ミラノではスリに注意
テキサスではハリケーンに注意
ロンドンでは霧に注意
アルプスでは雪崩に注意
京都では猫に注意
沢山の中から
君だけの大切なもの
見つけられるかな?
今日の仕事は うさぎだった
陽気なピンクだ
道行く車にいっぱい手を振ったよ
振り返してくれる人は
みんな笑顔で
おいら、ちょっと
幸せを振りまいた気分。
....
かくれんぼするものこの指とまれ
結婚しよう
と君は言った
僕がコップを洗っているとき。
いいよ。
小さいお店に立ち寄った
こんにちは。
挨拶もそっと
秋のはじめのある日
川辺りを散歩していた風は
色とりどりに咲いている花を見つけました
‥なんて綺麗なんだろう
‥一緒に遊ばないか
風がそう言うと
花は恥ずかしそうに
コクリと ....
そんなに
見つめても
上げられる
物がありません
ごめんね
生きるために必要なものは、多すぎる。
死ぬために必要なものは、もっと多すぎる。
空港の滑走路でイルミネーションがともると
もうすぐ漁り火の時刻
海の滑走路が開くと
夢のチャーター便がやってくる
さみしいだけ。
都会の空気は臭いのに
みんな此処に住みたがる
「便利と便器は親戚か?」
呟く声はどこにある
灰色の真ん中
黒い点の
数ヶ所が
息苦しさと生きにくさとかの
溜め息漏らして
消えていく
明日の明 ....
君の夕暮れが。
さみしくありませんように。
ここにいるよ。
秋の匂いのする風は
夏毛にふわり優しくて
愛なんてものを
かたちにして
誰かに見せたい気分になる
さっき
薔薇の棘みたいに
剥がれ落ちた爪は
カナシミってやつと戦ったから
ゆらゆら尻尾が休憩 ....
世界中の平和を願っていた
だって皆が好きだから
でも
片思いだったんだ
世界中の人に嫌われているのに
片思いしてただけなんだ
世界中の誰かが
同じ平和を願うことを信じて
僕は詩を ....
「ふう、暑い」
小さい秋を
掴まえて
名残りの陽射しが
傾いていく
無色パレット掻き回す
意味も理屈も必要無い
空と雲を掻き回す
良い子のフリも今日で終わり
雲のデッサン
空のスケッチ
窓から色が広がって
もっと
もっと
自由な色に
空を染めて
いきましょ ....
これまで
神といった神を
信じるでもなく
疑うでもなく
言わばあまりに無関心で
ありました
けれどもし
許されるなら
病に臥す若き母親のために
祈りを捧げたいのです
....
人間って案外自由だし
案外強いし
綺麗ですね
あとは
気付くか 気付かないかだけですよ
それじゃ行きますね
透明な夕日が
沈む速度で赤方偏移
鎮魂の落日か
この国の落日か
ただあかく
遠ざかるほど
そう
遠ざかるほど
揺れる枝さき
ほころぶ花びら
きみ、想う
いつか
その日が
きますように
夜ごと
空をみつめては
十五夜をまつ
きみ、想う
いつか
月のあかりも
届きますように
※写真は萩です
7時15分56秒
最後の電車を見送って
線路の真ん中に
世界を二分するように立った
目をつぶると
私のいる所で全てが分かれて
私の価値観で世界が回る
全ての神が
私に許しを乞い
時間も ....
私の名前はRed Trick
とっても愉快な死神さ
君の些細な不安なんて
二秒たらずでブッ殺せるし
いつでも君の側にいる
だから私に話してよ
悩みなんて背負うには
君は小さ過ぎるだろ?
....
室外機 夏のプロペラ ぶんまわし 飛ぶんだいつか ビルのボルト引き抜いて
ごらん、
イルカが橋を飛び越えて行くよ。
あたしは
ただあなたの背中を見送る事しか、できなかった。 ....
あなたは
そこに
なにを
おもい
えがくのだろう
僕と君には、もう話すことが残っていない
空間が時間に取り残される
胞衣のように欲望は流れ下り
ひとつの種が絶滅し
林檎のように塊は喉に詰まり
アルベドは目に見えて降下し
永劫回帰のように関係が閉じる
....
嵐はつれて来た
雨や風
悲しみや空虚
そして、季節も動かして
ああ、人間は無力だ
西の空、月までが
埋火に
焦がされている
秋のはじめの
雨は優しく
しずかに
しずかに
色をさす
花かんむりの薄紅
手折るのを忘れ
肩にも雨は
優しく降りる
115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145
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