雪どけに 我見つけんと 友往きて
背中押す我 未だ雪中
永久にひとりだったら孤独でもないし傷付くこともないよね
本当の孤独が欲しい休日を愛に似ている友が邪魔する
自己否定以外行き場のないふりを続けられなくなれば死ぬかも
青りん ....
冬やただひねもす悲しみ狩り行かむ犬のなくのをしずめぬばかりに
はしたなく言ふりまいて恥を知る夕日もまれて赤きかな顔
こんばんわこんやの雨には注意して甘くべたつくピーナッツバター
....
{引用=
伝えたいことがないけど帰らない 歌う自由が僕にあるから}
ギロチンが雨の代わりに降る夜に野外ライブは実施されない
陽の当たる時間短いこの国はかいわれ大根生えたス ....
少し前排水溝がよく詰まった 僕はスポーツ刈りのままだが
鏡には写ることない人物の赤い歯ブラシが鏡の横に
真っ暗な冷凍庫にはあなただけ食べてたコーンスローだけ残る
ソフ ....
灰皿は
既に煙草の剣山を作り
恋しい人を待つ
この曲を聴いてる時は思い出に浸ってるので君も邪魔です
伝えたいことを伝える旋律を奏でられたら言葉にできたら
メロディーがたゆたうヘッドフォンをつけ人波にのり ここ以外へと
....
友人の結婚式が友引で 次は俺かとおののいている
友人の結婚式が友引で 次は私とたくらんでいる
(十人十) 色々と謝り尻に敷かれてる あぁ幸せは十人十色
すごいなぁ お ....
カタカタと掲示板のごと裏返るこころ今日は欠航!
十円玉一つでときに目頭が熱くなるその発行年
君とするあてない約束までさえもこころをじんと暖かくする
選挙戦海の向こうの子供らの運命握るネクタイの色
絶望も希望もぜんぶ受け入れて爆発しながら鼓動する国
武器を売るために育てたフセインを育ちすぎたと殺すアメリカ
テロよりも犠牲者増えた戦 ....
ささくれをさーってやって雲よりもほんわりしてるつもりでいるの
さいはてに天使の声であいさつを崩れはじめはこころのおんど
スペースはちゃんと白ではありません もっとひろがれレモンのか ....
1.我求む 君の自由と
君の愛 君を狭めて 我を止どめて
2.夜明けまえ コートとブーツで
駆け出して また始まったよ 君を思う日
3.対話から すべて ....
デリートで明日を消しては描き直す
こんなはずじゃないこんなはずじゃない
二度バックスペース押しておとといの馬券を買ったのび太にやける
リターンでちゃんと区切りをつけなくちゃ ....
見知らねど行き着く場所はここにある
夢見て君を連れた北国
いつのまにか眠った僕の携帯に
隣の君から夕陽の小樽
真綿色の雪があまたの恋に染み
冷たい北の印 ....
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
束の間の夢心をよぎる
街角でつがいの鳥の歌を聞く
アナタナシデハ/アナタナシデモ
啼くな鳥涙ながすなうつむくな
唇かん ....
おそろいのストラップには思い出がありすぎおもい はずしたいのに
親指の先から愛を打ちこんであの親指の返信をまつ
10×5cmほどの携帯が鳴れば行けるさ 100km先も
....
あの日から何年経っても思い出す1月10日生まれの人を
始まった理由なんかがあったのか、実は未だに終わってないとか
隠れ家で待ち合わせして何をする訳でもなくまた携帯を見る
....
鼻ほじる フサフサである 君と目が合わない日々は鼻毛のせいか
東京の排ガスまみれを抜け出して君と鼻毛の伸びない国へ
鼻毛切る使命を果たしこれからは一生上目づかいされたい
....
あなたとわたしは
たまに日常を共有する関係
そして言葉の世界で
たまに交わる関係
わたしのこころを
あなたが描くとき
あなたの横顔に
わたしを見つける
ただ ....
「海をください」
衝動を燃やす手立てを海に聞く 冬の最中に血潮は熱く
「スピリタス」
屠殺の日 金が欲しいと振り下ろす きっと今日、今、君に会いたい
「光来る朝」
そのゆびが ....
今まさに超人的に快感をおこすセックスロボットが立つ
ドロイドが悦を与える快感を覚え世界は少子化となる
百年後政府は少子化対策にASIMOの造精機能を研究
手帳に記されていた歌
批評子
黒き髪妻は鏡を見入るなりわれは灯火に書を見つつ
見上ぐれば肥えた雀が並びけり春の弥生の散歩道
銭湯や男女子供の出入りして湯気の匂いのほのかにするも ....
テラスから見下ろす桟橋叫び声入り江を走る風の足あと
フワフワリズドンズルズル 君フワリ僕はズルズル bye-bye飛びな
プルルルル you gotta mail ピンポーン むせい映画は森閑として
僕たちの友の友の友の友の友が友なら世 ....
思い出と別れのせりふのせいだろう 汗腺と鼻涙腺の分泌は
耳下腺の分泌がとまり うまいこと言えないからこそ別れの言葉
目を閉じる 耐え切れなくて目を開ける
どちらにしてもあなた ....
以前詠んだ短歌200〜215からいくつか
追おうとも追いつけなかった美少女も今見てみれば線が太すぎ
(OB戦の折込み有)
幼顔思い起こさす微笑するいい男には先手必勝
(OB戦の折込み有 ....
以前詠んだ短歌105〜121からいくつか
七時半 いつもの電車の6両目 あの人がいる 今朝は快晴
十字路で君は左に曲がるからそれまで少しゆっくり歩こう
美しく可愛くなれと願う ....
以前詠んだ短歌1〜21の中からいくつか。
君と僕が手をつないだ日は雪だった 真っ赤な頬でふうっと溶けた
夕暮れに川原を歩く祖父と手を今つなぐなら二度と離さぬ
雨音が ....
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