ダリの絵を
見たその日から僕の絵は

ダリによく似た
歪んだ時計
途方無しどうしようも無し人の空電飾のムラ今旅立ったなら

離れるな風が強い抱きしめる土手を走る風の先何もないから

ばらばらになるばらばらに走りゆくぼくらの帰る概念の家
岩風呂の岩に置きたる携帯の緑の素子の点りたりけり バナナを 全部食べる 「おやすみ」と告げるあなたのその腕で翼休める鳥になりたい

にぎやかにさえずるだけが能じゃない 歌えないのは恥ずかしいから

ああいっそあなたがさらってくれたなら籠でさえずる小鳥になれる

 ....
  {引用= 雨上がりの深夜、日田へ向けて車を走らせると、筑紫野市の街中に、ひときわそびえるように、真面目くさった字面の病院名を記したネオンサインがぼんやり灯っていた。生きる意欲をそがれるような光だっ .... 遅すぎた蝕む闇に気が付かずココロはいつしか身体を襲う



息をするただそれだけを忘れれば永遠都市に行けるでしょうか
{ルビ紅葉=くれは}散る田舎の家の軒先は夕焼け色を纏ったカーテン


ばあちゃんが甘くなぁれと魔法かけ吊るった柿はほっぺが落ちた


寒いから嫌いという子に干し柿を冬だからこそ良い事も ....
この辺で降ろしてください今日からはハチマキ締めたり卵を茹でたり



雷鳴とドライアイスと汽車ポッポ抹茶アイスはひとまず置いとけ



平成と昭和の境に生まれてからは二位とビリとを行っ ....
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ....
「憂国」
(次は右、今度は来てね約束よ)宛てなき知らせ流れて割れる


「橙火」
オレンジを投げつけ投げ捨て部屋の中 炎で胎を焼き尽くせたら


「岸」
春彼岸 何かを背負い行く乙女 ....
目覚めれば人差し指が動きだしどうにもならんと膝に書きけり 水戸黄門の印籠がミトコンドリアになった、と昼のニュースで


これがミトコンドリアです、と書いた近く日直の僕の名がある


明日からあなたが使うベッドを夜中に一人で組み立てている
 ....
糸島の{ルビ芥屋=けや}の浜辺の浜砂鉄君が素足の白き色映ゆ 君という風をはらんで海原へ進む大きな船になりたい

わたしという風をはらんで海原を進むあなたの船がみたいの
隆没をたゆたわせれば僕らいつか仲良し一緒になれるかも、ってね



セックスの後に知ったのは涙って舐めるとしょっぱいんだってこと



いつも降るわけじゃないから雨なんて絵になるのにね ....
ひややかな雨ふる浜の静かなりとはいえ波のひとつ打ちける 枯れ葉舞い狂う別れを哭かない人たちの辺り

星空の全てが皮肉ふるさとの祭囃子の音多くして

赤信号 涙の滲む場所にいて 揺れ続けている増え続けている

酔いどれて貪る煙草の犬の味業の深い小 ....
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
花を売る乙女は夜に何を見る 裏路地の隅に椿ひとつ咲く


造花売る乙女が蝶を飲み込んだ 偽花に隠れ口元拭う


蔓草で乙女三人手を繋ぎ四回回るとほらバターになる


鬻ぐ女ら ....
ぐうぜんがぐうぜんそこに立っていて「ぐうぜんだね」ときみは笑った


演技さえ出来ない、今日は。(嘘だけど)(どこから嘘かは言わないけれど)

しゅうまつを待つなんてことしないわよ。うちらが ....
富士がみえ大島がみえ茅ヶ崎の空は冷たく風が真っ青 さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と ....
風吹いて物音すれば日暮れなり身近な人の誰もあらねば 藤沢のビジネスホテルに泊まりけり明りを消せばのぞき穴ひとつ 白黒の無声映画がきりきりと巻き戻されて冬が始まる


泣き方が子供みたいだ やわらかい頬に吹きつけられるあわゆき


バイエルの何番だっけゆうぐれに似合うつたないものばかり降る


 ....
霧もやにまかれて朝は訪れる(エンドロールもオチもない夢)


>>ダィァリーつけてるんだぁ(絵文字)ね,見たぃ!?(絵文字)大事な項は山羊にあげましょ(絵文字)(絵文字)

 ....
いつの日の窓辺に聞いたとおい歌
    盗んで消えるおもいでの耳


汽笛すぎ残されゆくは草鉄路
    待つだけの駅呼ぶだけの風


なぐさめを知るか口笛おおぞらに
    心を放 ....
言葉はすでに既製品コンドームに「ことば。」と書いて「かれ、」に被せる。
コンドームはしゃべりはじめるべらべらとしゃべくりはじめるのでうるさい。





 ....
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。


雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭


家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る


ノック ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
_キー坊106/11/29 16:47
概念の家肉食のすずめ2*06/11/29 16:01
携帯電話A-29006/11/29 11:19
無題馬野ミキ306/11/28 2:10
I wish I were a bird!〜鳥になりたい五七 ...AKINON...206/11/28 0:47
ネオンA-29306/11/27 17:54
十六夜106/11/27 0:30
太陽のカーテン3*06/11/25 11:56
とめだがすふめぢ加藤泰清006/11/24 19:19
押入の夕闇[group]石瀬琳々17*06/11/24 15:03
ミゼット(11〜16)ミゼット3*06/11/23 22:51
人差し指A-29106/11/23 21:35
ミトコンドリア系たもつ9*06/11/23 12:30
ある夏A-29106/11/23 11:10
Bon Voyage(よい旅を)!〜ふたりいっしょに五七五AKINON...206/11/22 20:57
S[E/H]I  (生死)ピッピ706/11/22 17:33
波音A-29106/11/21 11:39
増える夜肉食のすずめ3*06/11/19 13:59
君と見ていたたもつ1806/11/18 16:42
ミゼット3*06/11/17 22:11
しがりがりんたたたろろろ...6*06/11/15 22:51
茅ヶ崎A-291*06/11/15 3:05
sayonara.comたもつ2406/11/13 23:00
十一月十三日A-29206/11/13 18:58
十一月十日006/11/13 14:44
スノーラインソマリ2006/11/12 21:47
喧騒スクランブル交差点たたたろろろ...8*06/11/10 20:04
とおい歌[group]石瀬琳々18*06/11/10 14:34
「 ばとことびそあ。 」PULL.8*06/11/10 6:48
最終バスたもつ1906/11/9 23:15

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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