ぶっ放せ オートマチック ガガンガン
極彩色の 俺の左目
確かなる音して机上にベコニヤの
花ガラ落つる物読むときに
賀茂川の段差の水も春めきて
吾が影長く 流れに写す
草伸びて 足にまとえる散歩路に
踏み行く処 つつじ咲きつぐ
雨 ....
真向ひし雪大文字に息呑みて
崇高なる美に心洗わる
鴎には雪が似合ふと久々の雪積む
景色川辺に立ちて
乙女子が幸せそうな顔をして
隣に座る夜の地下鉄
口紅をつける事なき此の日頃
....
透明だな。全部見えているはずの瞳で猫はわきすり抜けて
苔色の追憶をすくい雨風にさらします宣言の日は晴れ
青黒いふくらみ撫でる指が止む君の痛みに目をこらすため
今あるのはピ ....
アカ抜けた紫式部 連れ出して 都上空 歌詠みデート
あたたかな
はらから
あいのじかんから
さようなら
うまれたのです
行方不明の洗濯機が二番線のホームで脱水していた
振り返ると家電フロアーの主任が裏口でまだ手を振ってる
今日もレンジの平和を願う君が両手でものを温めている
「いつも利用する ....
いつだって 心奪われ
浅はかな こっちの期待
華麗に スルー
まず君の
誕生日だけ
試そうか
京都タワーを
アオく光らす
窓ガラス葡萄一房啄む鳥の風切り羽根がいやに華奢
あこがれを現実にする
十五の夜
早いね、人一倍
足早に
あっけない
良い国は波が攫ったあの砂が積もってできるどこか遠くに
クレパスで描いたお城に住んでいるあの日の私あのときの夢
ヒーローと悪役だけだと思ってた世の中全部白と黒だと
花の名も虫の名も全部 ....
蒼硝子 秋の風鈴 鳴りにけり
まだ 夏だよと 言いたげに 揺れ
捨ててきた夏のカードと引き換えに虹よりたしかなセヴンブリッジ
仮面の下で抜いた{ルビ剣=つるぎ}に嘲笑う君を刺すのもまた{ルビ運命=さだめ}かと
夢見よう手札はいつも風まかせ無 ....
廃屋でナイフの肌を重ね合う禁じられたあの遊びをしようよ
抱きとめた夜の重みに喘いでる君の肋骨君の肋骨
Tシャツを着替えるように毎日を無造作にいきて沢山失って
名前 ....
「デキちゃった」
寿命縮まる そのコトバ
「冗談」と笑う 女の魂胆
寄り添えば
寄り添うほどに
傷付けて
ヤマアラシの棘
ジレンマの愛
指先に
広がる熱に
息を呑む
荒ぶる鼓動
....
唇の渇きに季節の移ろいを
月も冷たし秋の額縁
そんな目で見つめないでさわりたいよ歩いてきたら固まっちゃうから
フサフサな毛並みがぬいぐるみみたい脈打つカラダ君は生きてる
あのビスケットの歌みたく増えてくスキップがたどたどしくて好き ....
焦点をぶれさせるため朝はある 指のすきまに宿る色彩
眠り明け 耳鳴り低く響くので 夢のはしから余白を殺す
むしられる前のつぼみに似たひとの、首をしずかに傾けるさま
唐突に遠さ ....
■「三銃士007」■
声をあげ まだ温かいリボルバー君がためならロシアンもやる
〜ダルタニアン〜
トリガーを引ききる時の痛みさえ分かたぬおまえの傷に刺すキス
....
六甲の夕映えはるか丘陵の伸びやかにして淋しきものと
こめかみの銃口我に味方せり引くも引かぬもその強さゆえ
撃鉄を起こす刹那の走馬灯 涙とともに溢るる思い
悲鳴とも歓喜の叫びとも聞こえたが俺は応える「闘え、この ....
ゆきやないさむくはないしあつくもない轟音のジェットいちおの平和
故郷たち叱られ和創る神々のいかり静かに血潮が騒ぐ
たからかに踊る琉球舞人は永遠を知り愛をおしえる
打つ巫女の挫恩のおと ....
音もなく見つめる先のその先は
不安隠した
群青の朝
我先に感じようとした死の世界
稚拙さ故の
苦しき夜明け
終われない私一人の物語
伝えきれない
不安のこだま
痛みゆえ我 ....
マックポテト頬張りながら好きなのって本気か嘘か試されている
君の趣味メロンソーダとオムライスそれは嗜好だとなぜか言えずに
立ち込める闇の向こうにも太陽が必ずあるって信じてた頃
ダイエ ....
何年も進展しない関係に区切りをつける別れの言葉
君の家まで延びている畦道は互いを繋ぐ赤い糸かな
京都駅
公開放送
弾き語り
802から
広がる響き
苦みあるチョコクロの秋
朝ごはん
京都タワーを見上げて喰らう
大好きな音楽家待つ艶女
オペラグ ....
八月の青草ひきずって 今宵も天使の寝小便ぽつり
坂道を避けて歩いた火曜昼 知らずにかいた汗拭われる
あの風に少し乾いた道をゆく 街眺る山の一つ目目指し
もんたのお顔にばってんつけて「みのみのもへじ、、」って…何やってんだろ。
「おいくつですか?。」お年頃マエストロあたり前田のデクレッシェンド… ....
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