お酒に逃げる、
自分がわかる
「縁がなかった」
なんて都合のいい言葉
「昔の話だから」
なんて身勝手なその言葉
逃げてしまうの、
いまだけだから
もう一杯だけ、
お酒を飲もう!
まあるい背中が
少しだけ哀愁
清らかな
つぼみにむすめと
名を付ける
母の手をひく
二人のむすめ
*
残り香も
くれぬあなたの
着たシャツに
影を重ねて
子としての愛
*
滑り込む
指先に
目を奪われて
あなたに許す
花 ....
道端にひとりで咲いてた
君の名前をぼくは知らない
風車のような青い花
君から少し離れた草むらに
君と同じかたちした花たちが集まって咲いていた
どうして君だけそんな冷たい岩壁に
でもとても綺麗だ ....
種が風に乗って
そこに着地したことは
わかっているけど
私の頭の中には
君がうんしょこらしょと
木に登る姿が
浮かんでしまう
空には雲ひとつなく
パステルカラーが頭の上に広がる
だけど私は上を向かない
何故こんなにも心が影っているのだろうか
愛
恋
夢
希望
幸運
....
ねぇ
出来るならこうして永久に枯れずに
君の支えでありたい
水はいらない
視線をください
実家の庭の木蓮が
見たこともないくらい
見事に咲いている
今年の冬は暖かかったからだろうと
母が木蓮を見上げて言う
とても小さくなってしまった母と
高く咲き誇る木蓮
きょうはいいお ....
流れていくのは
時間と風景と私の思い
うんと遠くにあるものと
途切れることなく続いているものは
つかまえることが出来るんだね
もう10分も
おんなじポーズ
その亀さんの
まねをしてるの
どんなに待っても
動かないよ
その亀さんは
真っ青に
地塗りされた
大きなキャンバス
いく筋も
重なりあう
白いライン
ちょっと
黄色が欲しいかな
どこかに
忘れ去ろう、いっぺん。
口にしてみて、その虚しさに心臓を押さえた。
この花のなまえを
誰か教えてください
いま
ぼくの町では
いたるところで
この花が見受けられます
公園や
植え込みや
垣根や
アスファルトの隙間で
去年はそんなことはなくて
今年この花がいっぱいに ....
どんなに
いやなことが
あっても
きょう
という日は
もうおしまい
どんなに
楽しいことが
あっても
きょう
という日は
もうおしまい
あしたは
また
別のあした
....
夕日がくれた
虹色のプレゼント
古{ルビ=いにしえ}の
例{ルビ=ためし}にならい
花の下{ルビ=もと}
逝く魂よ
安らかに眠れ
雄大な景色を前に感じてしまうノスタルジー
誰でも感じてしまう哀愁
胸を締め付けられるような悲しみは
一時の喪失感を感じさせる
この感覚を忘れたとき
人は
大人になる ....
一号線沿いの道端に
束になって生えていた
いったん前を通り過ぎ
え?と思って後戻り
まだまだ青い小さな小判
なんだか少し豊かな気分
豚って
よく燃える
何処か 遠く で
唸る サ イ レ ン
闇 の 向こう
気配を 探る
僕の 意識
「余所見 しないで……」
ふわり
貴方 の
ぬくもり
頬 をかすめ
感じる 吐息
....
何も
何も ない
ただ 広がる
空を 見上げる
都会の喧騒を
歌 と いう名の
他人 の 世界で 打ち消しながら
貴方の いない
この 世界 に
僕は また ひとり
....
だって
考えることが同じだとは限らないでしょ?
誰もが同じ視点から世界を見てるわけじゃないんだ
あたしが存在したって良い
先生
それ池じゃないです
空なんです
蝶々がなかったから
トンボですけど
そういう問題じゃあ
ないですよね
からっぽの
「て」 と 「て」
さみしい
なんて いわないよ
いったら
ないちゃうもの
偽ることの
苦しさに
貴方は
気付いてくれますか?
いつも 微笑みを 絶やさず
そばにいるのは
偽りの 僕。
どうしたの
匂いかいでるの
ちがうよね
ああ
やっぱり
踏んでった
亀の前に道はない
亀の後ろに道はできる
あ〜あ
いい匂いでしょ
ハーブだよ
興味ないの
ないみたいだね
何か聞こえた気がして
自転車を止めた
少し低空飛行ぎみの
この頃の私
声をかけたのは君たち?
まっすぐに伸びていくね
まっさらな空にむかって
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