こんにちは、僕はサボテン2号。
僕は待っています。
こんにちは、僕はサボテン2号。
このコの眼には
どう
うつるか知らないけど
ひと
雨水がさらけ出したものは
きっと未来
微量の酸に溶かされて
口には出せない罪だから
沈殿した
醜い鍾乳石
自分達の罪だか ....
壊れた窓枠に夏草が絡んで居る
肺の中に迄拡がって其れは
あたしの息の根を止めてしまう
「廃墟は未来だ」と云った
行く末を知って居るかの様
不変なものなんて無いのだろう
空の ....
ここは
終わったんだ
まだ
あるといえばあるけれど
きりとると
思ったより
悪くないかもしれない
旅立ちにはもってこいの日和だ
風は南南東
ロウソク工場の煙から
推測するに風速は2m
30cmより遠くへは
誰も運んじゃくれない
ひとがうらやむほど
上手に飛べるわけじゃ ....
朝という朝をあつめて
緑という緑をあつめて
明日の君にプレゼントしたい
ひとつだけ
たくさん
あげるから
ひとつだけ
たくさん
たべてね
おねがいね。
ほれ、みえこみてみ、ちっこくてめんこいおててだ
祖母は私を母の名で呼んだ
どんなに人を忘れても
季節の意味は憶えている
拾いあげようとするその手も
祖母も
小さくて可愛い
紅葉で ....
駅のホームに
オクラがひとつ
おはなしは
あなたが考えて
(夜勤前に愛野駅にて)
あなたの笑顔に
キュッとなる
それは痛みを抑えた笑みだから
悲しみがまるで
今日の雨のように
あなたに降り注ぐ
私はあなたに傘を差し伸べるけど
あなたはその笑顔のままで首を振るね
だから私 ....
雲が、
秒速1センチくらいで、
流れる日。
ネッシーが、
でるぞ。
鉄の箱の天上に
はりつけられて
どこにも飛ばぬ
翼たち
(境港にて)
いつか、
その場所から
翔べたら
いいね。
遊園地から帰るときは
必要以上に淋しいものだ
また
いつでも
来られるから
さ
風 向 き が 変 わ っ て も ま だ 大 丈 夫
夕 暮 れ 電 線 あ た し は あ た し
とまってしまった観覧車はイルミネーション
風が二人の間を吹いた
ここの潮の香りは
かぎりなく偽物だ
小さな星のかけら
流れ星を探して
同じ空の下で
別々の
想いと
願いを
胸に
あなたと出掛けました
自慢のスカイラインに乗って
夜中の高速をとばして
あなたの故郷、裾野市に寄って
河津桜を見に行きました
桜はまだ
少ししか咲いていませんでしたね
手にとると壊れてしまう光の束
生命との共通点をさがそうとしたけれど
白いなにかに惑わされて
明日の朝
あの人はもういない
静かだけれど
確実に変化のある日
帰らなくちゃいけない
帰らなくちゃいけない
始発の鈍行列車に乗る
雲を持って
あっちのほうに行こうか
よければ君も
連れて行くけど
お祭りもなくなった
屋台は消えた
湖の畔の町は
静かになった
鳩が いっせいに 飛びたって
まっさらな 秋が やってきた
マロングラッセの やわらかな 日差しが
やさしく そよぐ
にんげんより すこしだけ
透きとおっ ....
雨の日には
誰かの心がおわる
かつて夏の日に
鳥がいなくなってしまった
残された鳥籠のヴィジョン
死滅した都市だけが
優しい思考を生きてゆく
びっくりするほどの
この
てんじょうのたかさ
もう少しやっていける
≪雲の上から見る夕日≫
かかっていた雲も女神の吐息で流れ去り、
赤色の残陽は、雲海を染めて沈んでいった。
沈んでも、明日の光を約束する夕日。その上に輝く月。
澄んだ空気を肺一杯 ....
あなたの涙が花弁に落ち、花は微かに揺れました
私の凍った心にも
その光景は焼け付いて
今はただ時折切なく痛むのです
月灯りの下
あなたと探した
宝石は今もなお
花弁を揺らし続けている
それは微かに微 ....
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