甲羅がぽかぽか
あったかい
小さくたって
確かなしあわせ
タイムの花が咲いてる
私の知らないうちに
がっかりしてても
しょんぼりしてても
同じように時は過ぎ
また花は咲くんだね
枯れちゃったのかな
なんて思いながら
それでも毎日
お水をあげてた
去年バーゲンで買った
小さな盆栽
生きてたんだね
赤い芽が可愛い
私の好きな
マツバウンラン
冷たい風に
揺れている
ちょっと寒いね
でも
春なんだよね
きょうは
少し
いやなことがあった
でも
君に会えたから
もう
平気になれる
近所の小さな公園で
いっぽんの桜を見つけた
去年のいまごろ
この場所の地名すら
知らずに生きてたの
縁あって、ここで生きる
貴女を知りました
今後とも
どうぞよろしくお願いします
世界はかように動揺する。自分はこの動揺を見ている。
けれどもそれに加わる事は出来ない。
自分と世界と、現実の世界は一つ平面に並んでおりながら、どこも接触していない。
そうして現実の世界は ....
あたし、目が悪いんだよ。
ホントに悪いんだよ。
なのに
君のことは一瞬で探せちゃうんだ。
自信あるよ。
現に世界の何億人のなかから、あなたに出会えたじゃない?
そして懐かしさというのは
何にも代えられず
見えない過去に怯えるよりも
今を愛したいと思うのに
どうかあたしを
過去ごと愛して
そんな願いは理不尽ですか
ダイコンの花がさいたよ
ニンジンもがんばれ
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した
―――私も連れていってよ
七月の始めのある日 それはいっせいに羽化する
風:※空気は地球の化石
蜉蝣は透き通る億千の淡いエメラルドのカーテンとなり うつろい漂う
48時間のいのち
ただ 次の世代のためだ ....
流れて。
落ちて。
滲んで。
消えて。
手を振って。
夜:
彼女のダイアモンドを散りばめた黒貂のドームは
光年の彼方より来たれる私の星屑を溶かし去った
夜は私を胸に抱きしめその炭素の黒を広げ
時を超え私の内なる縦糸を引き絞る
私に「 ....
灰色に塗り固められた
歩道の片隅
こんなにきれいな
スミレが咲いている
カチカチの地面の下には
温かな土があるんだね
春が来たねって
タンポポを眺めてるのかな
そう思ったとたん
君はタンポポを
踏んづけていった
今日は日がでて暖かいから
ちょっと小陰で隠れんぼ
そう 例えばワサビ入りのチョコレートみたく
甘いのに
どこかツン と
辛さを持って
マスター、ねぇ、このチョコレートには何が入っているの
甘く 辛く
甘すぎず 辛くない
辛すぎず 甘く ....
きみが
素肌になる音が
にくになると
ふれても
こわれない
きみは
きみは植物になるようだ
ゆびできみをなぞる
ぬれたり
とがったり
あわだったり
ちかくてとおくを
ふたりで ....
こんな風にしか育たなくてごめんね。
もっと、可愛らしい気の利いた子になればよかったのにね。
でも、こんなになっちゃったんだよ。
仕方ないよ。私にはもうどうにもできない。
ごめんなさい。
私は、
私の生き方が間違っているのでしょうか。
私の人格は、否定されるべきものなのでしょうか。
私に彼女を批判する権利があるのでしょうか。
産んでくれたことには感謝している、かもしれないけれど
わたしとあなたとは 違う人間です。
あたたかな午後の庭
小さな花のみなさんが
あぶくのような声をたてて
笑っているよ
ありがとね
ありがとね
きょうもしあわせ
ほかほかのお芋
冬のしあわせ
焦げてるところが
おいしいんだよ
まるで
音があるような
春の歌
生物が
水を発する
無生物が
それを含む
春だ
コンクリートの
甘い匂い
匂いとは
埃のようなものだ
テレビのうしろ辺りに溜まっている
埃のようなものだと
そんなものだと思って ....
時間です
そろそろ
帰りましょう
魔法がとける前に
バイバイ
自然階段
また
逢いに来ます
何で
そんなところから
のぞいているの
遊びたいなら
出ておいで
こんな道端に立つきれいなひと
ひとりぼっちで寂しくはないの
でもあなたは何も答えず
風にゆれながら笑っている
マンガ喫茶の塀の下
細かな花が咲いている
まるで銀河を見るようで
自転車とめて眺めてる
君は
一番だったのかな
それとも
二番だったのかな
みんなももうすぐ
咲きそうだよ
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