切実に
誰でもいいから
愛をくれ!!!
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる
文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす
冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
....
君いだき、死体をいだき死人花。
夢はぐれ、朽ちた己我、死想蘭。
坂上がる、死人が還る鬼の刻。
狂い花、想い出ばかり掻きむしり。
....
全身で
感じるほどの
恋がしたい
Kをして、Pを舐めても、Fはまだ。
ぺろぐりと、なんて卑猥な69.
Qエスチョン、Cの皮を剥いたなら?。
正常位、イクときいつ ....
口移し、絡んで伝う、舌の味。
ため息に、愁い感じて、Kで塞ぐ。
恋盗られ、その一瞬に、涙呑む。
滲む影、瞼に映る、想ゐ人。
....
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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