駆け抜けた 熱き血潮は今もなお

白球の行方に気分が浮き沈み

終わる夏 流した涙は後輩へ

青空に響く 金属音の夏

声枯らし檄を飛ばす 最後の夏

負いしもの 踏み越えてき ....
空泳ぐ魚が水面に映ってる

せせらぎの声が今日は風邪ぎみで

光る瀬に低空飛行の戦闘機

居眠りの私を蟻が巣へ運ぶ

川の瀬に溺れる私の夕まぐれ

さようなら魚が跳ねて言いました
苔むして 夏の日足に 映える石 雨やみて雲雀の飛んだ水たまり

何を見て驚いたのか鯉のぼり

紫陽花がたくさんのいろ人みたい

桃をむく香りと北へ寝台車

空目指し向日葵たちが背比べ

アリが来てわたしの足を ....
其れ



夜更けの雨を好み候 俄雨にむせる灰 幾人かと視線の合いし夕立かな 駅ビルの中も濡れたる夕立かな 雨脚や出水の亀の見ゆる窓 魚跳ぬる河口眩しき都市の夏 秋の風 初夏の中にも 混じり居り 

秋来れば ちいさき 虫達 喜びて

秋茄子に ブラジル 生まれの かぶとむし 

かぶと虫 卵を いだき 土の中 

みみずはね 土を 耕し 活き ....
唾を飲む。
ごくり、と耳に響いてく。

目を閉じる。
あの日の空が見えてくる。

聞こえてる。
君の歌声今もなお。

声をだす。
浮かんだ言葉をひたすらに。

泣いてみる。 ....
しとしととヒエイ霞てつゆの雨

青田には頼もしげなるつゆの雨

梅雨の雨降りくる中を歩みゆく
いつくしむ べっどのきしみ ぎしゆらり 街なかやフェイスタオルの落ちたまま  スイカ玉 抱えた君が 懐かしい 雨に濡れ紫陽花のため息ひとつ


思い出に指先染めて蛍草


ヒツジグサ夢の{ルビ水際=みぎわ}でまどろんで


ジャスミンの香りに偲ぶ「愛の通夜」


向日葵やひとり見送る日 ....
雨降りて 蛙も宿りに 帰りたり


窓枠に 狭しと並ぶ 白きもの


紫陽花の 葉の裏見れば 蝸牛


長靴と 黄色い傘の 帰り道


水たまり  ....
梅の咲く 古都にうまれし 新しき珠  鳩が来て紅葉の枝に住まいけり

 陽が上り妻のチロルの服を干す

 初西瓜妻にやるため買いにけり
夏葱や魔法使へた少年期

麦藁帽誰かの思い出波に消ゆ

夏草や旅の鞄に陽が落つる
蟻地獄柱時計の午後三時

ブルースと夜霧のためのバーがある

黒百合や母のピアノの埃拭き
梅雨の晩送られし日々の紙一重

夕立の山小屋のよな紙一重

麓から頂上までをなぞる指

折り紙を折る指に癖あらわれり

夏服を脱いで蜉蝣乱舞せり

青簾恋匂い立つ畳の間
青葉の日プロコフィエフ午後一時

詩が好きで詩学が好きでもみじ緑

近江富士まさおな琵琶湖子と共に
 鳴かぬなら 私が鳴こう ほととぎす






  (過去作です)
空わたり沈むまなざしみずたまり



二季またぎそよぐ野の墓みずたまり



何も得ず何も見ず居るみずたまり



輪を{ルビ描=か}かずめぐる生の輪みずたまり
 ....
瓦屋根白黒雨粒てんてんてん

夕立のみぞおち満たす涙かな

右折してまた右折右折片思い

山消ゆる入梅とともに君までも

紫陽花の涙雨に浮かぶ薄紫

窓ガラス雨だれ落ちては指で追い
五月雨に映えて{ルビ清=すが}しや草緑


散歩道寝そべる蛇に邪魔をされ


木漏れ日に透かして緑の影模様


憂鬱な世界を壊せ青嵐


吹き荒れる緑に心さらわれて


 ....
散ることを知らずに咲けぬ霞草

この皿は一人暮らしの味がする

万華鏡最初の絵柄はよかったのに

一輪挿し咲いているのは違う花

地下鉄の窓の鏡が怖いだけ

あくる朝アドレス帳 ....
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
夏〜高校野球〜秋桜4*07/7/16 19:57
さようなら小川 葉607/7/16 17:24
夏のある石こしごえ5*07/7/16 16:53
雑季たもつ13*07/7/16 10:38
有季 自由律 多行/////107/7/12 0:30
夜更けA-291*07/7/11 2:12
夏の或る日こしごえ3*07/7/9 14:43
夕立A-292*07/7/9 2:00
1*07/7/9 1:47
雨降り1*07/7/5 2:21
1*07/6/26 21:19
生体実験 。 すぬかんなが...0*07/6/25 7:44
生きている秋桜9*07/6/23 11:14
梅雨生田 稔407/6/22 11:54
劣情雪間 翔107/6/21 17:34
日の盛りA-292*07/6/20 20:07
思い出doon3*07/6/17 4:45
花日和Ⅱ[group]未有花12*07/6/13 12:10
梅雨秋桜4*07/6/11 0:12
池中茉莉花3*07/6/6 6:15
水無月となりて生田 稔107/6/1 10:56
少年期村木正成6*07/5/28 15:55
柱時計207/5/26 21:34
青簾小川 葉507/5/23 1:58
青葉の日生田 稔7*07/5/22 13:24
鳴かぬなら山崎 風雅207/5/22 0:34
みずたまり木立 悟1107/5/20 21:15
涙雨小川 葉3*07/5/19 20:58
緑したたる[group]未有花12*07/5/16 8:59
霞草小川 葉4*07/5/15 0:44

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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