滑走路を見ていた
その先は海
青く小さな灯が
巨大を導く
旅人たちは
デッキに出て
期待と少しの不安と
このひとたちに
幸あれかしと
通り過ぎる風は
海の香りがした
長くて短い夏休み
「短い」と感じたのは きっと楽しかった なによりの証拠だ
夏休みの始まり 暑いから自販機で喉に潤いを与えようと無意識に提案
「10円足りない」
最悪だ…
そんな時 隣から突 ....
ふっとい木だと
思われてませんか
一応、人です
私は
甘いモノが好き
いくつでも食べられちゃう
あのひとの笑顔が好き
いくらでも見飽きない
でも
そんな風に笑ってないで
もう いいから
何もかも忘れて
抱きしめちゃって
ミンミン、シャララと
朝からセミの声
思いきり
深呼吸して
空を見上げて
ぽかりと浮かんだ
雲に手を振って
よし。
夏を迎える
準備ができた。
天気がいいから
あのひととふたり
散歩に出かけた
珈琲を飲もうよ、と
あのひとがいう
わたしも頷いて
ふたり喫茶店に入った
向かいあって
お茶するだけでもしあわせ
一 ....
私の手の中で、硝子の輝きが、踊る。
とがったとこに月明りを灯し、表面を虹色にして。
ただ、無心になり、月と硝子に、とらわれる。
輝きに恋をする。
月明りが消えるまで、硝子を。
恋心を。
何度 ....
なにもすることのない月曜日だから
なにもしなくてもいい月曜日だから
木陰のベンチでまどろんだ
静まり返った林は
小鳥たちの鳴き声しか聞こえず
風はそっとわたしを通り過ぎていき
こんなのは間違ってる ....
ほら
赤くなってきたでしょ
ぼくたち
ちっちゃいけれど
もう稚魚なんて
呼ばないで
愛しているよ
こっちを向いてよ
ほら見てよ
僕はこんなにきれいだよ
夢で逢いたいと願った/だけだった
薄暗い小路に狼はいない
木漏れ日の森に
明日は雷が降るから
煙草に灯を点けて歩いた
擦れ違う蝶の
乱れた花びらを焦がして
二度と繋がらない電 ....
夜の暗闇の中
街の灯は瞬いて
あのひとは
何をしているだろう
その疲れた身体を横たえて
それとも
誰かと笑いあって
好きです、
とも
慕っています、
とも
言えなかったひ ....
狭いところは私の秘密基地
あんたなんかには譲らないわ
ここは私専用なんだから
今宵
月はぬくぬくと満ち足りて
らすらぎの中で
空に身を横たえる
ひとは
その光に
祈りを捧げる
世界の平和?
明日の試験?
それとも
恋の願い?
月に祈りをかけて
人びとはそれぞれの夜を越える
あの頃
夏は飛沫だった
太陽の光も
プールの水しぶきも
弾けるサイダーも
無意味に思えるほど眩しく輝く飛沫だった
バスに乗って
あの頃に帰ろう
せめて
記憶を辿っ ....
思いもよらない
サプライズ。
緊張のあまり
無駄に料理を頼んでしまう。
「よく食べるね。」
って貴方がクスっと笑うから
夜景をそっちのけで必死で弁解。
そんな姿を楽しむ貴方に
焦って ....
遠く虹が見えた
それは
儚く夢のように
あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって
虹のたもとには
幸せがあるという
探しに行かなくても
ささやかな幸せは
たぶんこ ....
最終的に行き着く先は
やはり 過去なのか
途切れた雲に重ねるパズル
欠けたピースがいじらしいほどに
巡回を滞らせた
転んで泣いて
起き上がって笑って
当たり前に出来ていたことが
鈍さを増していく
....
なんでまた
そんな細い枝に
とまっているの
スリリングな生き方を
求めるタイプ?
耳を
すます
もうすぐ
聞こえてくる
夜へといざなう
音のない音楽
夕焼けに向かう
流れ星のように
私の知らない
遠くの空
セミの鳴き声がうるさくて
透明な風がふいて
初夏の香りがしていした
生きていれば
いいことがあるよって
そのうちきっと幸せになるよって
俯いて歩く帰り道
足元の青い花が揺れる
何の根拠があって
....
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
夜があけて
朝が来る
まるで
果てしのない
悪夢のように
けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて
1日が動き出す
例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
....
輝き続ける、この星々の上に。
煌めく星は、霞んで。
見えなくなっていく。
どんよりと どんよりと曇ってきました
雨を降らせたくとも降らせず じっと耐える雲
空は重く重くなっていきます
このまま滴を落とすことなく 暗い空が続いたら
喉が渇いてしまいますね
夕闇のなか
あのひとを恋しく想う気持ちまで
まぎれてしまった
夜のなかに
自分自身を
紹介する
コラージュを
作れと言われて
こんなもんを
作ってしもうた
好きなものも
欲しいものも
行きたいところも
貼ってない
なんか
みんなとは
違ってるけど
まあ ....
夏ですね、
そうですね、
何とはなしに
呟き合えることの
愛しさ。
わたしのなかに
空っぽがあるの
小さな空っぽがたくさんあって
どうやっても埋まらないの
まるでガラスの中の泡みたいに
でも
その泡が
わたしを彩ってるのかもしれない
こ ....
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