窓の外を見ると
宇宙だった

宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた



どうしようもなく
地球が恋しくなった



この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
記憶が
現在{ルビ=いま}を
浸食する

拭っても
消えない
まるで
コンクリートの
黒い染みのように

私は
記憶におびやかされ

日に日に増え続ける染みを
どうすること ....
雨の名残のしずくが
葉々から伝い落ちる

久しぶりの雨に
葉や花が
笑っているように
淡い光を受けて

やさしく
しずくを
滴らせている
勇気のないボクは
緩慢なる自殺を
繰り返す

1本、
また1本と。
秋色の冷たい風を伝い
夏を施してゆく


胸を締め付ける余韻を撫でるように
下へ下へと流れて消えた
涙を堪える癖は誰のためでもなく
移りゆく“時”に静寂を与えるため


咲いては散り
散っては咲いて
 ....
優しく、風に靡く。

美しい、羽根は。

生えなかった。

空を、切り裂く。

硬く、強く。

脆い羽根を付けて。

ごまかした。
古い
枯れた花を
乗り越えて

新しい花が咲く

次々と咲く花は
新しい輝きを帯びて

花よ
いのちよ

その
短き煌めきのときを
精一杯全うして
自分では
絶対着ない色だけど

好き

淡い淡い
恋心のような

透き通った透明や
闇より暗い漆黒
あたたかな黄色や
蘇る緑

世界は
彩りで溢れてる
暮れてゆく
過ぎてゆく

この一瞬

もう
取り戻せない
夏のあいだ
お世話になった
空色のパラソルとも

今日でしばらくお別れ

このパラソルの下で
誰かと笑ったり
ひそかに涙を零したり

けど

新しい季節が
もうすぐ来るのだも ....
切れ端
オレンジ

カーテンから半分の太陽
ゆっくりとぬるい水を飲む

翻って
絨毯は平行四辺形の窓を作る

風はくもり

今日を伸びる
今日も
閉ざすならもっと

痛いくらい頑なに

隙があるから

付け入れられるの


迫る影

怯える心

真実はあった?
今日もお月さまが昇って

あたりまえの毎日
ありふれた毎日

息を吸って
そして吐く

それが
生きてるってことなら

私も生きてる。
そらが、

とても広く見えた、とき。

あぁ、やっぱり。

このそらは、あの人のとこまで。

繋がってるんだなって。

ちょっと、希望が持てた。
そして

君が去っていく夢を見る

その思いは

永遠ですか



木陰からこっそりと見上げた夏は
誰に不満を言うこともなく

うらやましかったのは
その青さでした

雲を拾いたい
海を見上げたい
 ....
生きてても
亡くなってても

会いたいひとが
たくさんいる。

もう二度と
会えないひとばかりで。

会いたい気持ちを
持て余す。

持て余す。
約束をした、あなたのことを。

ずっと待ってました。

待ちくたびれて、

待ってる理由を忘れました。

繋ぐ指は、一つしかありませんでした。
魂は巡る

卵となり サナギとなり ときには翅を持ち宙を翔る

魂は巡る

雲となり 雨となり ときには海となり地球を覆う


魂は巡る

塵となり 空気となり ときには星となり万物を照らす


魂は ....
昨日青かったトマトの実が
今朝は真っ赤な食べごろで
それは甘くておいしくて
そんなとき心にうかぶ「ありがとう」
この「ありがとう」の中に
神様がいるのですよ
肉球は
ピンクのほうが
かわいいけど

(仕方ないよね
黒ネコだもん)
人を殺すことを考えても良いけど。

感動させられることも出来るんだから。
冷たくなっていく肌を

指先で縫ってみた

どれだけ刹那に微睡もうとも

過ぎ行くものを変えられはしない


せめて

残暑漂うこの空が朽ちるまで

傍においてくれないか


邪魔はしないから…


 ....
怖い
高いところは怖い
周りが、どんどん小さくなっていくのが怖い
いつか、落ちる時が怖い
このまま宇宙の果てまで
上り続けることが
できたらいいのに

空は優しそう
なのに
私を抱 ....
まっすぐと背筋をのばしている黄色い花が

明るくて前向きな君にそっくりだと気づいてから

ますます君を誇らしく

そしていとしく感じるのです
猫といっしょに寝っ転がると
ちょっぴり幸せになる
いやもう
わかったから

君のダンスは
なかなかのもんです

わかったから
もう寝なさい
買い物帰り
いつものスーパーの
駐車場

自転車を止めて
見上げた空

ああ
あの雲の上に

きっと
神様がおられる
線香の
香りだけで
静かに狂乱する
セルシン呑んでも
こころが痛い

蝋燭はこんなにもきれいなのに
お盆のお墓は
どこもきれいだ

隅々まで洗われた墓石は
水を浴びてきらきらと
新しくい花たちは生き生きと

風で消えないよう
守られた蝋燭
絶え間なく供えられるお線香

そんなときだけ
今はもういない ....
その色鮮やかな蝶は
夏日に照らされ
美しいまま
けれど
完全に死んでいた

きっと
生きている時は
甘い甘い蜜を吸い
葉影で雨をしのぎ
やわらかい草の上を自在に飛び回り

夜は木にとまって休んだのかも ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
宇宙船小原あき17*07/8/23 22:07
浸食風音107/8/23 12:43
しずく2*07/8/23 12:04
そして1*07/8/22 22:02
線香花火見崎 光5*07/8/22 20:03
想撮空間「羽根。」[group]狠志307/8/22 19:47
煌めき風音1*07/8/22 11:48
色彩2*07/8/21 19:59
刻々とweed &...007/8/21 17:42
パラソル風音1*07/8/21 11:48
めのめ[group]ふく2*07/8/21 10:38
瑠音007/8/21 10:35
月が昇る風音1*07/8/20 19:57
空色天井。狠志407/8/20 18:38
そして瑠音207/8/20 13:37
別離風音3*07/8/20 8:23
ゆびきり。狠志307/8/20 2:03
魂は巡る[group]北大路京介4*07/8/19 4:17
トマトと神様a/t207/8/19 1:33
ぷにぷに風音1*07/8/18 22:19
かやく。狠志307/8/18 21:13
そふと見崎 光1*07/8/18 18:56
プレッシャー壺内モモ子3*07/8/18 16:44
黄色い花a/t007/8/18 12:44
ちょっぴり幸せOLGA1*07/8/18 11:45
踊る亀緒君weed &...2*07/8/17 23:01
神様の空2*07/8/17 22:56
線香風音1*07/8/17 20:50
墓石2*07/8/17 20:49
美しき死1*07/8/15 16:50

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