「具体的な症状をおしえてくれますか?」 「彼があたしを苗字で呼ぶの」
腕枕ナチュラル導入委員会 寝返り30回 もう朝だし
振り向かせたいから 『か ....
白猫を倒しつ腹に顔うずめ息をかけしが足蹴にあひぬ
左目を飛ぶ小さな蝶は、私を影だと呼んだ。光は誰か。
漂いを続ける街灯の欠片は、いつもの空にただ沈んでる。
波打つのは私の足か ....
夜明駅過ぐればじきに夜明ダム鏡のごとき水面眺めつ日田を去りけり
しろい指と遊ぶ君のさらさらとした前髪に惚れた
届かぬと 知りて歌うも 痴れた事 取るに足らぬを 嘆けど虚し
罪と罰 好きの埋むるを 月もせず 頬の温けさ 指に残れり
綱渡る 道化持ちたる 傘ならば 雨の降る震 君の笑うか
君が為 ....
逃れんと 緩しを乞うに 兵の 踏み越ゆ骸 想うが如し
時として 矢刺しき人ぞ 道と化す 踊り疲れて 樹下に眠らん
標には 知らぬと刻め 墓の道 幾度契れど 糸も容易く
夢現 街灯のみ ....
必要か?
共感、理解
賛嘆の雨
夢を診る民
医師の真似事
(気に留める価値もない)
サーチライト君のまなざし射抜かれて
私の愛も浮かび来る海
夜海の波うち際に刻まれる
星のなまえを覚えてねむる
永遠の星を探してしずむ船
嵐の海に記憶も ....
狂おしく 金木犀の 香る夜
君との時を 抱きしめながら
愛おしく 切ない想い 溢れ出す
確かなものは 得られない侭
夜の淵
墜ちた「昨日」の
流した真紅
暁となり
闇を染めゆく
(朝)
高く高く
蝋の羽根など
掠りもせぬ
火に入ることすら
叶わぬ地虫
(昼。飛 ....
テーブルに永谷園のお吸いもの秋の日差しに湯気の立ちけり
言われたの 「惚れてるんだね」
認めるわ 如何しようもなく 馬鹿みたいにね
キスぐらいさせてくれても イイじゃない
ワガママぜんぶ きいてきたのに
悩むのは好きじゃないけど
昔からささいなことで悩んでしまう
秋過ぎてストーブ恋し
蕎麦屋にて コートほすてふ 雨の戸隠
辿りつかば 辿りつかばと吠えている
神に抱かれし君のもとへと
運動会天井低き雑貨屋のがらんとしたる店の中かな
霏々と降る、雨。黝いparanoia不協波紋よ咲かせ憂鬱
信号の点滅さえも響いてる月の爪痕冴え渡る夜
加速度をゆがんだ都会(まち)で確かめて スカイラインへ突き抜け ....
最期の日 同じ場所にて 待ち合わせ 違っていたのは 二人の気持ち
離れ行く 幾つもの星 瞬いて 時の重みに 戯言が出る
重い月 離して遣れば 浮かび行く 見るには絶えず 言葉を飲み干す
....
自転車の前に乗りたる幼な子が
大きく欠伸す 夕の街に
風吹けば木の鳴る音に幼子は
遊びをやめて空ふり仰ぐ
雪景色見ゆるようにと干物を
片寄せ午後のお茶のひととき
身辺を整理すと ....
考えずに
ただ漠然と
並べてみる
君の好きなもの 全部嫌いだった
誠実な嘘で騙してあげるから
死ぬまで一緒にいてくれないか
差し上げる
貴方の好きに したらいい
貪ったって 構わないから
新しい彼女できたら 目の前に
見せつけにくる
死ねばいいのに
命名す
瞬間生まれる
有相無相
有象無象へ
堕ちぬと誓え
「名」は「体」を
「体」は「心」を
現して
踏んで来た「道」
現す「心」
黒水晶
白の躯に
定 ....
愛愛愛愛愛してます愛してます愛愛してます愛しています
春兆す空を二つに分けるごと
飛行機雲は青き陽の中
入院の友に送られ外に出る
日照雨の空に冬の虹たつ
京都には冬が似合ふと初雪に
神戸の人は寒さも加ふる
子等達が どんぐり寄せて ....
哀愁を
助手席に乗せ Jazzを聴く
将軍塚へ
深夜ドライブ
大人とはいえどもひっつき虫まみれ可愛らしいと見惚れたりけり
鬱々とイギーポップとエロアニメはい私は狂っています
あんたには用はないよと言うけれど俺には何の用事も無かった
まず先にネギとニンニク弱火で炒めそっから先は勝手にやれや
本心から料 ....
1)
そのあとは
熱きシャワーを顔に受く
髪にまつはる潮の匂ひよ
(折角の日曜を磯釣で潰すなんてあのバカ男!許さない!)
2)
いざゆけよ
バージェス{ルビ頁 ....
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