真夜中の夢は心を繋いでる 暁の夢 記憶の奥底




桜空君現れてキス 夢は魂を掴み想いはリーク




恋をした貴方は桜またね春続かないけれど切なさは{ルビ永遠=とわ}
 ....
便箋の字面に溶けた君の息 獣のかおり 熱っぽくって

和尚の目に浮世のひかり瞬く夜ナナナナナーナおれは彼女を

黒猫は媚薬を舐めてしなやかにふたりと海を飛び越えてゆく

「こんな事してあれ ....
駅蕎麦で向かいに立った君もまたこれからきっと戦うのですね

道で会う思い残さぬ君とでもしてる笑顔にたくましさもらう

音のない会社で煎れるコーヒーの豆の香りで朝は始まる

小さき ....
忘れたき痛みをなくすためにはそうボールを空へ投げると良いよ

死んでるの死んでるらしいつじつまをあうあわせると君はがんばる

雨みだれ彼見逃したるボールにはパンプキンパイつまっていそうだ

 ....
粒入りのオレンジジュース飲みながらもうやめようと思う煙草は


目を伏せて下唇を噛み締める航海はまだ始まったばかり


ハンガリー舞曲聴きつつ描く絵の少女はとわに止まったままで
 ....
人逝きて風呂場に残る水ゆるむ 石鹸ひとつ投げ入れてみる



玄関に変わらぬ夕の陽が伸びる 履かずにおいた草履の箱にも



あるじ居ぬ蛇口はぬるき水を吐く キッチンに廃棄待つ ....
リング色 シリンダーから 軽い声 忘れた物を 唄で見つける ドラゴンが海でサザエを踏んづけて火を吐くくらい調子が悪い

留守電に胸の痛みを訴えて2杯目のお茶布団にこぼす

休日の夜コーヒーと似た味の体外分泌 ざわついている

空っぽの部屋が寒くて ....
雪降りし頃に君は居なくなり桜舞う今もまだ帰らぬまま

高台に臨む丘から海を見る息することを止めてみようか

もういいかいまぁだだよもういいかいもういいよもういいよもういい

君意外に ....
桜散る 楊枝にさした羊羹をぷらぷらさせてベランダに春


弱さから生まれる強さを信じたら銀河鉄道追いかけて飛べ


美容院の鏡の濡れた世界にて髪と桜の競うように散る


高みから ....
温もりが恋しい夜は君の名を3回呼ぶと魔法がかかる

ゆびさきで思い出すのはやわらかい春の午後とか君のくちびる

ストロベリーみたいな憂鬱(隠してる)心そっと触れて欲しくて

目を閉じて夢の ....
 

 ほら、ごらん桜の季節をむかえ撃つ空へとあおがひろがっている

 待ちなよと雨は桜を冷やしてる散るだけなのに咲いてしまうの

 おはようと桜が咲いて現われるその感情の意味を知りたい
 ....
忘れない 忘れられない 忘れたい

幾度目の春を 迎えたのだろう
年下のきみと手つなぎ抱いたクスの木はまぼろしか 分校の夏


おとこ先生、おんな先生、と生徒は呼びけりわが{ルビ父母=ちちはは}を


寂しさを語るすべさえ知らぬまま宿直室で聴くヴィヴァル ....
取り込まれなかった洗濯物 母はどこかへ去りぬあのサンダルで

訪ねるは別れし母の助手席で行方知れずのしりとりの先

残された下着の匂い もう母は赤子抱えぬ立派な女
がらくた館で働くメイドの手帳には「明日はジャックの頭をいれる」


「人間の飼い方」というテキストをじっくりと読む講義内容


先生をやってる貴方の永遠の夏休みにピリオドを打つ ....
「いつか見た 景色のよう」と うそをつく
          桜の前には 恋の墓標を

願わくば 桜の下にて 恋、捨てる
          カケラも残すな 春の嵐に

祖母の眼に 桜 ....
美しき朝は私を切り取って 人影落とす一人のベッド

殺人をできるくらいに好きな人がいてすべての人が愛しい

雨は止み立ち直れよといわれても 涙ただれてまだ恋焦がる

朝の頭痛知っていながら ....
毒林檎 食んで死にたい 口付けで君が生かしてくれるというなら

十六を告げる鐘の音 くれるなら糸紡ぎ針と深い眠りを

美しい声もたゆたう髪も捨て 死ぬまで叫ぶ王子への恋
  薄き壁声ひそめるや我が城に珍客はきみ共同生活


  壁隔て他人の君と同棲中 されど“汝の隣人愛せよ”


  徒雲の凍てつく我が身憂ふのみ駅のホームに音もなし


 ワンルーム ....
たくさんの資料に埋もれて君に愛を告げた分室という部屋


僕の住む街を指でなぞれば指紋が乾く空のない地図帳


こけしを削って食事に入れ続けた、母は父に何の復讐


ひとことで言 ....
肩ひもがナイロンなんだとなぞられて まとわりついた背中の汗に


抱き合えばあなたのかたち胸が押され どちらの鼓動かわからなくなる


かぶさって唇奪う君を真似て 私も肉食動物となる

 ....
「寂しさ」の四文字に住む気まぐれな魔物に理性食われぬように

青色の電車に乗るか乗るまいか 別れをかけるブービートラップ

じんわりとしめる手のひら握るのは君じゃなくって自分の指先
ピアノのピノキの傍でいて
ゆるい手足を縛ってみて
つまらないことで泣くと
水のように冷たい水が地面を這う

暖かくはない
生ぬるいそれと
時を共に
彼と椅子を取り合う
しあわせは得体の知れない不純物
混ぜて飲み干すベトナムコーヒー
弱いから強いふりして前を行く振り返ったら戻れないから



堰き止めた涙のダムは優しさで壊れてしまうだから離れる



見えないと未来に怯え悩むのは明日が必ず来るという前提


 ....
まだ見えない見えてしまえば終わり
見えなければ終わり
どっちもたいして違いがなく
どっちをとっても終わりは終わり
カテドラル 傍で祈れる 横顔に みとれたる我 聖句を忘る

夕暮れて 耳に届くは {ルビ夕の鐘=アンジェラス} サンタマリアと 汝は唱えん

微笑みの下に澱める 汝の罪 分かちて負わん 我にも ....
君は君 僕は僕だと始めから 分かっていたさ だから求めた

邪魔なのは 二人を分かつ この肌と 抱き合う度に 溶ける夢みる

寄り添えば 分かち合えると思ってた 足されるだけの 僕らの孤独
高らかに目押しのできないふりをした私に和尚が近づいてくる

頭蓋骨からして大きめだって言うなら猫の腹をあてがってやる

涙目で「バスタブの縁に上ってたかどうか教えて」なんて無意味だ

そこ ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
夢 桜 幻十六夜106/4/1 6:50
【短歌祭参加作品】ナナナナたたたろろろ...6*06/3/31 23:02
きょうも戦うたにがわR306/3/31 20:01
タッチ-TOUCH-206/3/31 19:43
yuruiharu本木はじめ506/3/31 5:18
一日紫野106/3/29 8:18
足の先でなく当麻完二006/3/27 18:09
不調のわけをりっと(里都...006/3/26 22:40
春(2ヶ月)十六夜106/3/26 20:12
日常×幻想ミックスサンプリングたたたろろろ...4*06/3/25 1:17
春色の魔法ユメミ リル3*06/3/25 1:13
むかえ撃つ春たにがわR206/3/24 13:09
巡りゆくHonest...1*06/3/20 10:51
十四の夏はなびーる006/3/19 20:43
家出少女。杉田蝶子106/3/19 2:36
エロ美(あふれだす煮汁)ピッピ7*06/3/18 14:00
弥生の桜[group]逢坂桜4*06/3/17 23:05
孤独を生んで。杉田蝶子106/3/17 18:32
悲しき姫君。306/3/17 18:26
ワンルームウィークリー・マンションフユキヱリカ2*06/3/16 2:01
空のない地図帳バカ男806/3/15 19:10
薄闇にuminek...4*06/3/14 7:37
孤独への旅。杉田蝶子106/3/13 23:54
_当麻完二006/3/13 19:43
ベトナムコーヒーはなびーる2*06/3/12 16:47
「耳をすませば」十六夜606/3/11 2:29
_当麻完二006/3/10 19:09
ステラマリスキリヱ3*06/3/10 1:16
僕らの孤独706/3/9 6:40
【短歌祭参加作品】教えて、エロい人合耕406/3/8 19:50

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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