谷地出でて 宵待ち月の 淡さかな
竹伐るや 響くは子らの 声ばかり
雁鳴くや 湯呑み一つの 影法師
栗落ちて 音暖かき 背戸の闇
夕暮れ ....
なにをしてもひとり
どこにいてもひとり
だれといてもひとり
しあわせを逃がす手のひらおぼろ月
晴れわたり心ふさがる青の青
風の背の名を問うなかれ枯れ葉舞う
心の手閉ざすたくらみひらく花
野 ....
銀河団ひとり夜道をとっとと歩く
ふたりの人 おきざりに 人生航路を 歩いて いくの
振り返れば 余りに 酷い 失敗に すこし 頭を 傾げて歩く
....
まっている パジャマ姿の 君の電信
もう雨が降ると息が白い
プラットホームは痛いほど凍てついている
出来損ないの私の影を穿つ雨
午前六時三十分に青い電車に乗る人 他人の朝
水溜りよ青は無残に散乱する
どこへ ....
「にゃぁ」と鳴き 生まれたこの世に 感謝をし
のたのたと 母を捜して 歩く{ルビ四足=あし}
雑踏も {ルビ雑音=ノイズ}もヒトも 気にもせず
{ルビ命=イマ ....
寝がえりの数だけ夢は裏がえる
またひとつ積もり重なる雪まなこ
煌々と言葉は眠りを遠去ける
見も知らぬ機械の生まれを語る夢
....
『空虚』
淋しいと
上目遣いに
霜焼け両手
『歓喜』
甲高く
笑うその声
耳に響けど
『温かみ』
....
くしだんご 1.5個に 分かち合い
作ろうよ 昔のような 人の和を
a.或るコール/℃が在ル-Suiな 水溶日
落果サン-d虹むカテー照ル 水溶日
4/t one.ダ-タイプのイヴは 水溶日
第Ur番カルシュー夢-seの 水溶日
Lu-秋-ng ....
旦那さま 秋が私に 見えまする
日が暮れる 金魚の尾ヒレ 追いかけて
失恋の傷に追い討ち栗の毬
秋風の所為と言い張る君の嘘
秋ついりポチはハウスに引篭もり
月観れば腹を叩くか遠吠えか
天晴れと誉めてつかわす秋の空
....
目覚めると 日に日に体 丸くなる
くすぐったいと
言えずに{ルビ母=あなた}は
くくくったい。
我も恋う Re:添付あります ワレモコウ
果てしない
闇を光に
変えてゆく
争いを
世からなくそう
永遠に
ててててて
ケケっとするのは
ポポンさん
夏の夜に
花火みるため
灯台へ
好きなんて 言の葉よりも 態度だろ
何よりも 心に残る 君の声
ことのはに 恋して待つよ 君の投稿
この恋の最終回と後日談、知りたくもない。なければいいのに。
・空港に 別れ晩夏の 日が沈む
・囀りや 一枚岩を 水すべる
きみと秋 いちまい羽織って 梨をむく
大量のオカユを入れた片手鍋、歩いてウチまで持ってきた君
「たまご粥、食べると風邪が治るって」それだけ言って帰ってく君
鍋を持ち夜道を歩く大男、思い浮かべて涙が出そう
ありがとう。もう ....
飼い猫に 爪をたてられ 涙でた
昔見た 映画をみると 涙でた
さよならと 彼女に言われ 涙でた
いつまでも 仕事が終わらず 涙でた
ファミレスで タバ ....
お帰りと やさしく包む 母の声
130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158
【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
0.38sec.