思い出を 悲しい順に ならべなさい。



静かなる 風吹いて ひとりきり。



精霊の 衣の如き 初氷



ある夏の 思い出ひとつ 白貝殻



海岸で 壊れたピ ....
チョコレート 甘きくちびる 苦き 想い出

聖なる日 何が 清くて 穢らわしいのか

それよりも あっち向いてて 風を見ていて

郷愁の 教会の窓 今は割りたい

どっちみち あなたが ....
しんしんと 振り行く きょうの 八重桜 風邪の花なにか英語の飲みものを

導管へ真っすぐ落ちよ寒の水

しもやけの痕にやさしき指ずもう

冬雲やはっかの味のするたばこ

汽車を待つ人の隣で汽車を待つ

お父さん好きな言葉 ....
あら、雪ね。今年最初のヒヤシンス
 
この道のトップノートは沈丁花

ふんわりとパニエのおしりカイツブリ

自販機の青を覆うほどミモザの黄

ヒメコブシそろそろ秘めきれなくなった?
 ....
ぼきぼきとつらら喰うたび牙となる



我が身から生まるる銃群我が身撃つ



ぐるぐると腕まわすたび獣降る



灯の羽や吹雪に径を曳いてゆく


 ....
初恋のつめたい指先冬のみち



さびしさにレモン投げたい冬の空



小鳥らはだれのために泣いてるの



初恋は曲がりくねって青白く



宝石のように輝け遠い未来 ....
山笑う数多のはだか椿の湯

梢にて野鳥のふりですずめチュン
 
冬型の気圧配置の大海嘯

屋上屋さらに重ねて霜柱

一日を終えて夕日に沈む富士

土曜日は身のうちに海をいれに行こう ....
大雪の余りがこっちの粉雪


この闇の白きは雪とは違うかあれは


ヘッドライトが放射する雪よ


雪やない星や


場違いの米粉が散乱している


雪や雪雪から雪が分裂 ....
野良猫に無視されつつく霜柱 照らしても見えぬまま在る虚ろかな



降る桃と鈴のはざまを染める息



吹きだまる吹きだまる棘吹きだまる



あたふたと耳に目薬ひかり喰み

 ....
とっぷりと暮れてゆくかな正月は 雪うさぎ空の城壁うち砕く



目から目へ熱の{ルビ帷子=かたびら}奮えたつ



風の層やわらかな{ルビ襞=ひだ}たなびかす



濡れ雪の縦すじ仄か残り ....
「愛してる」返ってきたのはもがり笛

「恋してる」云われてゴメンもがり笛
面映ゆい君を抱き雪を頬張る 脇道をふさぎ手のひら横たわる



雨の音の光さかまく深夜かな



かたちからまぶしいかたち引いてゆく



拒まれてそのままにおく冬装束


 ....
かげおくり 思い出とおく 杉の上


真四角の 枠を飛び出し 青クレヨン


花は散り 果実は重く 苦くなり
炬燵の火 水失いて 指割れぬ

皮破る 林檎果汁の 生やかさ

氷点下 白き大気を 拒みつつ 

一人鍋 冬肌よせる ガスコンロ

雪女 凍えて泣くより 火で溶けろ

北風や 宇宙 ....
疲れたと 溜まる落ち葉に 独り言 蛍光灯 涙 ため息 白くけぶる

なにもないから星みてあるく
落ちる葉の 鋭い線を 流し見る

風ふいて 転がる葉音 耳すます
夜や夜ひとつがひとつをすり抜ける



轢かれては蹴られては筆たけりけり



記憶しかないというなら冬を喰え



おのれから去る笑みこそがおのれなり ....
*今日

面白い絵を見ていると鼻が出る

ロケットで宇宙に光る未知の色

色の夢手にした絵の具金色の

小雪の手に色のある午前0時


*明日

テレビつけ自分の映る思う ....
黒い虫

ばかだな それは

毛玉だよ
木枯らしや和服の袖に塵ばかり

酒いずこ閉じたシャッターもがり笛
渇くとせ指さきの冬終わるとせ



ふりそそぐ鎖骨のかたちしゃがみこむ



見ようともせずに見えては目をふせる



薄い紙おさえられずに泣く夜か ....
 作庭に影うつりける夜寒かな

 咲かぬとも乙なる桜立ちおれり

 三人して紅葉並木を歩きけり

 赤き葉が夜空にはえて西教寺

  坂本・旧竹林院、西教寺
台風一過読み書き散乱寝床耕す 紅の沸きだすやうに鶏頭花

鶏頭の紅唇に引いており

たばこ屋の鶏頭前に待ち合す

鶏頭を過ぎて途方に暮れてをり

唇を噛んで鶏頭重くなり
牡蠣フライ
コロンと3つ正露丸


ジョギングの膝の痛みや冬はじめ


カンパリとジャックダニエル冬はじめ
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
冬(二)青色銀河団1*11/2/13 21:33
St. Valentine's Day風音111/2/12 19:42
無題山崎みふゆ111/2/11 23:15
思い出した句集ああああ3*11/2/8 3:54
あらうんど如月サウンド[group]小池房枝2*11/2/7 23:50
菓子喰らう菓子(魔法)木立 悟211/2/7 21:08
冬(一)青色銀河団311/2/6 20:51
アバウトに睦月[group]小池房枝1*11/1/31 21:21
雪系小品(自由律)KETIPA011/1/29 22:39
つむじまがり3*11/1/24 9:35
焦土月齢木立 悟111/1/23 21:40
_渡辺亘111/1/4 19:48
ノート(冬境)[group]木立 悟111/1/1 0:30
北風よりトキハ スス...210/12/27 11:21
初雪310/12/18 13:04
ノート(雨未冬)[group]木立 悟210/12/6 23:08
各駅に乗って小林 柳010/12/5 21:44
枯れ女の瑞御飯できた代010/12/4 22:24
木枯し未完1*10/12/3 4:31
終電小林 柳310/12/2 22:33
310/12/1 15:08
夜や夜木立 悟110/11/29 22:03
夢の中に見えたものたち番田 210/11/24 2:48
怯え佐和410/11/23 18:25
もう冬トキハ スス...1*10/11/21 19:09
ふたつ 遠く木立 悟210/11/21 2:11
夜歩生田 稔110/11/13 21:22
台風一過トキハ スス...3*10/10/31 22:37
待合わせやぶさめ210/10/29 17:10
冬はじめトキハ スス...2*10/10/25 22:55

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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