我が心食ろうてみれば塩味の目から零れてそっと檸檬を
不安定
大気の様子が不安定
あたしのコイも不安定
濁る世を
我が身をもって鎮めれば
いとも艶やかに
花は咲きけり
ラッキョウの香りくりやに満ち満ちて
入りくる夫子その度に言ふ
土用干しの梅の匂いに幼な日を
想い出させて母を恋いおり
明けやらぬ朝起き出てて吾がために
さわらび摘みしと君が給いぬ
....
じぶんだいすき言動のフ一致つつくきにもなれないスイッチ。
じぶんのきらいはひとに押し付け人格改造あきたらっぽい。
都合の悪いことは記憶の彼方 ....
『思』
損をする
誰かを思うこの気持ち
知らないままに大人になれば
『子』
育て方一つで変わる性格に
リセットボタンはあるはずがない
『師』
人として ....
せみのこえ
せかされてなく
ちごのこえ
せかされてだく
ははのあせのは
干し物をたためる時の充足を
胸に満たしめ一日が過ぎぬ
八十路まで あとわづかなり吾が側に
五才の犬が ひるねしている
梅雨空を狭めて広がるバショウの葉
微動だにせず風も無きらし
世に出るか知らぬ我が子の名を夢み
望み託すは卑しき頭脳
ヒグラシの声が
夕焼け空に木霊して
夜を誘う夏の宵
沈みゆく夕陽に
背を向け歩き出す
影法師を連れて
我が家へ
煌々と光る月を見れば
頬に伝う雫
何故か懐かし ....
花火ふる
夕に浴衣の
天女おる
うちわふるふる
きみの香くる
涼しげに
金魚を二匹
ぶら下げて
鼻緒が飾る
弾む足取り
君と食む
ブルーハワイの
かき氷
洒落た味 ....
おわりなど明確でなくて良いのです冷やし中華もはじまるばかり
それそうでそれていかない台風にきみへの思いかさねたりする
なにもかもぬぐいさるよな強い雨このままずっと夏でいいのに
都合よ ....
最上階の、最上階の夏には10000000年前の風と俺
まずはギターだ!それから天真爛漫に踊る妖精と、耳と
風の吹かない日だってあるだろうに、君はバタ足を、強く、あ、蝉、のように夏
....
伝書鳩 彼の窓辺へ 飛ばすより
むしろ私が 鳩になりたい
恋愛と いう合戦(たたかい)に 火がついた
のろしをあげろ このハートから
メールでは この吐息(ためいき)は 届かない
絵 ....
太陽に顔向け育つすくすくと私を抜かして伸びるでないぞ
落ち込んで下向く君の哀愁漂う姿に目を奪われた
君の名を忘れた人に出会ったら『地上の太陽』と教えよう
向日 ....
LOVESEXY(ラブセクシー)服を脱ぎ捨てさらけ出し音楽だけをその身にまとい
(LOVESEXY:album title)
恋人じゃないし友達でもないが君のためなら死んでもいいさ
( ....
生き方にレールは必要ありません。
好きに決めて進めばいいの。
だけどこれだけは約束してほしい。
責任取れる範囲で決めて。
あとはもう自由自在に突き進め!!!
まっ ....
近くにて花火の爆ぜる音のして
幼等の声 広がりてゆく
指染めて高菜をもめばよみがえる
故里の畠にゆるる菜の花
窓明けて寝ながらに見る夏の夜
高層ビルの窓に動く人影
夕立の前 ....
よるのそこ すいぎんにおぼれ キスをした
(どうか、あいしすぎませんように。)
草原に降り立つ迷子のくじら雲
海にも空にも居場所がなかった
青、 青、 青、
過呼吸のような信 ....
「ジャングルへようこそ」ここで跪くオマエが流す血を見ていたい
(WELCOME TO THE JUNGLE)
銃撃てぬ僕に冷たい黒雲が迫り「天国の扉(ヘブンズ・ドアー)」を叩く
(KNOCK ....
月一度 神のご加護を受けられぬ 命は吾の身体を流るる
雪面に生きた証を残すよう君の体に刻む愛印
新雪を犯して歩む足跡が黒く
続きて物語めく
人走る足音ひびく小夜床に
大寒と言う静けさかとも
蓑虫が瓦に下り風花に
吹かるるが見ゆ窓に寄るとき
胸のすく音させて割る うす氷
....
おはよう、とみんなすべてが溶けていく今日の暑さはそれぐらいです
ヒグラシが遠くで鳴ってる午後三時、アイスクリーム注意報出る
どの味にしようかなんて君が言い、ブルーハワイと言っ ....
兄弟海よ!妻は私を兄弟と呼ぶ、クリスチャンの習い
ウトウトと水割りの夢昼の夢波のごとくに打ち返す時
永平寺うちの叡山とよく似てる車で過ぎる夏の一日を
改札を くぐれば終わりの恋だけど
振り返らないイジワルなひと
日差し受け光を弾く水面から
顔出す幼子笑顔眩しく
硝子玉割れても
それは美しく
我を子供に戻した真昼
宝石も金も及ばぬきらきらの光の雫
君の頬へと
星降りの ....
ニャァニャァと 鳴く犬がいて メールした
ホントだってば ホンマやってば
不可思議と呼び捨てるにはまだ早い
猫の目うるる、美しいよる
いくすじも星をえがいてよるが降る
ふたつ並んで揺られあう尾に
滅びても興り続けた王国をたどり違える満月の ....
岸壁に打つ高波のごとくにて叫ぶ祈りの歌はひび割れ
午前零時途絶えた電波の端求め彷徨うこころ結べない糸
十八夜愛の定義も永遠の定義も知らねど今を生きたい
....
幾千の
輝きを持つ
星々よ
時代を越えて
みなを照らす
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