不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
死神を副業にする桜守

満開の冷えた桜に沈む船 

堕天使も枝垂れ桜で白くなり 

漆黒の翼の痕に桜KISS   

JOKERが姿を消して花吹雪    

夜桜の影で小悪魔服 ....
助けてくれ!
(肝心なときに言えない現実)


死にたくない!
(生きたいのではなく怖いだけ)


なんでもする!
(神か仏になったつもりか)


うそじゃない!
( ....
彼岸桜優しげに咲く此岸かな

野に遊ぶさも値段高そうな猫

イヌノフグリ閉じてぽろんと今日でおしまい
 
産卵を済ませて二度寝のヒキガエル

コーヒーの記憶 取っ手のとれたミル
 
 ....
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ....
曇天に溶ける花びら 頬 目じり

花冷えに持ち寄る肌にふる夜よ

うち側に空を描いた傘、卯月

ぶらんこを揺らしてもなお遠のいて
くだらない差別に負けて雪雫

春分や そろそろビザが切れますね

春分やミャンマーの場所どこですか

春分や昼にも夜にも逃げられず

彼岸西風墓前で酒をちびちびと

遠足の弁当だけ ....
まおまおと艶めき歩く猫や春 たんぽぽの綿毛を吹いて来世待ち 

女王は一匹でいい梨の花 

すみれ草 光線銃で焼き尽くせ  

蓮華草食べて明日もハロワ行く 

毒性があると知りつつ躑躅蜜

咲いた ....
目をつむり目をあけ答えあわせする



振り向けば鏡を持たぬ空の青



目をつむり目をつむる火に触れてゆく



冬が脱ぐ光の服のたおやかさ



 ....
濡れ髪と匂い立つ夜に猫の恋

沈丁の香にしのんで肌を舐め

海明にうかべる白い朝と夢
まんさくの枝に結んだ恋みくじ

啓蟄や動き出せたら良いのにな

雪解けか小指贈って手打ちかな?

木の芽どき秘伝のタレの壺を割る

車椅子押してもろうて春の月

合格が捻り捻れて ....
鳳凰が月を飲み込む春の空

剪定で残れた枝がホッとする

春の土 寝っ転がって自分知る

童貞が羨ましがる猫の恋

白子干 生まれ変わって白子干

古巣には戻りたくない戻れな ....
コスモスがささやくコスコスサインサイン
トーラスなドーナツ揚げる霾る日

筍で円、放物線、双曲線
曲水の宴メビウスの帯締めて

死者互入生者の輪の中盆踊り
吊るし雛アルキメデスの立体で
 ....
 (朝の森)


トンネルを抜けると森に熱気球


十月の地に繋がれた熱気球


熱気球巨大坊主が起き上がる


熱気球深海クラゲの傘の色


熱気球プカリと浮かぶ朝 ....
●素肌かりかり。

切ったばかりの爪で君の背中をかき抱く


●そういえば糸。

抱き締める 絡む腕は糸か鎖か


●濃いのかしら。恋なのかしら。

アルコール 耳の奥で心 ....
雛の日に『首くくるぞ』のメール着た

配置場所じゃんけん選抜雛飾り

雛祭り階段落ちの面白さ

今年から五人囃子が軽音に  ("『けいおん』に" のほうが良いのか ....
君だけに毎年贈る桃の花

ウェディングドレス着たいとお雛様

初節句 純金の雛買うてやり 

雛壇に並ぶロボット銃を持ち

工作の雛人形はアヒル口

流し雛 海を渡ってLA ....
白魚にためらい傷がありました

スーツ着て会社に行かず凧あげる

君だけが友達でした藪椿

春淡し俺から会社辞めてやる

種芋になれずに腐り果てていく

ミシュランの調査員ぶり田螺 ....
し ま い 湯 に 黴 の 香 ほ の か 手 足 伸 ぶ

盂蘭盆会三句
仮 住 ま い 我 に は 詣 る 墓 も な く
夏 つ ば め 塔 婆 の 高 さ 測 る よ に
抱  ....
 樹木


山桃の実のぶつぶつの舌触り


葛のつる川土手の樹を緊縛す


炎天や犬の尿に樹木立つ


昼の樹の葉叢の奥の星の夜


窓を叩き梢が夜を連れてきた

 ....
春すぎて夏もすぎれば職もなく

蛍雪にかわる光かモニターよ

俗世からひと足先に飛び降りる

廃棄喰い己が身分の足るを知る

白米に蛆のおもかげ見ゆるかな

蓮茶飲み誰か故郷を思は ....
赤い糸切れて結んで春隣

鬼やらいリップクリーム貸したげる

早春や秘めた想いをチョコに載せ

まぶた閉じ2月の睫毛恋してる

菜の花忌司馬遼読んだことがない

春遠し十円ハ ....
 頭痛


倦怠が成層圏から降ってきた


うっすらと頭痛呑み込むパスタかな


氷床の軋む音する頭痛かな


頭痛飛び地球を巡り海に墜つ


 雨


生まれ ....
足上げて渡っているのは歩道橋 カンザシの
  椿の花に
   メジロ来る
寒鴉ココロの隙に嘴を

笑えないギャグを飛ばして滝凍る

大寒に愛を深めて寒からず

冬深し電車が走る日の出前

狩人が狩人を狩る月曜日

たい焼きをナイフフォークで食うマナー
 ....
自由気侭に家事放棄


笑って誤魔化せ実能力


外弁天の内弁慶


明朗快活腹黒々


矛盾してこそ育つ自我


暴いて欲しくて隠してる


そもそも隠すほどの爪 ....
肩に積もる 雪振り払い 君の部屋

窓の雪 飽かず眺める 床の上

ゆきおとこ 背中丸めて 帰りけり
影冴えて光きらめく雲見つめ
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
#桜2012 #京都北大路京介18*12/4/16 18:26
桜ユグドラシル23*12/4/10 21:19
最頻出!修羅場瀬戸際定型集mm112/4/9 16:42
三月のマーチ[group]小池房枝7*12/4/8 19:21
春の闇北大路京介20*12/4/8 12:22
ぶらんこはるな212/4/5 14:35
俳句2012 3月下旬北大路京介14*12/4/4 17:30
つむじまがり5*12/3/30 22:12
花ごよみ 春北大路京介22*12/3/30 22:12
現と在木立 悟412/3/27 20:09
はるな312/3/27 0:00
俳句2012 3月中旬北大路京介14*12/3/21 21:25
俳句2012 3月上旬17*12/3/15 22:52
数学俳句小池房枝512/3/14 19:59
熱気球試乗会 (俳句・習作3)壮佑11*12/3/7 20:52
近況を。東雲 李葉1*12/3/6 15:39
俳句2012 雛祭り2北大路京介13*12/3/4 1:17
俳句2012 雛祭り110*12/3/3 23:11
俳句2012 2月後半13*12/3/1 10:40
矮猫亭句帖2011ならぢゅん(...312/2/27 12:33
俳句・習作 2壮佑7*12/2/26 21:43
青草句集高原漣0+*12/2/22 23:26
俳句2012 2月前半北大路京介14*12/2/20 20:55
俳句・習作 1壮佑9*12/2/19 0:01
_番田 012/2/14 1:17
ペポパンプ12*12/2/1 12:58
俳句2012 冬2 たい焼き北大路京介16*12/1/29 18:24
「時間泥棒被害者の会」自由律十編[group]faik7*12/1/24 15:24
ゆきおとこつむじまがり4*12/1/23 22:52
【季題】 冴ゆるこしごえ0*12/1/19 8:40

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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