ささって居る半分だけアダプタが危険な思想が萌える予感
バイト先で悟ったんだ「物を綺麗に洗わぬ国、中国」
罪無くともツーツーツーと甲高く語らぬ友よ語るは無駄か
飛び下りて鮮血の中
そ ....
カチカチとウィンカー鳴る道端で 君につながる時を待つ夜
空は青く きっと僕は幸せだった
この想いの名を 知らなかった頃
如月や冷たき風と春の日がせめぎ合いする時の過ぎ行く
雪包む黒き小枝のその中に拳の如き蕾生きづく
日陰では寒い冬が続くけど日向に出れば春が包むよ
梅が咲き鶯歌う早春の喜びの時すぐそこに ....
凍てついた
道端に咲く
一輪の
花びら見つめ
「もう少しだよ」
君の事
迎えに行くとき
”満点”な
ボクになりたい
心躍らす
目を閉じて思い浮べる風景は 夏の川辺と冬の吹雪と
会いたくて
ただ会いたくて
夜の底
雨降るそこで
声をからして
あなたはね嘘をつくのが上手よね
ホントはみんな騙されてるフリ
『どうしても』『今日だけだから』と君は言ったね
たぶん明日もおんなじセリフ
『ごめんね』と言われることがなにより辛い
お ....
{ルビ長閑=のどか}なりあくび交じりに標的を定めてボタン押す米軍兵 (詠題「あくび」)
この街は棲み辛かろう臆病なウサギおいでよ手の鳴るほうに (詠題「臆病」)
殺意とは注射器の筒に紛れた ....
目が眩む腕が痺れる脚がつる手がかじかんで泣きそうになる
眼前に立ちはだかりし過去の影泣く泣く首をぞオーバーヘッドシュート
(国語教科書『敦盛の最期』より)
打ち崩す像が消えるまで突き ....
無理をして煙草をすつてむせてゐる不良少女の涙は?し
先輩が先輩の先輩と住む部屋の隅つこで膝抱へてゐたり
頰骨に沿つて濃い目のチーク入れアイシャドーは?、特攻少女
ラメ入 ....
魔法陣描く事なく出会いたる小悪魔に恋 ミントの香り
柔らかな色の空気が流れてる。サーキュレーターお前グッジョブ!
「この音を聞いてるとあたしほあほあと、この世の者ではない気がするの」
....
十三の 私の願い 階段の
最期の一段 豚の背となれ
散る柳 時知る柳 喰む柳
流れにそむき さまよう柳
葉の蟻や
揺れて鈴蘭 死化粧
吐闇の風に ....
安らかに 眠りと溶ける 春の殻
青二才とは 墓穴掘る君
A SPRING EMPTY BODY MELTS IN PEACEFUL SLEEP
YOU'VE ACCEPTED YOURSEL ....
いつまでも君を抱きしめキスをする 抱き崩れてもキスをしている
思春期の頃の女の子は皆 腐った生ゴミの匂いがする
授業中廊下でひとりアラベスク 群れを離れた自由と孤独
夕刻の音楽室でピルエット オレンジ色の音符転がる
白カーテン 簡素 ....
もしぼくに普通の足があったなら低くてもいい山で死にたい
もしぼくが平和な国に生きてたらなぐられたって笑っていられる
もしぼくが平和な国に生きてたらたのしい本を読んで暮らすよ
....
美しい赤ん坊のこぶしには滅びの言葉握られていた
怖い雨、怖い光を浴びまくり僕らは汚い名前をもらう
眩しくて見えない僕らの遺伝子に刻み込まれる悲しい記憶
誓い合う幼い僕たち ....
地球抱く ひきしおみちしお しをあそぶ 母なる乙女 膨らむは胎
空裂けて 朝来たる浜 歌響く 乙女の足元 積みあがる吾子
眠る午後 島は予感に慄いて 赤い花の咲く 赤い花の散る
....
鳴り響くゴングが開く俺の目は何も見てないすべてがシロだ
殴られる俺を見れないそう言った妻の祈りがリングに上がる
正義など存在しない。わき腹に喰らう一撃 あぁ、わかったよ
お前にもバー ....
あとちょっとだけ好きでいる さよならを上手にいえたご褒美として
木の船を揺らすな無邪気に邪な者ども汲めぬ柄杓を渡す
同胞よ騒ぐな天のあれもまた汲めぬ柄杓だ海は終わらぬ
天水は恵みの雨でも海水を薄める毒ぞ海のものには
手繰られて深きものども深みから湧けよ鵜 ....
太陽は誰が奪った洪水のようにまばゆい詩歌たちいづこ?
ゆうえんち、どうぶつえんにすいぞくかんみんなほろびてしまえきみとか
ぼくはもう崩れてしまう塔の上きみの手首を紫にして
....
夕焼けが差し込むような窓を見る 背中に回るのは反則と思う
くちびるが声を発することをやめ ただ感触が伝わるだけの
指を組むようにあなたの腕を脚を 隙間なく組み近くへもっと
....
尾を巻いて逃げることすらできなけりゃそのままそこに寝てろ負け犬
まず一人リングに沈め駆け上がる テーマソングはもう決めてある
無意識だそこにお前が立ったからお前を殴る 夢など見ない
....
頭にも手にも胸にも眠りにも 君がまわって中毒症状
かじかんで走り出せない こんな日に限って君の声が聞きたい
毒りんご食んで死にたい 口付けで君が生かしてくれるというなら
酸素など ....
リンス・イン・シャンプーにする(一刻も早くあなたに抱きしめて欲しい) (詠題「シャンプー」)
「生きながらロックンロールに葬られ」
墨痕淋漓なる祖父の墓碑銘 (詠題「ロックンロール」)
....
鱗粉を撒く蝶々を姉が追い
便りもとうに絶え果てて、二月
珈琲の苦さも世界のおしまいも二月の書棚に封印されて
死してなほ国歌と定めし
{ルビ売女=ばいた}をば二月の空に弔う君が代
....
かたすみでねじれ階段きしむよう影の向こうにりんごがひとつ
ざらざらの砂の床にて白昼夢目覚めて部屋にはりんごがひとつ
マンションの五階の窓から落ちてきた青空に映えるりんごがひとつ
....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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