相手との距離をいちいち測ってるそんな定規、恋にはいらねえ


半目開け寝るクセ笑顔で指摘され治らなくてもいいかと午睡


完熟のすもも真っ赤なジャムにしておまえも染まれと唇にあてる

 ....
嘘つきはもとめるように口を開く、
だから石を入れて縫いつけた。




キスしたければ唇のように目をあけてぼくを受け入れて噛んで。




さあ泣 ....
クーラーの中より外の景色見る
動くものなく こげつく日照

病院の中は涼しく すがすがし
なれど病む人心如何にと
あかあかと美しすぎてお日様のその輪郭にただ弾かれている


もものかわはがしたゆびがぐにゅぐにゅであらったけれどもにおいきえない


歌いながらまるく溶けてく氷たち 透明なグラスにあふれな ....
サンダルの指さき焼いて終わる夏
    さわぐ波音遠くに聞いて


誰もいないパラソル揺れて砂浜に
    思い出さえも続くスナップ


飲み干したカルピスウォーター氷だけ
     ....
朝起きて君に一番におはようを言えた小さな夏の思い出 Seaside ROCKを耳に飲むビール
  梅酒ロックの君と乾杯

我が国は 情熱の国 ジパングさ
  炎天下でもロックンロール

ノリノリで跳ねているはず ウサギさん
  月に中継  ....
心地良い風が集まるオープンカー
  サザン・ビートで踏み込むペダル

ためらいを脱いだ渚の砂熱く
  波音のソロに浸すつまさき

ありふれた譜面は飛沫で狂わせて  ....
七色をくりやのサッシに散りばめて
夕陽は秋の入日を急ぐ

絵の具にてぬりしか如き文鳥の
若草色の胸毛がふるふ

喧噪の巷を逃れ花野ゆく
嵯峨の小径は露しとどなり

その名もて紫式 ....
天の川
地で仰ぎ見る我の血の
醜さを知る美しき夜
太陽に撃たれてしまった今日という夏が私を浄化していく

反乱の白い日傘を青に塗りわたしと空が同化する夏

「その花を頂きます」と来る予告、たぶん夏には盗まれている

風鈴の ....
だいじょうぶ
こわくないよ
だいじょうぶ
だってとなりに
あなたがいる
蒼空の下に熱風の日々続く類稀なる夏となりけり 濡れる町 晴れれば乾く 潔く 降らぬ街ほど じめじめと蒸す

並木道 水溜まり割る ハイヒール ムカつく奴に 投げ付けてやれ

ピアノへと もたれ掛かりて 懇願す 近付くフィーネ 終わりたくな ....
午後の手を夜にするもの流れ落ち月と灯の影ふちどる熱さ



羽のうた夜と火のうた見張るよに双子のはざまを埋める海鳥



のばされた指の遠さに星は消え波をつらぬく矢は燃え上 ....
黄緑のシャワーヘッドが零す種夏の日は暮れひまわりは宿る

変わってないつもりでいた三十年暑さ厭う還暦の夏

真夏日に心血注ぎ魂が抜けたついでに上高地まで
怪談をひとつも話すことなくて盆を迎える死者はいづこに

迎え火も送り火もなき軒先にちいさくあかく煙草の明かり

花火消えて火薬の匂ひ漂へるここは戦場明日は戦場

左手をなくさなかった砲兵が ....
書くことがないと書くなよ書き方がわからんのだと認めなさいよ

手癖足癖なくて七癖悪い癖癖毛と巻毛は違うよキミィ

掘り下げる気なんかないね彫り上げるつもりはあるよゲージュツ家だもん

語る ....
草市に うみほほづきを購いて
海の味する遠き幼日

朝ごとにくぐもり啼ける鳩の声
故里に啼く森を想えり

西陽射す路に日課の水をまく
秋めきし風に虹たてながら

白白と待宵月は行き来 ....
早咲きの花弁を見つめれば
何故か頬には滴一筋伝う

宙見上げれば瞬く星と包む闇
地球を巡る時を越え


和の調べ奏でる人の輪を見つめ
微笑を称え眠りへゆかむ
じゃぶじゃぶと
水音立てて 顔洗う
真夏の恋の
すっぴん勝負
 
お盆には
天より魂が還るという
亡き親友よ「おかえりなさい」
海岸線沿って定規で空を引く色鉛筆で画け得ぬ青




深く深い場所まで熱せられていくオーバーヒート前の打ち水




おしなべて心を乱す約束と雲の行方をだれも知らない

 ....
蚊をたたく
てのひらためらう
夕暮れ時
夕餉時までの
薄昏のとき
さらさらと
指の間からこぼれてく
砂は密かに熱を持ってた


(風があなたをさらってしまった)


足跡が
不機嫌そうにゆがんでく
波は静かに寄せては返す


(終わって ....
渚の端
 
砂焼く日など
 
追い抜いて
 
夏を駆け出す
 
洋髪乱す
俵万智
口説くつもりで
{ルビ三十一=みそひと}の
詩をしたためて
いったりきたり
 {ルビon Event=イベント}を起こすことなく流されて、スクリプトエラーのない日曜日

 ココロにもスキャンディスクをかける夏、修復不可とはわかっていても

 スコットのような弱さの君が ....
含まれてこその『わたし』で


一部ではなく

全てでもない


そんな存在(モノ)




真実の投影機でもあり

嘘の映写機でもある


そんな存在(モ ....
妻ときて歩きて語りなつかしき日溜りにくすむ 鞆の浦 よ

青春は消えにけり受験という灰色の時河原町とその付近

水まけば涼しき風の入りきて立秋よりも二日目の午後
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
鴇色ポッケ6+*07/8/19 2:16
「 溺れる魚はきみかもしれない。 」PULL.8*07/8/18 21:20
平成十九年八月十八日むさこ2*07/8/18 20:11
うつくしいくに汐見ハル307/8/18 18:40
さよならの砂[group]石瀬琳々8*07/8/18 13:42
小さな日記アイバ シュ...307/8/18 9:09
渚ロック らいぶれぽーと[group]北大路京介7*07/8/18 1:43
■共同作品■ 「Seaside ROCK」[group]Rin.10*07/8/17 22:57
55P 「短歌2」よりむさこ4*07/8/15 19:37
醜き血風音1*07/8/15 16:27
浄化していく夏たにがわR8*07/8/14 14:31
だいじょうぶあゆの ひよ...007/8/14 12:03
蒼空A-29007/8/14 1:07
雨風味[group]木屋 亞万4*07/8/13 23:48
はじまりと双子木立 悟707/8/13 22:48
晩夏ポッケ1*07/8/13 21:27
迎え火送り火佐々宝砂307/8/12 22:55
彫り上げろ!2*07/8/12 22:34
54P 「短歌2」よりむさこ12*07/8/12 20:02
cosmos秋桜2*07/8/12 19:23
素顔風音2*07/8/12 18:13
亡き友へ1*07/8/11 17:09
凪いでいく、夏の、望月 ゆき26*07/8/11 0:44
蚊をたたく風音1+*07/8/10 19:17
創書日和「砂」[group]ゆうと1*07/8/10 12:14
渚の端殿様が得る107/8/9 23:52
女流歌人に恋をして北大路京介6*07/8/9 22:56
スクリプトエラーのない休日たにがわR107/8/9 18:07
『し』~詩~秋桜4+*07/8/9 16:34
ある日ある時生田 稔3*07/8/9 15:44

Home 戻る 最新へ 次へ
270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 

【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.57sec.