おっぱいの
先っぽを噛む
ヤりながら
水菜噛む甘いジョークを聞き流し
少年と少年眠る春の風
標本にできそうな虫春の風
読みかけの詩集をめくる春の風
寄せ書きになりたるギプス春の風
ホワイトボードに油性マジック春
散歩道
月に照らされ
夜桜よ
エイプリルフールの女濡れてをり
エイプリルフール地元じゃ負け知らず
エイプリルフール制空権確保
ラッスンゴレライやエイプリルフール
つけまつげ2枚重ねる万愚節
古書店に私の歌集四月馬鹿
ニ錠ずつ切りたるシート薄氷
駄菓子屋の満漢全席薄氷
ー ヽ 〜
(ちょうおんぷ かたかながえし なみダッシュ)
[ ]【 】{ }
(かくかっこ すみつきかっこ なみかっこ)
夕暮れを追い越すように燕飛ぶ
さりげなく感謝伝える種袋
帰宅まで我慢できない桜餅
置き去りにされた公園冬の風
粉々に砕けたる飴初紅葉
朝のドクターイエローや梅紅葉
木犀や三日月よりも細き月
雨粒の波紋広がる秋の水
蛤の赤だしがあり目を閉じる
蟲時雨犬の口から拡声器
姥巫女や霧の髑髏が血を喰らう
イカサマを見抜けない賭け油照り
34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74
【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
0.53sec.