猫の恋脳が束ねた結果でも
瞳孔を大きく開き猫の恋
失った左目で見る猫の恋
また尻尾短くなった猫の恋
猫の恋企業秘密が聞こえてる
お遍路を巡るセグウェイ猫の恋
デジタルの時計がゾロ目猫の恋
猫の恋一行だけのエアメール
猫の恋森進一かそれ以上
猫の恋背中の翼には触れぬ
猫の恋たった1日あればいい
猫の恋妻を嫌いになる理由
泣くことは雨に任せた猫の恋
僕宛のチョコじゃなかった猫の恋
木製のポストの陰に猫の恋
雪の街君とあいつが歩く街
逃げ道を防ぐ大きな雪だるま
どの口が言うのでしょうか朝の雪
合鍵を交換しあう雪の夜
なんでもない雪の日だけれどブーケを
冬薔薇抱く盲目のピアニスト
イル・マニーフィコ・スイートの窓の雪
信長の骨を枕に牡丹雪
いじわるな涙ひとつぶ雪女
バレンタインデーオムレツにハート書く
波音に溶ける囁き雪明り
長調で終わるバラード雪化粧
深雪晴昨日タメグチ今日敬語
頭からホームベースへ雪の声
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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