イメージのない世界で
イメージのないわたしが
イメージのない夢をみる
ここでは光だけが目ざめている
(世界の外で
おびただしい子供たちが
黒く笑う)
....
青い雪に優しく反射を
日が鈍く曲がり降ります
堅い 青い海の上に君は立つ
黒い 傘なんて持ちながら
おぼろ月夜にみる夢を
語るくちびるくれた人
色なき世界に沈みゆく
くちびるが探す静かな面影
別にいいんだよ
元々こうゆう目つきなんだから
言いたいことを言おうや
顔色なんて気にしないでさ
揺れて見えるのは
寒さで涙が出るから。
あと、
それを見て腐るんだろ? ちげぇねぇ
「どれだ、どれがあいつなんだ!こいつか!」
「ふっ、残像だ。」
そんな水槽。
「ねぇ」
「ん?」
「貴方のカプチーノに私を沈めて」
「あはは、何だよ」
「私がおさとうで、」
「うん」
「貴方は私が沈んだカプチーノをすすりながら 火を点けるの」
「めぐみ」
「なに ....
早起きの朝日さんはあがり症
おはようを言うだけで真っ赤です
今朝に至っては
カーテン越しの顔合わせという始末で
半ば取材拒否なのでした
夜の視覚的象徴が
満月じゃなくて三日月になったのは
多分
人が完全さを妬んだから
「ご」が不要
尖んがったヒールにキツイ煙草
それに真っ赤な爪とレモンリキュール
が あれば 尚可
ほぅら 夜毎 視線は鋭利に
特とご覧あれ
貴方にだけ従順な野良犬
月に一度の給料日なのです
たまには贅沢したって
いいじゃないですか
ちょっとの贅沢から
ささやかな幸せだって
見つかることでしょう
また頑張ろうと
気合いだって入るかも知れません
たまの贅沢くらい
....
僕は豚だけど君が好き
僕の遺伝子と 君の遺伝子を混ぜて
僕と君と一つになりたいんだこの壁を越えて。
燃える雲。
ゆっくりと火元はかすんで。
ねぇ 朝だよ 朝
うるさいなぁ 僕には関係無いだろ?
君が羨ましいよ
本当 心底ね
目前の硝子が
あまりに硬くて
飛び降りる事は諦めました
どこか誰かのおぼつかぬ記憶は
波の呼び声を恋しがるから
目覚めた記憶が旅をするなら
人知れぬ海岸線がいい
月光のヴィオロンが導きし遥か果て
懐かしい日本の風景が待っている
フライパンに割り入れる朝
お皿に乗せるそれは
ただの目玉焼きではないのです
風が
青の水たまりの上。
その先に居るのは
どなたですか
貴方ですか
あなた行きの切符
点滅する鼓動
お天道様も
お洒落な遊びが
お好きらしい
という先にない、
に君が口付けしている
明日ばかりをぼくはいらない
落ちてくれたら考える、
よ
夜に浮かぶ灯火
温かく見えるのは
闇に凍えてたから
だから部屋の明かりを消して
小さく光を照らして
温もりを確かめた
そこに有った手を
繋いでおいた
暗くて見えない表情
....
始発電車
公園のベンチ
知らない道
街のショーウィンドウ
君の姿を捜している
今日もちょっと
なかよしさんになれる
そんな気がする
互いに無関心
けれど本当は
今年も また
この 季節
彼方が
つかめそう
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