みちたりてゆくいたみの海にしゃりしゃりと緑のようなきみを齧るよ
ふりだしたゆきにとまどうゆうぐれはゆびさきがあいたいとさわぐよ
{ルビAlligator Refrigerator Alligator Refrigerator Alli・・・ =ワニが棲む冷蔵庫を呑むワニが棲む冷蔵庫を呑むワニが棲む冷…}
お月見て うさぎに恋し 猫は鳴く
にゃあにゃあ僕も 餅つきたいにゃあ
ねぇねぇと
意識を揺さぶる ひつじたち
ねぇねぇそろそろ 寝かせてほしい
ゆ ....
地球の皆オラに力を分けてくれ!
マジ頼みます
マジ頼みます
・
もしもしも
子も指も視も死も
あなたから
夢残月に
心は乾く
・
清廉でもなく
....
眠れない夜に読経が聞こえない和尚も坊主もくんずほぐれつ
あしたから猫になるから恥ずかしい名前をつけて呼んでもいいよ
泳ぐ魚 無意味と知りつつ死ぬ君の欠片が♂の形をしてる
....
戒律
日曜の教会の君の白い指若い和尚の無駄なき仕草
口移しそうっとくれたマシュマロは口に出してはいけない祈り
まっすぐな背中や胸を這い回る無意味な戒律汝犯せよ
....
軽く舞う三十一文字に気をとられ{ルビ聖域=サンクチュアリ}に右足首が
罰としてまめ電球があるだけの三角錐に閉じ込められる
指先に向こう永遠血は流れ 終わることなきダイイングメッセージ
心欠く身こそ沈めよ秋の海日をも沈めるあわれ秋の夜
小さな人が困った顔をしていた、きっと困っていたと思う
ケチャップでしょうかマヨネーズでしょうか幸せにいつも足りないのは
君と手を繋ぎ星空を眺めていた一面のペンギン畑
自転 ....
如月や黒いソファーに横たわるあなたの影も微笑んでいる
ゆく船のゆくえわからぬまま岸でぼくらが録音されていた夏
ケイタイを缶コーヒーのように振るきみはまだまだ宇宙に鳴れる
....
君の部屋帰ってきたかとノックするアクセスエラーに凍った心
いつの間に居なくなるのは辞めてねきっと吾は狂ってしまう
繰返し忘れないため聞き返す数秒だけの君の留守電
も ....
・我が心 春の芽吹きを望みつつ 冬の寒さに身を凍らせる
・13時 街角で待つ 雨の日は視界煙りて 薄ぼんやりと
・残像に 去りし君の姿見て ただ涙する 秋の木漏れ日
・あなたへと ....
こんなにも狭かったのか 幼き日 年月戻して吾は佇む
真っ白なキャンバスの上に描いてた未来予想図鮮やかすぎた
この場所で始まり別れるいつも居た君は明日から共有できない
....
いつだってあなたのことを思ってる 寝ているときも起きてるときも
うにゃららと短歌の種を植え付ける煙草を買ったレシートの裏
ぽこぽこと咲いた短歌を貼り付ける過ぎ去った日のカレンダーの裏
短歌って素晴らしいかも!凄いかも♪金もかからず金になりもせず
日記帳に落とした柿の種挟み僕は昔を思い出します
*
昭和51年の春に生まれた息子を父が将軍と呼ぶ
将軍閣下御年2歳牛乳を飲まないわりにグラタンが好き
....
停電の夜はとっても不安ですあなたが消えるわけじゃないのに
そのうちに死ぬ死ぬ死ぬと言いながら図太く長く生き遅れたい
長々と駅まで長き連絡道足早に行く自己嫌悪の日
ささって居る半分だけアダプタが危険な思想が萌える予感
バイト先で悟ったんだ「物を綺麗に洗わぬ国、中国」
罪無くともツーツーツーと甲高く語らぬ友よ語るは無駄か
飛び下りて鮮血の中
そ ....
カチカチとウィンカー鳴る道端で 君につながる時を待つ夜
空は青く きっと僕は幸せだった
この想いの名を 知らなかった頃
如月や冷たき風と春の日がせめぎ合いする時の過ぎ行く
雪包む黒き小枝のその中に拳の如き蕾生きづく
日陰では寒い冬が続くけど日向に出れば春が包むよ
梅が咲き鶯歌う早春の喜びの時すぐそこに ....
凍てついた
道端に咲く
一輪の
花びら見つめ
「もう少しだよ」
君の事
迎えに行くとき
”満点”な
ボクになりたい
心躍らす
目を閉じて思い浮べる風景は 夏の川辺と冬の吹雪と
会いたくて
ただ会いたくて
夜の底
雨降るそこで
声をからして
あなたはね嘘をつくのが上手よね
ホントはみんな騙されてるフリ
『どうしても』『今日だけだから』と君は言ったね
たぶん明日もおんなじセリフ
『ごめんね』と言われることがなにより辛い
お ....
{ルビ長閑=のどか}なりあくび交じりに標的を定めてボタン押す米軍兵 (詠題「あくび」)
この街は棲み辛かろう臆病なウサギおいでよ手の鳴るほうに (詠題「臆病」)
殺意とは注射器の筒に紛れた ....
目が眩む腕が痺れる脚がつる手がかじかんで泣きそうになる
眼前に立ちはだかりし過去の影泣く泣く首をぞオーバーヘッドシュート
(国語教科書『敦盛の最期』より)
打ち崩す像が消えるまで突き ....
無理をして煙草をすつてむせてゐる不良少女の涙は?し
先輩が先輩の先輩と住む部屋の隅つこで膝抱へてゐたり
頰骨に沿つて濃い目のチーク入れアイシャドーは?、特攻少女
ラメ入 ....
魔法陣描く事なく出会いたる小悪魔に恋 ミントの香り
柔らかな色の空気が流れてる。サーキュレーターお前グッジョブ!
「この音を聞いてるとあたしほあほあと、この世の者ではない気がするの」
....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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