揺れ通す竹の林や女泣く 目白散る切なき昼となりにけり  春近しバレンタインに歯医者行く

 {ルビ薄氷=うすらい}が私の好きを映してる

 

  
日の透くる椿の花の別れかな 並び夜 雑音無音に とけていく


星がくれ いくつ数えた ケンケンパ





幸せは 見つかりましたか? 青い鳥





青信号 白いトコだけ ケンケンパ


 ....
見下ろせば煙ぶる郡上の冬支度
円空の冬の刻みや千の腕
宿の湯にゆるゆる流れ枯葉舟
捨て城の冬帽ふたり憩う石
堂の夕裏山燃えて冬紅葉
鞭鳴らし予算会議の二月来る

豆まきの窓を見つめて秋田{ルビ犬=いぬ}

病棟へ渡る廊下の{ルビ余寒=よかん}かな

人に別れ炬燵に眠る二十五時

礼服の上司の肩に氷雨降る

女子 ....
仰ぎ見る天 弔いの鐘 白く鳴るなり {ルビ鉄=くろがね}の疑問符 持つ陶器たれ へうげもの 美しき 葛藤に在りて 藍と咲く 名を忘れ鴉にもらう夜明けかな



戸惑えど戸惑えどただつづく道



灰と種そのどちらにもなれぬ我



けだものに寄り添いて笑む夜風かな



終わりへ ....
まだ行けぬ まだ生けぬまま 我は逝く 目にいたい ふゆの青空 雪国の
                   広茂
すやすやと白猫の身に冬籠り 淡き恋月を浮かべし君の瞳に 年明けてそっと踏み出す一歩かな

ほろ酔いて妻の手を引く初詣

初売りに祖母と来て買う晴れ着かな

長生きの人にもまれて初地蔵

初芝居光あふるるロビーかな

{ルビ角=かど}番の ....
離れてもなお離れ得ぬ漠鬼かな



つむる目にひとつこぼれるななかまど



つむる目の光のなかを去りゆく背



己れから己れあふれる獅子頭



さ ....
あけぼのの空に手を振る枯れ桜

光る目とちいさなおててでおとそ飲む

境内でおしくらまんじゅう五円投げ

しめなわのみかんを取って吹き抜けろ

朝帰りコンビニ明かりが目に痛い

北 ....
月澄みて
 鐘 響きあう
  奈良の除夜
今年から親父の頭が初日の出 寒雀九羽が十羽になりにけり チャルメラとネコが横切る二十五時



世界だって戻せるctrl+Z(コントロールゼット)



鈴の音がさみしさ誘う大晦日



白鳥や帰る頃には黒鳥や



寅さん ....
くさむらを
  かけはせるような
       よいきもち
セーターを 編んでほつれる わだかまり 冬{ルビ寂寞=じゃくまく}窓に貼られしアンパンマン 肩こりも十有余年冬の薔薇 足裏にアルミ冷たき朝日かな 雪わける新幹線の速さかな


三階で見ても霰でかすむ街


犬に追われ篭に白雪頬に風
大クレーンふいに傾く{ルビ雪催=ゆきもよい}





          {引用=一九九七年一一月三〇日}
玄冬の砥石を濡らす太き指





          {引用=一九九五年一一月二二日}
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
冬の竹A-291*07/2/17 0:03
冬の目白007/2/16 23:57
バレンタインの風強したにがわR107/2/15 19:00
別れA-293*07/2/14 17:14
ケンケンパchica3*07/2/14 5:39
飛騨徒歩1*07/2/10 20:49
如月ささき3*07/2/10 10:20
白鐘WILLY007/2/5 17:35
へうげもの107/2/5 17:32
咲藍007/2/5 17:31
冬鴉木立 悟907/1/30 2:30
何処へでも[group]Anima2*07/1/28 20:35
_こしごえ7*07/1/28 12:52
すやすやと青の詩人0*07/1/26 18:09
淡き恋3*07/1/26 2:18
お正月ささき3*07/1/21 23:25
冬応木立 悟907/1/11 13:19
正月とかchica5*07/1/11 4:14
大晦日除夜fukuon...207/1/1 20:42
元旦新守山ダダマ407/1/1 14:04
A-29206/12/28 13:37
年末年始の候chica4*06/12/27 3:38
草原キゴショウ106/12/26 23:23
セーターつむじまがり3*06/12/25 22:50
冬寂WILLY1*06/12/25 8:39
薔薇A-29006/12/21 19:56
106/12/21 10:44
犬に追われ鳥獲2*06/12/20 1:27
雪催渦巻二三五306/12/18 11:26
玄冬506/12/13 10:26

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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