精霊が戻る夜
移動する鉄の塊のうえ
眠れない君は
きちきちと鳴く
(携帯苦手だ)
風呂が好きと言っていたから
たくさん人が来る銭湯は
家族で行きたくなかった
こんな場所で
あなたに逢いたくないし
あなたも
ゆるんでるときにバッタリは嫌じゃないかな
わた ....
『ありがとう』
せめてもの ご恩がえしと思ったんですけど
あなたは しわ枯れた手で
それすら私にかえして
帰るときには いつも
余るほどか
±0にしてくれるん ....
この中って、どうなってんだろう
どいつが開けたのかな
こんな穴
なんで こんなとこ入りたいのかな
猫って
あいつ 鼠つかまえないのに
スズメ捕るなんて
案外
....
情けないよ
あんたが一日いなくなっただけで
狂ったように悲しんでいる
思い上がってたのさ
自分は強くなったって
でもホントは決めてたんだ
あんたなしで苦しんで生きるより
あんたと共に楽しく生きる ....
僕 達 は も つ と 一 緒 に ゐ る べ き だ つ た 。
遠 く で 鳴 く 蜩 の 夏 。
このまるいの かわいいね
なんで こんなとこにぽつんと 生えてんの?
親子みたい
うちにも 植えたいな
あ
これ
木じゃないんだ!?
一年でおわりなの?
ふーん..
....
かあちゃん 祭り見ねぇで
ごごに 帰っから
あおとうがらし 心臓止まるくらい 辛かったけど ....
蜘蛛みでだべ、
あたしの白ぇむなもと、に、
まだ恋してらった。
蝶みでによ、
からまってらった。
もういねえのによ
そこに蜘蛛だば、
んだはんて、
こうやって
ひとりでねらんだ。
あたし
なんで
あたしに生まれてきたんだろ
そんなに
前に悪いことしたんかなぁ..
それとも
まだマシなんかな
あたし
かあちゃん
祭り見ねぇで ごごに 帰っから
あおとうがらし
心臓止まるくらい
....
その眼は、何を見つめているの、
その眼は、何を見つめているの。
無粋だな。
お前に聞いてるんだよ。
おふろおふろ
活き活き
豆腐につかっていると日頃の酸がとれるようだよ
これ何?魚の酢漬け。スク豆腐。豆腐とカリカリした骨がね。
せまくないスカ?まるのままの付き合いが骨を活かすこと ....
罪をあがなおうとは言わない
空は青い。
青くなくてもいい。
来る途中に蟻を踏みつぶした朝だ
台風、大雪
そんなの、ちっとも関係無かった。
いつも、この道を歩いた。
ほんの数秒の、近道を
びっくりした瞬間に
落っことしてしまった、っ、は
鍋の中で出汁を吸うと
綺麗な色艶に、茹で上がった。
だから皆、
美味しい!とは言わずに
おいっしい!、って叫ぶんだ。
あ〜、花火はまだなん
さっきちょっとやってたで
今ほんなら休憩かいな
暑いわぁ
うちわ配ってたで
うちわやったら熱風くるだけやん
浴衣きついわ、おかん崩れへんようにておもいっきり帯しめよるから
あ ....
家族と走った8万キロ
一人で走った1万5千キロ
家族に内緒の5千キロのうちわけは
君だけが知っている
ス テ ロ イ ド
傾 ぐ 夢 さ え 痛 む な ら
遠 い 目 蓋 に 果 て よ 、 残 夏
この手誰の手?
ふわふわ手。
居眠りしている
子猫の手
ちがうよ
ちがう
それは前足
薄目をあけて
子猫が抗議
ニャーン
地に埋まった男は
逆さの姿勢で固まっている
そのまま足を伸ばし続けて
彼は、いつしか
木、と呼ばれるようになった。
センレツナ
キオクダケヲノコシテ
キエテシマイタイ
箱の中には
何も、入ってなかった
でも
箱が無ければ
思い出なんて、なかった
漣の痕の残る崖に蒸留塔が押し寄せている
駅前の商店街
スーパーマエダの軒先に
涼、いりませんか。
手書きの夏が、添えられていた
私のシガレットケースから
ひとつ 拝借した友は
煙草は二十歳まで
と笑った
今年 彼は幾つになったろう
豚の像に戯れにさした煙草
うまそうだな
と笑いあったことを思い返す
....
君とはケンカしたね
お互いソッポ向いて怒って…
「もう知らん!」
「ウ〜!」
すると君が唸りながらゲップした
「グボォ」
「変な声〜!」
私、いつのまにか大笑い
君、いつのまにかしっぽユサ ....
姉の友達の犬が子供を産んだって…
それが君との出会い
お礼にケーキを渡しただけで
お金なんてかからなかった
君が教えてくれた
犬と暮らすことの喜び
命の尊さ
犬の価値は種類や値段じゃないってこと ....
カッターや
ハサミや
カミソリなんかより
もっと鋭く尖ったモノを
あたしはちゃんと知っている
君が泣く夢を見たので今日僕は
形在るもの凡てを憎んだ。
124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145
【携帯写真+詩】携帯メールでの投稿
0.42sec.