「きんたま掻き毟って死んでまえ!。」
そんな罵りことばの恋もある。
縮み上がるのは恐いからじゃなく、
きみの手が冷たいから。
びんかん。
きんたま ....
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して
月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ....
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、
躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。
血管も骨も細胞も脳も眼球も、
....
左から朽ちてゆく空いいよいいよ抱いていてあげるからね
耳をふさぐ子供はとてもいとしいなだって目は見えちゃってるから
青いモルフォ蝶緑のモルフォ蝶茶色のモルフォ蝶 の標本
....
風呂そうじ趣味と思えば歌も出る午前一時の裸のブラシ
桧の葉焼けば激しき音立てて隠れ事などならぬほどなり
山眠る山の斜面の大欅山人達は素知らぬ顔よ
山陰の川の淵こそ淋しけれ雪降り出せばなおのことなり
頬づえをつきたい いっそ眠りたい できれば君のぬくもりの中で
「雪の音階」
舞う羽の静かな音こぼれるよう
手のひらの中で羽化した希望(のぞみ)
こんこんとこころに積もる雪の下
あなたが埋めた種が芽を出す
....
返歌として詠んだ短歌です。ですから、これらの歌自体に繋がりはないです^^;
意味はなく繋がれた手と知っている 奴と繋ぎたいとは知っている
好きすぎて抱かれて立てた爪をよ ....
さくさくと歌を産み出す蚕のごといつもと同じ歌草しるす
ビールが苦いジングルベルのなる店に聖書研究余念なし
冷たいビールが温かい気持ちにさせてくれるやるせない朝
午後四時の蜜を入れし珈 ....
階段を駆け上り見送る電車
吐く息白く間が悪いのだ
中央線を止めたポインセチアの鉢植え
プレゼントはとどかないまま
路線図を燃やすあなたの頬にたれた髪
雨ばかりふる雑踏 ....
手拍子で迎えましょうぞ散りいくさ恋にやぶれて淵になりたい
死にたいの死にたくないけど死にたいの死んだふりして腹式呼吸
あなたはねリネンにただよう海月なのわたしの四肢をあ ....
しあわせに触れたら次はふしあわせお手玉の唄うなじ香らせ
あやとりの糸たぐるうちたどりつくふたつの胸のはざまのひかり
遠くをば見つめることすらでき ....
THE YELLOW MONKEY/YOSHII LOVINSON
伊右衛門を一滴さえも残さずに飲み干すYOSHII LOVINSONの朝
真心ブラザース
真心を込めて飾らず赤裸々に ....
昼下がり 制服少女 横目見て
ちいさきいたみ よぎる冬かな
輝きが消えいりそうな気がしてる排気ガスにまみれた白銀世界で
どっきりを仕掛けられたら俺の目がどれほど犬かわかるだろうに
我輩はカスタードクリームであるが故、ねこのたまごにくるまれ眠 ....
敷きつめたシリカゲルへと身を投げてたまった涙を吸い込ませてる
夜の庭あたまの真上の三日月に私の心が引っかかってる
言語野の示すとおりに書きなぐり 殴るかわりに三行半を
言語野の示すとおりに書きつづけ 前腕内に嫌気呼吸を
言語野の示すとおりに書きつづり 文の終わりに I love you を ....
病み果ててストレッチャーに横たわりし吾に君が差しだしし優しき一言
携帯で山崎まさよし聞きながら家計簿つけるこんな夜中に
雪原の風たぐり舞う銀髪にあるはずもない笑みを見ていた
くりかえし光の行方追いつづけ雪の背骨を駆けてゆく子ら
道に棲む{ルビ静寂=しじま}に映る水の笑 ....
裏を結ふ道を行かしむ灯火は遠く離れし故郷に似て
数多ある吾が記録片の口をつく「頭貸してよ、戦争がしたい」
食堂に恋の歌を持ち込みて湯気にともなふたおやめをかし
....
控えめな神様が今おずおずと雲の上だけ空をピンクに
神様が空に描いた落書きを雲つきぬけていま見に行こう!
ノンストップエレベーターでキスをして呼吸を止めて10000フィートへ!
....
カスタマイズされたソリューションたよるとき僕の心はちりがみのおもさ
ぬくもりはきごうにもなれず五本の指は希望になれず沈黙
帯電する詩突き動かす声は形にしたときだけ信ぜず
二十四時間耳 ....
裏小道吐く息白く見上げれば黒画用紙に散るグラニュー糖
川上の天つ風岩砕き瞬きをすぐさま白き波血の気立ち
ひむがしの蜜蜂通ふ百合雄花白く泣く故甘き蜜出づ
烏子は来にけり去りにけりおはじきに足くじきつつと童の歌ふ
けぶり香の膜に ....
175cm少しやせぎみの男はよくいる あなたではない
158cmややぽっちゃりの女性はよくいる あなたではない
髪型が君と同じというだけで振り返ってた 俺ってバカだ
....
289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.6sec.