ベッドにて五七五が降る短夜
恋人になるには早い無月かな
太陽を追い払いたる冬霧よ
しりとりをしてもひとり。
カレー食う、ひとよひとよにひとりみの
歯ブラシにシェービングジェル、五月雨の朝
銀の雨紫陽花染むるレクイエムか
傘を振りソールが弾く音、てゅるりらっ
....
夜寒し君の温もりホッカイロ
草の香に今蘇るヨモギ餅
秋風を身体に入れて色づこう
枯れ葉落ち生きた証の色光る
枯れ落ちた葉はガサガサと秋終わる
風吹いて枯れ葉は踊る帰り道
切なさが含まれる風襲う秋
どの季節より背伸びする秋空よ
流星人に笑顔を振りまいて
コスモスはすらりと伸びて花開く
名も知らぬ花開かせた獣道
無農薬地産地消に憧れる
松茸の香りを乗せて帰途につく
大空を我がものにする紙飛行機
夏終わり秋も終われば地味になる
朱いバラ曇って
朝火事かなし
林檎狩り我も負けじと赤くなる
木漏れ日に揺れる影見て時を知る
時計草針の向こうの夢ひとつ
真夜中をライトの如く照らす柿
天空の光で騒ぐ紅葉かな
バナナがふとい
あさひる暗い
神社の裏は川
秋深し読書に耽る今宵かな
教科書の 間白を埋めて 桜草
寒さ増し身震いしてる冬日和
百円きらり拝む
みな狂っている
楠が空の手前
満月に見つめられては照れ笑い
ふたことめには愛
楠が青空の手前愛の終り
雨の中縫うように吹く季節風
何もない空一面の爽やかさ
月ひとつ私を見てる夜の窓
夕暮れになくした道を思い出し
きらきらと空は大漁鱗雲
天の川銀河鉄道夜を往き
曇り空ひとり淋しく留 ....
窓の外には金の星
露草の青は空へと溶けて消え
縞猫が寝床へ運ぶイチョウの葉
阿呆鴉柿の実一つ落とし行く
ずぶぬれおっけー
オレンジ色のジョイ
猫には郵便局へ行くと言ったが正しくはローソン
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